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第一子に色覚異常は現れないのか
知り合いの看護婦さんが,「第一子には,色覚異常は現れないと教わりました。」と言うのです。 立派な?国立大学の医学部卒ですので,(ずいぶんと昔の卒業生のようでもありますが??)教授も何らかの根拠があって言っていることと思います。ぜひご教授下さい。
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- jun95
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たとえば、この言葉が意味を持つためには、ともかく、「第一子」を定義しないといけません。妊娠したものの流産した場合は、どうなのかという問題を考えるとき、第一子のみが、遺伝的な確率をまぬがれるとは考えにくいのです。 また、赤が識別できないというのが、信号機を見分けられないと言うことであるのなら、そういう人は極めて少ないです。そして、人種や民族により、色覚障害の態様が異なりますし、含まれる割合も異なります。
- jun95
- ベストアンサー率26% (519/1946)
1.医学部の中に看護学科があるところがありますから、国立大学だからよいというものでもないでしょう。 2.第一子というのが、はじめて産まれる子供という意味であるなら、このテーゼは正しくないと思います。現に、私は、第一子ですが、色覚障害があります。 3.この遺伝の仕組みや理屈は、すでに書かれているとおりです。
- bumin
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#3です 文中の最後のところ、 第一子ではなく第一世代でした
- bumin
- ベストアンサー率31% (219/686)
遺伝的な要因の色覚異常 X染色体上に存在する劣性因子によるもの として… 色覚異常を発生させる因子を持つ染色体をX’ 正常な染色体をXとします 1、XX:X’Y(父親が因子を持つ場合・発症) 産まれる子供は、 男の子:XY 女の子:XX’ 2、XX’:XY(母親が因子を持つ場合) 男の子:XYまたはX’Y・発症 女の子:XXまたはX’X 3、X’X’:XY(母親が2つ因子を持つ場合・発症) 男の子:X’Y・発症 女の子:X’X 4XX’:X’Y(両親とも因子を持つ場合1) 男の子:XYまたはX’Y・発症 女の子:XX’またはX’X’・発症 5X’X’:X’Y(全てのX染色体が因子を持つ場合) 男の子:X’Y・発症 女の子:X’X’・発症 上記のように、どちらか、或いは両方の親が色覚異常の因子を持っている場合、子供は男女それぞれ7通りの形で遺伝します この中で色覚異常が現れる(発症する)のは、 男の子は6/10の確率 女の子は3/10の確率です 必ずしも第一子で発症しないという事は言えません ちなみに、医学部…と書かれていますが、おそらく看護学部の間違いではないかと思います 看護学部で(場合によっては医学部でも)遺伝について詳しく教えられているとは限らないと思いますよ 強いて言えば… 母親が健常である場合、第1子には色覚異常は発現しませんから、これを誤って憶えてしまったのではないかと思います
男親が障害ありで女親に障害がなければ間違いじゃないです。(男親の異常Xは継代されません)また男親に障害がなく女親が障害ありでも、生まれたのが女の子なら間違いじゃない(女の子は父親由来のXももつので、男の子なら1/2で出ます。)けれど… 有名な赤緑色覚異常症はX染色体伴性劣勢遺伝の形式を取ります。 条件設定がないので色々考えると片親と考えても男の子なら条件次第で出ますので、書かれた言葉は純粋に判断すれば誤りです。条件をちゃんと設定すれば第一子ではなく『第一世代』つまり子供の世代では出ないことがあります。(第一子というのは長子の意味なのでこれはありえません) 仮に両親が同じ形式の異常を有すれば(第一(色覚異常)と第一(〃)とか第二(〃)と第二(〃)など)男女共に第一世代で必ず異常がでます。
お礼
第一子の女子には現れないと言うことらしいです。当然,夫は色覚異常で,妻は保因者か色覚異常と思われますが,ここでなぜ第一子が出てくるのか解りません。そんなことがあり得るのか知りたかったわけです。 私は,血友病のように致死遺伝でも関係しているのかとも考えましたが,それならいっそう変ですよね。やはりその教授の思い違いでしょうか。
- ADEMU
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色覚異常はX染色体に異常が見られる場合に起こります。 女性はXXですので片方が異常でも発病はしませんが、男性はXYですので発病します(発病という表現は不適切かもしれません)。ただ、女性の場合は保因者になります(異常の子どもを出産する可能性を持つということ)。 ただ、第1子に色覚異常が現れないということはないと思います。何か聞き間違えではないでしょうか。 因みに夫婦のうちどちらか色覚異常なのでしょうか? もし、旦那さんがそうであれば、第1子(に限らず)の女のこは異常はでないと思います。 参考URLの遺伝のはなしのをご覧下さい。
お礼
私は,生物が専門ですのでご指摘のような内容は理解しています。彼女(看護婦さん)の記憶も曖昧なのですが,確か第一子の女子には現れないと言うことらしいです。当然,夫は色覚異常で,妻は保因者か色覚異常と思われますが,ここでなぜ第一子が出てくるのか解りません。そんなことがあり得るのか知りたかったわけです。
補足
血液学の祖ランドシュタイナーという方をご存じでしょうか。おそらく昔の医学関係者は知っていることと思います。 その愛弟子の高名なあるドクターの率いる法医学教室は,当時世界でも通用するほどの研究内容を持った教室でした。当時の研究テーマは,血液型とその遺伝,ヒトの遺伝と親子鑑定等だったと思います。DNA分析が今日ほど進んでいませんでしたから,遺伝は重要だったのでしょう。 私も,彼の夏期集中講義に潜り込みまして,拝聴したことがあります。多くの講義を聴いてきましたが,それらの中で彼のそれは最も感銘を受けたものでした。 そのスタッフが,質問のようなことを言ったのですから,何か理由があってのことと思うわけです。 私は,おそらく,「統計的には・・・極めて少ない」等の言葉があったのではないかと思います。確かに第一色覚異常(潜在含む)同士,第二色覚異常同士の組み合わせは,確率的には低くなりますからね。 または,私の知らない何か医学的根拠があってのことかと思ったわけです。「男は,女に比べたら半数は色覚異常だ。(赤が識別できない)」という意味も,生物の教科書には載っていませんし,理論的には私は完全に理解していませんが,そのようなものかも知れないと思ったわけです。