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ガソリンエンジンの発明に使われた燃料は?
今のガソリンエンジンの先祖は1885年にドイツのダイムラーとベンツの両人によって別々に発明されたと聞きます。 この時に使われた燃料ですが、当然ガソリンですよね? となると、それ以前からガソリンという石油製品がこの社会に存在していたという事になるのでしょうね? で、それを燃焼させて動力を発する機械があのガソリンエンジンという事になると思います。 当時、ガソリンって主に何に使われていたのですか? 自動車でないとすれば、たとえば暖房とか照明とかが頭に浮かびますが、あんな引火点の低い危険な代物を日常生活に使っていたとは思えません。 それと関連するのですが、エジソンが白熱電球を発明したのが1879年です。 発明時に使われた電力ですが、研究所内の発電機で電力を確保したのかなと思う (当時は家庭に電力は供給されていないはず) のですが、この発電機もガソリンを燃焼させていたのでしょうか? ガソリンの歴史を教えて頂けないでしょうか?
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NO.2 です。ドイツからの資料はnet-serverさんの疑問に直接お答えするものではありませんでした。最初に二つ私からのコメントを付けます。 1.ガソリンはディーゼルに比べ火が付きやすいと一般に思われていますが、条件付きです。炎のあるところではガソリンの方が低い温度で点火します。 炎がないところでは、ディーゼルの方が低い温度で点火します。 2.ガソリンエンジンは電気火花で点火します。ディーゼルエンジンはシリンダー内空気の温度を上げて点火します。 以上を頭に置いて、送られてきたドイツ語長文の資料を読むと1890年代/1910年代の研究はディーゼル機関に原油、重質油、灯油、ガソリン、石炭タール、ベンゾールなどの液体燃料を使う研究が行われたとあります。気体燃料、固体燃料(微粉炭など)については触れられておりませんでした。私には知識がありませんが、中近東の石油は当時は注目されていなかったのでしょう。 面白いことに、対象となる燃料はアメリカ産、ロシア産などでアラブ産ではなかったようです。 1885年当時の話ではなかったので、ご満足はいただけないと思いますが、近近の内にこれ以上の情報が来るとは思えません。私なりにもう少し調べますが、この質問箱はこの辺で閉じられてもよいのではありませんか。
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- BASKETMM
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No.2 です。友人からの別情報です。 ダニエル・ヤーギンという石油の歴史の専門家が書き1991年に翻訳された「石油の世紀」と題する 上下2巻、総ページ数1300の本がNHKから出版されました。 詳しすぎるので読みにくいようですが、図書館にはありますので、石油産業の始りのところをつまみ読みにしてご覧なさい。 インターネットで調べたところ、国会図書館にも、都立図書館にもありました。質問者はどちらにお住まいか分かりませんが、ご近所でお調べ下さい。
- BASKETMM
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No.2 です。 ドイツのいくつかの関係部署に問い合わせました。最初の反応は、アウクスブルク市のディーゼル博物館でした。資料は郵送されるそうです。 今のところ、分かったのは、最初のディーゼルエンジンを1892年にルドルフ ディーゼルが運転しましたが、この時の燃料はペトロ-リアム/石油であったことです。但しこれはご質問のガソリンエンジンではありません。 と云うことで、もうしばらくお待ち下さい。
お礼
有難うございます。 大変、お手数をかけ申し訳ありません。 当時、ガソリンが何かに使用されていたのか、あるいは全て廃棄処分されていたのか、なかなか疑問が解消されません。 ご回答、お待ちしています。 宜しくお願いします。
1885年ならガソリンです。 1876年、ルノアール(石炭ガスエンジン)を元に4サイクルエンジンを開発。 1878年にガソリンエンジンを発明します。 ですので1885年はカールベンツ特許と三輪車を指していると思います。ダイムラーの物を改良しています。 石油の事ですが、灯油(明かり用)は1859年ですね。 クジラの油が高価になったので石油がアメリカで機械採掘/精製されてた使用元はランプ(灯油)が主だったと思います。 ですので直留ガソリン(軽質ナフサ)はゴミであったのです。 既に石炭ガスエンジンを開発しているのですから、 ここに目を付け、気体化(ガス化)させようと考えたのでしょう。 (ここが特に重要な発明です。)
お礼
有難うございました。 やはり当時、ガソリンは全て廃棄処分されていたのですね。 それに目をつけて新しいエンジンを開発したわけですか。
- BASKETMM
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この問に答えられる資料に心当たりがあります。 少し調べますので、10日ほど時間をいただけますか。 (答えが集まってもこの質問を閉じないでおいて下さい。)
お礼
有難うございます。 お手数をかけ申し訳ありません。 1番の回答者様が紹介されていたサイトでは、当時ガソリンは灯油を精製する時の副産物であって、危険なため捨てられていたとありました。 ただ一方で、家の中にあったガソリンの管理がまずくて大爆発を起こした事故もあったとありました。 となると、何らかの目的で一般に普及していたとも考えられますね。 何に使用されていたのか、今考えると不思議ですね。 お答え、お待ちしています。宜しくお願いします。
- yiwt
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オットーによるガスエンジンの改良と並行して、石油の掘削および蒸留技術が進化し、使い道のあまりなかったガソリンが改良型エンジンに使われるようになったということだと思います。「卵が先か、鶏が先か」ではなく、2つの大きな技術革新が癒合することで大発明が成立したのじゃないでしょうか。
お礼
有難うございました。 当時は灯油を生産した時の副産物で、とても引火しやすい性質だったため捨てられていたと説明がありました。 ただ、家の中にガソリンの容器があって、蓋をキチンと閉めておかなかったため大爆発が起きたとの説明もありました。 という事は、ガソリンは完全に捨てられる運命だったわけではなく、一般的にも何らかの用途に用いられていたようにも考えられますね。 あんな危険な物を何に使っていたのか不思議ですね。
お礼
大変、お手数をかけ申し訳ありません。 わざわざドイツから資料を取り寄せてまで調べて頂き、本当に恐縮です。 ディーゼル機関に軽油以外に、重質油や灯油などを使う研究が行なわれたようですが、灯油は一般的に考えて、やっぱり暖房用に開発されて市販されていたのでしょうね。 ただ、その他のガソリンを始めとする液体燃料は一体何の目的で精製されて市販(?)されていたのか興味深いところです。 車も航空機も発電機も、要は液体燃料を使用する内燃機関が全く存在していなかったわけですから、手に入れても危ないだけで何にも使う事も出来ないし ・・ でも、5番目のお答えで紹介して頂いた本ですが、一度読んで見る事にします。 何か参考になるかも知れません。 何度もお調べ、お答え頂いて本当に有難うございました。 感謝します。