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アタナシウス派の教義
アタナシウス派の言う父と子のホモウシオス(同質)は、普段使われているイエスは神の子という概念とは同じでしょうか。それとも神の子といった場合はアタナシウス派のホモウシオスとは違うのでしょうか。
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アリウス派論争は簡単ではないようです。簡単であればあれほど議論が起きることはなかったでしょう。アタナシウスにとってもアリウスにとってもイエスは神の子で、その点については問題有りません。問題なのは父なる神と子なる神、両者の本質(神性)は同じなのかどうかという点です。アタナシウスは両者をhomoousios(ホモウーシオス)と言っています、「同一本質」、本質をまったく同じくするものということです。これに対し、アリウスはhomoiousios(ホモイウーシオス)「類似本質」と呼んでいます、本質は似通っているがまったく同一というわけではないということです。ふたりの主張はギリシア語で言えば、iが入るか入らないかだけの違い、非常に微妙な世界です。素人的に言えばどちらも似たような主張です。 次のサイトは参考になるかもしれません。 http://www.yukinoshita.or.jp/original/history08.htm
お礼
早速のご回答ありがとうございます。アリウス派の主張との違いは微妙なのですね。