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アイヌ・ウタリ・沖縄県の人
先住民族のことがいろいろ報道されてきております。 アイヌと呼ばれてきている方の団体が、うたり協会という呼称ですが、それはアイヌの方同士の呼称のようです。 http://www.h2.dion.ne.jp/~ainu/faq/faq4.htm 1. それでは、一般にはなんとお呼びするのがいいのでしょうか。 2. そして琉球や沖縄の方も、やはり先住されていたのではないでしょうか。 3. そのかたがたを特にお呼びするにはどんな呼称が妥当とされるでしょうか ご存じの事項で、そして学術的でなくても結構ですので、どうかお教えいただけますようお願いします。
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先ずはじめに、アイヌという言葉は元々は「人間」という意味です。 神(カムイ)に対しての対語的概念です。 (ですから、和人もその観念からみれば、アイヌに当てはまるでしょう。) また、文化や風習といった様々な違いから「アイヌ」という言葉は、彼ら民族自身を指すようになり、周辺諸民族を、シサム(隣人=和人)、フレシサム(赤い隣人=ロシア人)等と呼びました。 アイヌの古老、萱野茂さんが生前自著に「アイヌ」と呼べるのは、本当に人間らしい人間のことで、立派な人のことなのだと書いておられました。 (病気でもないのに、怠けて働かない者はアイヌではなくて、「ウェンペ」=悪いやつと呼んだそうです。) また、名前に「~アイヌ」と付くのは大変誇らしいことで、その人物が優れていることを示し誰でもつけられるものではなく、「シャクシャイン」や「コシャマイン」の “イン”も「アイヌ」からきているのだそうです。 このように、アイヌは「アイヌ」という言葉に誇りを持ち、大切にしてきました。 1.アイヌでいいと思います。本来何も悪い意味はなく、同化政策過程で悪いイメ ージが付いてしまったために、それに変わる呼称として使われてきたのがウタリ ですよね。実際に北海道で差別を(差別語的に使われるのを含め)見てきた私 は「アイヌ」と呼ぶと直接的できついイメージがあるので、「アイヌの人たち」 と言 っていますが・・・。それだと「人間の人たち」といっているみたいで変に思う人もい るかもしれません。 「ウタリ」については、アイヌとして生まれてきた人たちは、初めからウタリなので はないでしょうか。和人の場合は参考文献にある様に、アイヌに同胞と認められ た人が使う分には問題ないのでしょうが、一般的ではないように思います。 2.先住していたのだと思います。 (日本列島に先にたどり着いたのは、縄文系の人たちという説を指示する立場 から。) 3.「ウチナンチュー」だと思います。沖縄の人たちは自分たちのことをこう呼び、 本州の人たちを「ヤマトンチュー」と呼んでいたからです。 (今でも使われることがあるようです。) 特別な呼称については、該当する人達が自分たちの祖先や文化に誇りを持って いて、自らそう呼んでいる場合には問題ないと思いますが、差別に感じる方もいるかもしれません。
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参照URLにも書かれていますが、 アイヌは和人が現地人を呼ぶ時の呼称。 ウタリはアイヌが同胞を呼ぶ時の呼称とあります。 1.アイヌはアイヌ でいいのでは。 2.先住して・・・というか、移民はほぼないので、 今でも現地の人はほぼ純粋な・・・・現地人ですね。 3.特になしで。 しいていうなら、先祖代代沖縄に住んでいた方々でしょう。 特別な呼び方=蔑視や軽視のもとと考えると、特別にはいらないと考えます。 呼称にいいかえがいわれているのは、過去の歴史の中で差別や蔑視が あったからで、言い方だけ変えればよしとするのは、単なる言葉狩りでは ないかと思ってしまいます。
お礼
ありがとう御座いました。 私も言葉狩りも赤狩りもきらいです。ナチスが民衆を駆り立てながらさまざまのプロパガンダを駆使して行った、活動は唾棄しております。 左右の革新と保守、◎◎党と組む◎民党与党の行く末も心配です。 非常に似ていますね。 お教えに心より感謝申し上げます。その通りと改めて自分にも心させていきます。 ありがとう御座いました。
お礼
朝からすばらしいアイヌの方のことば遣いとそのお気持ちをうかがうことができて、とても嬉しく存じます。 ありがとう御座いました。 「ウチナンチュー」と「ヤマトンチュー」ということばは、遠い昔に沖縄復帰の前、沖縄からこの東京に勉強にきている男性から、唐突に説明されたことを思い出しております。その説明がどんなに意味があるものかをいまさらながらに認識を新たにできました。 この列島では南と北に先住民族という方々がおられるという形跡と事実があるのですが、きっとこの本島とか四国とか、それぞれにも先住されていたかががたの子孫がおられるのでしょうね。 みなどなたがどうってことが分からなくなっては居ると存じますが。 中華思想の東夷南蛮北荻西戎にならって、蝦夷、土蜘蛛、熊襲、隼人国栖などと称していた方々などはどうだったのでしょうね。 そしていろんな国津の氏族おりましたが、いまさら大和朝廷の先祖をどうということはないのですが、やはり歴史が見えなくならないようにしたいと存じます。私も土蜘蛛の生き残りかもしれませんが。 ありがとう御座いました