秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大が伝えたかったこと。
秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大が伝えたかったこと。
加藤は、「どうしてこういう事件が起こったのか参考にして欲しい」と言っています。加藤は実際に、加藤の様な境遇の人の気持ちを伝えたかったのではないかなと思うのです。単純に加藤は気の狂った殺人鬼などと考えず、一度考えてみた方が良いのでは無いでしょうか。そうすることは、被害者の方の犠牲を無駄にしないことにも繋がるのではと思います。
私は、加藤があのような事件を起こした最大の理由は「容姿へのコンプレックス」だと考えています。きっと、加藤が普通の容姿をしていたらこんな事件は起こらなかったのでは無いでしょうか。容姿へのコンプレックスと言うものは生活に悪い影響を及ぼし続けるのです。努力をしても生まれ持った容姿はそう克服できるものではありません。
「努力すれば容姿はどうにかなるし、内面を磨けば問題が無い」と言うような方がいらっしゃいますが、それは「どうにかなる可能性が少しある」程度のことだと思うのです。
私は、そこそこの大学を卒業しそこそこの企業に就職しそこそこの生活を送っております。また、皆に可愛いと言って貰えるような彼女もできました。しかしながら、私には大きな容姿に対するコンプレックスがあります。そのせいで自分に自信が持てません。それは何故か?
「良い大人になっても、人の容姿にたいしてどうこう言う人がいるから」なのでは無いかなと思います。
私は、自分のことを加藤より不細工かもなと考えています。でも、加藤と比べると良い環境で生活できて
いるのかなと思います。自分で自分のことを「ブサイクの割に頑張ってるな!」なんて思ったりもします。それは私が自分なりに努力したから感じることができるのかな?
それでも、「君にそんな彼女がいるなんて彼女に騙されているのではないか」などど言われたり他にも容姿を小馬鹿にするような発言や対応をされ傷つくことが多々あります。そんな時私は、「結局そんなものか・・・こんな容姿だから頑張ってもそんな風にみられるんだな」と考えてしまいます。「こんな容姿嫌だな・・・容姿で判断されるこんな世の中は嫌だな・・・」と思います。結局この容姿はどうにもならないんだと・・・。
容姿は関係ない!と言ってくださる方もいらっしゃるでしょうが、大多数の方は「不細工」といわれる
人のことを大なり小なり悪く言ったり小馬鹿にしたことがあるでしょう?
私みたいに容姿にコンプレックスがある人はそういう行動にとても傷ついていることを覚えていてください。加藤もそういう傷がたまりにたまって、犯行に及んだのでは無いかなと思うんです。人を馬鹿にすることはそれだけ危険なことであると理解していただけたらなと思います。
良い意味で、事件を明日は我が身と言うような危機感を持って過ごしていただけたらなと思います。それだけ容姿にコンプレックスがある人は皆様の発言を敏感に感じているのです。加藤を擁護するつもりはございませんが、私のような考えがあることをどうか理解していただけたら思います。
皆様のご意見をお聞かせください。
お礼
なるほど、かなり詳細に掲載されているようですね。 ニュースなどによると彼はかなりの量の書き込みをしていたようですが、 まあそれが全部・・・とは言わないまでも些細な、事件と関係のない書き込みまで読めるのだといいのですが。 事件の核心に触れる・・・というよりも、「日頃彼が感じていたこと」知りたいですね。 とても参考になりました。ありがとうございます。
補足
質問の補足です。 厳密に言えば、彼と携帯サイトで会話していた他人との会話の部分もあればもっといいですね。 彼にどういう言葉が投げかけられていたのか? どのような議論があったのか。 そんなことが知りたいです。