現実的見地から一言。
中国語は一口に発音と言っても、実は発音そのものと音の抑揚(標準語・普通話で言うところの四声)の二種類の方法を組み合わせて漢字を表現し、そのうちのどちらかひとつでも正確でないとうまく相手に伝わりません。
加えて、中国語の発音はとてもシビアで、付け刃ではまず通じないと思われます。こと広東語は標準語よりも発音・声の抑揚が難しく(声の抑揚は四種類どころかその倍近くあります)、まず通じないと思います。なので、中国語会話は必要最小限にとどめることをお勧めします。
「日本語が通じる人をお願いします。」についてですが、omisoshiruさんが日本語で話せば相手はいやでも「日本語を話す人が必要だ。」と感じると思うので、無理して変な中国語は言わないほうがいいように思います。どうしても伝わらなかったときだけ、先の方々が教えてくださったとおりに言ってみるとよいと思います。
一番困るのは、日本語わかる人を捜しに行って受話器をそのままにして長いことどこかに行かれてしまうことです。それを防ぐには、まず日本語で話してみて「あっ、日本語のわかる人いなそうだな。」と感じたら、すぐ「Wei4(ウェイ)!」と呼びとめて「○○先生在不在?(相手が男性の場合)」「○○女史在不在?(女性の場合)」とだけ聴くようにするとよいと思います。この「在不在?」文だけ最低限言えるようにしておけば、あとはなんとかなるんじゃないかと思います。
相手が「在。」と答えればお目当ての人はいます。「不在。」と言われればいません。
なお、上の例文の「在不在」を「在(ロ馬)?」と聴くと、難しい返事が返ってくる確立が高くなります。例えば「いますけど、今、ちょっと席をはずしていて、15分後には戻ると思うけど、よくわからない。」みたいな…(笑)。「在不在?」のほうが、どちらかというと、「在」「不在」で答えてくれやすいと思います。
もし、相手が難しい返事をしてきたときには「到底在不在?(結局いるの?いないの?)」「請只説在不在。(いるかいないかだけ言ってください。)」と言えばいいと思います。
次に広東語ですが、広東語圏の人は、「香港・広州系」と「東南アジア系」に大別できます(本当は北米系もありますがこれはちょっと例外)。どちらも英語には古くからなじむ習慣があり、広東語自体にも英語から派生した多くの方言言葉があります。なので、簡単な英語は通じると思います。下手に広東語で会話しようとは考えずに「This is Japanese calling.」「Is there Mr/Ms. ○○, now?」と話したほうがすぐに意思の疎通ができると思いますが、いかがでしょうか?また、昨今は香港でも標準語が普及してきています。標準語で話して問題ないです。というか、標準語がわからない人は、はっきり言って「意識」の低い人といわざるをえないとも言えます。
あと、個人的な疑問なのですが、海外との取引きのあるようなところの人って、英語の2・3ワードくらい知ってそうにも思うんですが、どうなのでしょう?(もちろん、相手先がどういうところかにもよるとは思いますが…。)
お礼
なるほどー、確かに標準語は通じるような気がします。 連絡を取る相手が現地の方の場合は基本的に電子メールやFAXなのですが、日本人に電話をしたつもりが中国語で出られてしまうとどうしようもないのです。 今日も思いがけず英語を話す相手が出て、一瞬頭が真っ白になりました。 それにしてもnagoyantchoさんのお気遣いには本当に頭が下がります。 本当に有難うございます。