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生体アース・不関電極・基準電極
今、大学の実習で生体アース、不関電極、基準電極などを扱っているのですがそれらの意味がいまいちよくわかりません。 ご存知の方がいたら教えていただけませんか? よろしければ参考URLなどもいただけるとうれしいです!
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- tacky-express
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回答No.1
質問者様がどの領域でのことを扱っているか定かではないのですが、医学領域での生体計測でしょうか? 単極誘導によって生体電気信号を誘導するとき、計測対象部位から離れた部位に電極を設置します。これは、計測対象部位の電気的活動の影響を受けない位置という意味合いがあります。このように、計測対象の電気的活動の影響を受けない位置にある電極のことを「不関電極」といいます。 さて、単極誘導における不関電極の電気的意味は何でしょうか?それは、「計測対象の電気的活動の影響を受けないから、計測するときの電位基準に使える」ということです。つまり、測定器のアース側を不関電極につなぐことによって、「その不関電極の位置の電位を零基準にとる」のです。すると、計測対象部位の電極(これを関電極といいます)は、不関電極の位置の電位を零としたときの電位差を誘導していることになりますね?つまり、「不関電極を基準電極として測定器につなぐ」と単極誘導が成立するのです。 臨床での例を挙げますと、脳波計測の際に耳朶に電極をつけますが、耳朶は脳の電気的活動の影響をあまり受けないので、ここに不関電極を設置し、電位の基準となる「基準電極」として利用しているのです。おわかりいただけましたでしょうか?