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小麦の生産
カテゴリー違いでしたら、申し訳ありません。 最近は、オーストラリアの干ばつなどで、小麦の値段が高騰しているみたいですが、これを機会に国内で小麦をどんどん栽培するという動きがないのは何が原因なのでしょうか? 国内に流通している小麦のほとんどが外国産ですよね。 日本で小麦を栽培することはむずかしいのでしょうか?お金にならないのでしょうか? 最近は、限界集落なども増えて、確かに、耕作されていない土地などもよく見かけます。 そうした土地をたくさん借りるなり、買い上げるなりして、大規模に生産すればコスト的にも、高騰した外国産の小麦と対等に商売ができるのではないでしょうか? お詳しい方がいらしたら、よろしくお願いします。
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- ytrewq
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麦などの価格が上昇しているにもかかわらず、国内作付けは減少しています。 麦などに関する補助金については平成19年度から「品目横断的経営安定対策」が導入され、一定規模規模以上の認定農業者に支払われるようになりました。このため、補助金を受けられない小規模農家が作付けをやめたため、作付けが減ったものと思われます。
- rx78ns00k2
- ベストアンサー率32% (184/561)
>日本で小麦を栽培することはむずかしいのでしょうか? 収穫時期に雨が降ると品質が落ちます。お米に比べれば気候条件が合っていない作物だと思います。 >お金にならないのでしょうか? お米なら無農薬とかの+αで高く売る事が可能です。お米の場合は、(玄米でも)直接消費者が買って食べる事が出来ますが、小麦は製粉後でないと買った人が使えないので、農家と消費者が直に売買するケースは難しいと思います。その点でも不利だと考えられます。 >限界集落なども増えて… そこで生活し農業をしている人もいます、耕作されていない土地が固まって有るとも限りません。 限界集落とは65歳以上の人が50%以上の地域をさした言葉ですよ、実の子供でも後継者になる事を選んでいないのに、簡単には農業をやる人は集まらないでしょう。 >高騰した外国産の小麦と対等に商売ができるのではないでしょうか? 国産の小麦粉を無理して多く作る方法を考えるより、年々減っているお米の消費量を上げた方が効率が良いのではないでしょうか。
- kantansi
- ベストアンサー率26% (658/2438)
日本の小麦は「保護作物」です。 よって、戦後一貫して「安価な外国産の小麦を政府が買い付け、高額に国内需要者に売り渡す」という仕組みで提供されてきました。 米と違い、もともと日本の小麦は生産量が少なく品質が悪いため、輸入関税によって保護していたのではありません。 いまでも輸入小麦の大部分は、食品の安定的な国内供給を確保するため、政府が商社を経由して輸入して、その上で(国内の小麦農家への補助金にあてる費用を一定額上乗せしてから)製粉会社などの企業に売り渡すという、農協におけるお米の売買と似たような仕組みを採用しています。 例えば、政府の国内小麦買入価格の算定案などを眺めると、平成18年産小麦の基準額が「8040円/60kg」で提案されている事がわかります。 一方、現在大暴騰しているシカゴ先物市場の価格を当てはめるとそれが「2000円/60kg」ほどでしかない、という事が判ります。 もちろん輸入にかかわる運賃等はこれに上乗せされますが、如何に輸入小麦と国産の小麦の価格の開きが大きいかお分かりになるでしょう。 「2000円/60kg」ほどで取り引きされている国際作物である小麦は確かに高騰していますし、輸送費に関わる原油も高騰しています。それでも輸入された小麦の実際の価格は、「国内での売り渡し価格よりもはるかに安価」なのです。 低価格で買い付けられた小麦は、「内麦振興費(小麦栽培を奨励する費用)」などを上乗せした「売渡価格」、もちろん国際価格よりずっと高い価格で国内の小麦需要者(製粉業者など)に売り渡されています。 つまり「安価に外国の小麦を購入して高価に販売」し、その差額部分によって国内の小麦を国際価格より高額に買い付け、同時にそれを低額にみせかけて市場に放出する、という事が行われているのです。 なお悪い事に、最近では「内麦振興費」など上乗せ部分の、国内農家に対する保障が、輸入小麦の売買差額ではまかなえなくなっていて、実際には税金が使われています。 小麦という作物は、60年という長い年月、消費者の犠牲(高い製品を選択の余地無く購入させられていた)によって保護されても、結局事態は好転しなかった哀しい作物です。 これはひとえに日本政府の農政の失敗に起因するものと言えるでしょう。 実際質問者さんや他の回答者さんもこういった実態を正確にご存じないようです。 大事なのは、そういった現状を理解できるように説明して、消費者に選択をしてもらう事であり、「特定の人達だけを守る」事は、その他の多数の人達がそれを有る程度納得しなければ、無理なのです。 高価で不味くとも、安全・安心な国産小麦と、安価で美味しい外国産小麦が共存できる保障はありません。 多分日本の小麦農家がそれを一番正確に認識しているでしょう。 世界相場の何倍もの価格で食物を販売する事を、消費者の犠牲で可能にする事にはもう限界が見えてしまっています。
- oil135
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日本でやるとコストがかかる。もっと高騰してくれないとダメだね。 コストがかかるのは土地が高いから。そして今土地が下がってるから。だから荒地を持つ農家の人も土地を売りたくない。
- yayoi4736
- ベストアンサー率32% (282/880)
九州に住んでいますが、二毛作で冬に小麦を植えている風景も、最近は見かけなくなりましたね、 昔は、ヤマザキパンなど大手製パン会社に強制的に国産小麦を購入させていたようですが、規制緩和でそれもなくなったようですね。ナイススティックが最近20円値上がりしましたが、逆に20円で収まっているのはそんな理由だと思います。
国産小麦と外国産小麦では、生産価格に話にならないほどの開きがあります。(外国産が当然安い) かつては外国産小麦に高い関税をかけ、国内の小麦生産農家に助成金を出して国内小麦の生産を保護していた時期もありましたが、1970年代以降ガット(関税および貿易に関する一般協定)やアメリカやオーストラリアなどの農産物輸出国からの揺さぶり(例えば農産物の関税を引き下げなければ、日本からの工業輸入品の関税を大幅に引き上げる等)で徐々に農産物の関税は引き下げられ、米と一部の野菜・果物以外はほぼ輸入に頼ってしまう国になりました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E7%A8%8E%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E8%B2%BF%E6%98%93%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%80%E8%88%AC%E5%8D%94%E5%AE%9A