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曹洞宗のお墓の建て方

父の回忌に合わせて1.5坪ほどの我が家の墓地の石塔部分を改修(全面交換)しようと考えています。 高価な買い物ですから、材質やデザインなども後悔しないように慎重に進めたいです。 材質は白御影石、竿石の一番上には家紋ではなく、お釈迦様を表す梵字一文字、その下に○○家の墓と刻みたいと考えています。墓相上、これで良いかご意見をお聞かせください。 墓地に行くと圧倒的に竿石の一番上には家紋が刻まれ、その下に先祖代々と表記されているものが目立ちます。隅っこには供養塔・・しかし、供養塔がお釈迦様を象徴するものとすれば、師匠を脇において、仏弟子がどんと中央に鎮座することになるわけです。曹洞宗ではご本尊が御釈迦様ですので、私は竿石には梵字を上に刻み、その下に家名をと考えるわけです。事実、このようにしている墓石も散見しますが、圧倒的に少数派・・・ちょっと決心がつかないため、お尋ねさせていただいております。よろしくご教示をお願いします。

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  • sgm
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回答No.3

ANo.2の者です。 >#1の方が書かれている竿石の一番上に○というのはお聞きになったことはありますか?私は見たことがありませんが・・・。 これは「円相」または「一円相」と呼ばれるもので、禅宗ではしばしば用いられます。意味合いは様々に言われますが、基本的には「諸行無常、諸法無我、究境寂滅」といった「空」の基本的な考え方を表すと考えられています。 あまり一般的ではないかもしれませんが、墓碑の上に刻むこともあります。禅僧の墨蹟にもしばしば題材となりますので、ネットで「墨蹟 円相」で検索すると画像がたくさん見つかります。 >それに曹洞宗では真言宗などとは違って梵字は用いないということについてはいかがでしょうか? 曹洞宗は、道元禅師が学んだ天童山如浄禅師の禅風を継承しています。その中には、「仏を拝まず(=頼らず)、自らが仏となる」という考え方があります。そのために、仏の功徳や神通力を観想したり取持したりするための種字や真言を用いるという機会は、あまり多くありません。 しかし、もともと道元禅師は天台宗で学び、密教の修法にも通じていました。また、曹洞宗の宗勢拡大の基礎を作った瑩山禅師の時代には、天台・真言の密教寺院からの転宗も多く、白山修験道との関係も深かったりしたため、密教的な大衆教化の方法も幅広く行われたようです。 明治以降の曹洞宗では近代化の中で、宗門の教義の独自性を強調する方向で整備が進み、密教的な観をぬぐえない梵字などをあちこちで用いることは慎まれるようになりました。しかし、一方で祈祷や先祖祭祀の法要の中では、印を組み、陀羅尼を読み、梵字を用いる事もあります。 基本的には程度の問題で、宗門の定めた行持規範から大きく逸れるようなことがなければ、個々のお寺さんの考え方にまかされている、というのが現状ではないかと思います。

kogane0611
質問者

お礼

早速のご教示有難うございます。○を刻むかどうかは石材店とも相談してみます。私はマイペースで自分なりの信念を持って「人のために生きてこそ人」という座右の銘で日々を生きています。直接はお目にかかることはできなくとも、こうした徳の高い碩学のお坊さんからご縁あって懇切なるご指導を賜ることが出来ましたことを衷心から感謝致しております。まさに仏縁でしょうか。願わくば御坊の篤い功徳を遍く一切に及ぼし衆生のために今後ともさらなるお導きを賜らんことを祈ります。合掌

その他の回答 (3)

回答No.4

こちらの方では一番上に家紋を入れる というのはあまり見かけません 真言宗の人が8割くらいいますが 梵字を入れている人も少ないように思います 地域によってお墓はデザインや 使い方拝み方いろいろ違うようです 新しいタイプもどんどん石屋さんが 考え出しています 梵字は密教の専売特許でもありませんので 各宗派使われても仏教的でいいんじゃないでしょうか

kogane0611
質問者

お礼

御回答有難うございます。お礼が遅れて恐縮です。参考にさせていただきます。

  • sgm
  • ベストアンサー率60% (375/618)
回答No.2

曹洞宗の僧侶です。  地域の習慣やお家ごとのお考えもありますが、基本的に「曹洞宗のお墓は、このようでなければならない」と決められているものではありません。曹洞宗の教えにはお墓の形を規定するものはありません。お墓を建立される祭祀家のお考えで、形や彫る文字などを決められてかまいません。  よく「猫足のついた棹石は家系が絶える」とか「黒い墓石は福運を呼ぶ」等々の話を聞きますが、この手の話は全くの迷信と言っても良く、墓相などを気にされる必要はありません。家紋も、梵字も祭祀される方の考え方で決められてかまいません。

kogane0611
質問者

お礼

御回答有難うございました。大変参考になりました。江戸時代ぐらいまでは曹洞宗でも霊障などについても檀家に親身に対応してくれていたようですが、今は大本山の研修機関の方針なのか霊障の存在すら否定するような現実離れした冊子も以前見受けました。墓をどうこうするというのは檀家にとっては一大事ですが、あまり、こういう内容の相談事について檀那寺では相談に乗ってもらえない雰囲気があります。残念なことです。#1の方が書かれている竿石の一番上に○というのはお聞きになったことはありますか?私は見たことがありませんが・・・。それに曹洞宗では真言宗などとは違って梵字は用いないということについてはいかがでしょうか?

  • bknachi
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回答No.1

まず始めに、墓相学というのは共通した教理があるわけではないので、それぞれの考えに相違点があるということをご理解ください。 私の勉強した墓相学では曹洞宗の場合、さお石の「kogane家之墓」の上に彫り込むのは梵字ではなく「○」が良いと言われています。 この丸の図形は「円相」といい、この世界全てを表す象徴という意味だそうです。 それと>隅っこには供養塔・・、とのことですが右横ではないでしょうか? お墓の中での上座とはセンターではなく、右奥になります。 そこから時計の反対周りに順番に並ぶのが「順縁」、時計回りに回るのを「逆縁」といい、子供さんの為の舟形地蔵などはこちらに建てます。 これは予断ですが、墓地区画内に幾つかのお墓を並べる場合、全てのお墓は区画の真ん中を向きます。 ですので墓地区画自体が南向きの場合、お地蔵さんが西を向くことになりますが、墓地区画そのものの向きさえ良ければ何も問題ないそうです。 材質については予算の中で許される限り、良いものを選んでください。 こればかりは石屋さんを信頼するしかありませんが、産地や石のグレード、現在採石されている石の色はどうか、など沢山の質問をしてください。 それらの質問にしっかりした考えを持って返答してくれた石屋さんなら大丈夫かと思います。 ただし、「しっかりした石」を選べば「値段もしっかりしている」ことを覚悟してください。 (乗っている車は国産高級車で、お墓は中国産、では・・・) 施工についても基礎や石の接合方法など確認ください。 最後に、墓相学というのは考えすぎれば手足を縛られたように身動きが取れなくなってしまいます。 自分が納得できる範囲で出来る限りのこと尽くせば、それに怒る先祖も仏様も居られないでしょう。 何より大事なのはせっかく建てたお墓を2ヶ月以上も放っておかない事です。 お墓参りには頻繁に行ってくださいね。

kogane0611
質問者

お礼

大変詳しく教えていただき有難うございました。参考にさせていただきます。

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