曹洞宗用の念珠

質問

数珠についてです。
曹洞宗用の数珠はリングのようなカネの輪が
珠についていますが、どういう意味があるのでしょうか？　
何か宗教的ないわれはあるのですか？

ご助言よろしくお願い致します。

回答No.2

千田 寛仁（@hirohito_tida）

そいつは百八環金です。環とは文字通り「和」のことで、禅宗では袈裟や絡子に環を付けます。道元禅師の月見の像にも環が見れますね。昔は袈裟にも環がついていたのかもしれません。

回答No.1

noname#15206

現在、日本の禅宗には、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗の３つがありますね。

曹洞宗は、中国禅宗５家の中の曹洞禅師を祖として中国へ渡った道元禅師が帰国して日本に伝えられました。

臨済宗は、中国禅宗５家の中の臨済禅師を祖としてその弟子により日本へ伝えられました。

いずれも、鎌倉時代であり同じ禅宗ではありますが、臨済宗と区別するために曹洞宗は金の輪を付けたのではないかといわれているそうです。

黄檗宗は江戸時代からですので区別する対象にはならなかったようです。

ちなみに、私の家も曹洞宗ですが、略式数珠を使っていますので金の輪は付いていません。