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セラチア菌検出の報道について
医療については全くのシロートです。 三重県伊賀市で、作り置きした点滴液によるものと思われる感染症で十何人もの方が被害に遭われました。1人は亡くなってます。 以前、東京かどこかで、似たような事例で「セラチア菌」によって何人も罹患されたとの報道があり、今回も複数の患者から「セラチア菌」が検出されたとニュースで言ってます。その菌によるものだろうと。 調べてみると、「セラチア菌」なんて どこにでもいる菌で、たいした毒素でもない・・・ただ、抵抗力の弱った人には かなりのダメージとなる・・・。 こんな具合です。 なので、今回、患者から「セラチア菌」が検出されるのなんて「アタリマエやろ!」って思ってしまうのです。 以前その菌によって事件起きたからといって、今回のアレも安易に その菌によるものと決め付けてることにスゴク疑問を感じます。 マスメディアも含めて、「知らないこと・もの=犯人直結」の感を禁じ得ません。 安直に、そのどこにでもいるという菌になすりつけてもイイものなのでしょうか? ただ、私も一般人ですので、「セラチア菌」に対する認識は間違ってるかもしれません。
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こんにちは。 「検出された」場所が問題になります。 ただ「患者さんから検出された」だけならば、おっしゃるようにアタリマエの話になります。 常在菌ですから。 ですが、本来、菌がいてはいけないところから検出されたのであれば、これは問題になります。 例えば、血液から検出されたのなら、セラチア菌が何らかの理由で血液に侵入して病気を引き起こした(菌血症、もしくは敗血症といいます)という事になり、菌が血液に侵入したルートを調べなければいけないくなります。 もちろん、腸や皮膚の傷から侵入するケースもあるので、この結果が出るまでは確定的なことはいえません。 検査内容までは報道されていませんが、恐らく、血液培養を行って血液中から菌を検出したのでしょう。 セラチア菌は、現在、血液に侵入して敗血症を起こした場合、抗生物質が聞かない「多剤耐性菌」というのが出現して医療分野で問題になっています。 その為、セラチアが血液から検出された場合は、抗生物質に対する耐性の検査まで行わなければなりません。 こういう状況でマークされてる菌なので、この菌を疑ってかかるのはごく自然な事ではないかと思われます。 もちろん、そればかりにとらわれて、例えば薬剤が変質していた可能性、製造ミスだった可能性などもきちんと調べないといけません。
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この症例は「セレチア菌」が点滴を介し、血液内に感染。敗血症という致死率の高い病状に陥ったことが死因になると思います。
お礼
ありがとうございます。 マークされてた「セラチア菌」が、やはり犯人だったようですね。 目を付けられていたからこそ、それが検出されるともう、たとえ他の菌が原因だったとしても、そっちの方には目が向かなくなってしまう・・・ それによって 誤った方に流れて行ってしまう・・・こんな事が今後ないよに願うばかりです。
- sodenosita
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他の方の回答に加えるとすれば、量の問題もあると思います。 場所と量ですね。 本来出るはずのない場所(血液中)から本来出るはずのない量の細菌が出ればそれが問題となるでしょう。 普通の血液培養の検査でもそうでしょうけれど、少量のブドウ球菌がでると「血液をとったときに混入したかな?どうかな?」と思うことがあっても、多量の黄色ブドウ球菌が出ると敗血症と診断すると思います。 それと同じようなことが今回もあったのではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 なるほどです・・・。 菌が検出されたからといっても、微量ならば いつ・どこで入ったかを慎重に調べ直さなくてはなりませんね。
- alpha123
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作り置きが事実とすれば病院内の体制に問題があります。作る場所も一定ではない(数か所で作った?)、そのまま放置した、翌日も使ったなどというのはありえないことです。ほとんどの現場では守られていないが、次の人に触る前には手を洗うだけでもかなり防げたでしょう。 体力がない人がはじめに容態おかしくなったというのは何であっても当たり前のことです。そういう意味では新聞テレビの言い方はおかしいが、売るためのメディアだからやむをえない。 セラチア菌は健康な人や病院外では問題起こしません。また人が保菌することもない。 セラチア菌は湿気の場所ならどこにもいるが、医療関係者の手、管、洗面所、静脈注射液、血液製剤などが保有体となることが知られています。 病院に行きあるいは入院し48時間以内に発熱すれば感染症か感染症以外か見きわめる。セラチア菌は培養すればわかる(新聞記事はこれです) 点滴受けた人全員から検出されたわけでもない。全員がおかしくなったわけでもない。しかし典型的な「院内感染」に見えます。
お礼
ありがとうございます。 私もたしかに「院内感染」には間違いないとおもいます。 ただ、それが、どこにでもいる「セラチア菌」では・・・という思いが強くて・・・。 もっとほかに強力なヤツを見逃してはいないか?と。 どこにでもいるから、だれにでも感染しやすい・・・とは言えますが。
お礼
ありがとうございます。 なるほど・・・。私の、報道の読み砕き方が甘かったかもしれませんね。 菌の侵入ルートを確定してほしいものです。 「多剤耐性菌」はセラチアだけには限りませんよね? マークされてる菌だから、まず疑ってかかるのはフツー・・・。 これも説得力あります。