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セラミックエンジンはどうなった?
1980年代に話題になった夢のエンジン「セラミックエンジン」・・・ 熱による膨張が少ないから冷却系の装備がいらないということでエンジン自体の重量も軽くできて、燃費の向上も図れるということで開発が進んでたと思いますが、その後どうなりましたか?分かる方ご回答願います。
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20年くらい前まで開発していましたが、無意味なことが分かり、現在は誰も開発していないはずです。 そもそもセラミックエンジンの目的はセラミックの断熱化による燃焼効率の向上です。 しかし断熱化するより、適切な冷却による耐ノッキング性向上をおこなうことで、圧縮比向上完全燃焼化をする方が有効であることが分かりました。 また、断熱化しても排気損失はほとんど変わりませし、断熱化でブロック表面温度が高くなり、大気への放熱量は増加し、やはり冷却損失は低減しません。 このような理由で、セラミックエンジンはの発想自体があまり意味のないことがわかり、開発をやめたようです。
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- OmniBook
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ANo.1さんの説明で概ねOKですが、若干の補足を。 断熱化とはいえセラミック自体には熱が蓄積され、シリンダー内に吸入した空気がその熱で 膨張してシリンダー内の充填率が低下してしまい・出力が低下してしまいます。セラミックは 熱衝撃に弱く、高温になっているところに水がかかって急冷されてしまうと割れてしまい・ 補修が効きません。また、焼いて作る為に出来上がった際には寸法精度が大きく狂い・エンジン 部材として使う為に精度を出そうと加工するには一般的な鋼材に比べて2桁は高い工賃になる と聞いています。素材自体も高価な為、アルミや鉄で出来ている今のエンジンに取って代わる にはコスト面で無理があり、頑張っていたいすゞも経営難で研究を断念せざるを得なくなって しまいました。耐摩耗性を上げる為のセラミック溶射という方法であれば用途はあると思いますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 すっかり昔のことで開発のことは知っていましたが、やめている事は知りませんでした。 その後のエンジン出力向上の歴史を見ると、おもしろい歴史だと思いました。
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