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三菱の2気筒を休止するエンジン

ちょっと前の三菱のミラージュか何かのエンジンは、 アイドリング時とかに4気筒のうちの2気筒を休止して燃費の向上を計るという謳い文句で、 その当時すごいなぁと思ったのですが、この仕組みって今時の車にも搭載されてる機能なんでしょうか? 最近聞かないのですが、当たり前過ぎて謳わない機能なのか、問題があって廃止されちゃったのか気になります。 渋滞とか信号待ちの都会では燃費向上に大きく貢献してくれそうなんで気になるとこです。 現事情をご存知の方、ご回答をお願いいたします。

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  • shin163
  • ベストアンサー率31% (160/502)
回答No.5

実は、三菱の気筒休止システムは、1980年代前半にキャブ車に採用されMDシステムと名付けられ、、超希薄燃焼MCA-Jetシステム及びエンジン振動低減のサイレントシャフト(当時は特許の効力あり)と合わせて、軽自動車以上の低燃費を実現した、当時としては画期的なものでした。現在のようにサイレントシャフトの特許が切れ、ほとんどすべての4気筒エンジンにサイレントシャフトと同様のバランサーが付いている時代ではありませんでしたので、他社の4気筒エンジンよりも低振動という面ではアドバンテージがあったので、市販化できたのでしょうが、現代の振動レベルでは、多分、受け入れられないでしょうね。 当然、今のマルチポイントインジェクションのように気筒ごとの燃料噴射休止は出来ませんでしたので、バルブの作動そのものを休止させていたのでした。 これは、注射器の先を閉じた状態でのピストン運動と同じことをすることになり、意外と振動なんかが少なかったんですよ。その作動を油圧でコントロールしていたのですが、当然エンジンオイルです。当時は最高級グレードがAPI-SFの時代(オイルの性能は、はっきりいってよくなかった)です。劣化したオイルはスラッジがたまってしまい、きちんと動作しなくなるケースもあったようです。 ただ、市場の評価としては、 ・郊外での低負荷状態の定速走行では、20km/リッターを超える低燃費 ・発進、加減速の繰り返しが多い走行だと、フツーの燃費 ・よって、燃料補給の判断が距離では判断出来ない ・意外と4気筒運転と2気筒運転の切り替えポイントがわかりづらい といったものでした。 しかし、なんといっても、高コストでしたので、新車価格にかなり上乗せされていた(10万円くらい)ため、あまり売れなかったんですよね。ミラージュクラスで、10万円はデカい・・・。 その後、商品としては一旦廃止されはしましたが、時代が変わり、性能と排ガス低減の目的で、緻密な制御が可能なり、MIVEC-MDとしてよみがえったわけです。 まぁ、結局はどんな技術も、「売れてナンボ」 なわけですから、いくら技術が優れていても、売れなければ話にならないわけで、三菱の商売下手な部分が出ていましたね。 ホンダは、二輪車で4バルブのうち2バルブを低回転時に休止させるREVから始まり、四輪者のV-TECへと進化していったのですが、一部のモデルだけへの採用だとコスト面で不利なために、数を出すために当初の目的とは全く異なる低燃費仕様V-TEC(E V-TEC?) なんかへも展開していますよね。 V6の片バンク休止は、大排気量車の排ガス低減目的が一番でしょう。だって、高負荷時には排ガスタレ流しですが、アイドリング時は半減するんですからね。 今後、片バンクを運転させたままだと低排出ガスにならないために、方バンク休止は、大排気量のV型エンジンに多用されることになるでしょうね。 GMは、排ガスと燃料消費の低減が目的で、V8エンジンの片バンク休止を燃料噴射そのものを休止させていますが、V8だとインジェクタのみを止めた際、バルブを作動させても燃料混入がしにくいんですよね。(L4だとこうは簡単にいかない、インジェクタ休止気筒へ燃料が浸入する。) これは確か、ノーススター・システムといっていたと思いますが、副産物として、冷却水が抜けた場合でも、強制的に片バンク運転とすることによって新気で片バンクを冷やしながら走行が出来る、という緊急モードまで付いてきました。 まぁ、余裕がありすぎるエンジンの場合、その余裕分を削って燃料消費を抑えようという考え方なんで、小排気量エンジンには実用上向いてないし、コストもかかる、ということでしょうか。V8エンジン車を購入する人が10万円程度車両価格が上がったところで、気にはならないでしょうから・・・。

D70
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。専門的なお話も聞かせて頂きとても参考になりました。アイデアとしてはかなり昔からあったけど実用性とコストに問題があったとのこと。今後は高級車にしか搭載されないだろうとの見解。 ほんとに参考になりました。友達にウンチク自慢させていただきます。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • inaken11
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回答No.4

結局、燃焼しない側の動きの摩擦を引きずることになる。 エンジンを動かすのに、必要な仕事量は変わらない。 ということは、使用する燃料の量も変わらない。 という理屈です。 同様に、昔流行った、ターボの排気ノズルを絞って排気ガスのスピードを上げてターボのレスポンスを上げよう!という仕組みも、ボツになっています。 こちらは、排気ノズルを絞ると、シリンダーから排気ガスが出にくくなる。 ということは、排気ガスがたくさんシリンダーに残って、新しい混合気を吸い込めない。 結局パワーが上がらない、という理屈です。

D70
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。ターボのこういった仕組みがあったという話は初めて知りました。ほんとに参考になりました。ありがとうございました。

  • Gloon14
  • ベストアンサー率47% (113/238)
回答No.3

三菱の「MIVEC-MD」のことですね。 気筒休止エンジンってGM(キャデラック)が最初でしたっけ?知ってる人いたらお願いします(^^; 今の日本ではホンダがインスパイアやエリシオンでV6エンジンの3気筒を休止させるエンジンを積んでますね。(GMは継続してます。) ホンダV6の場合、速度20~130km以下くらいでアクセルを全閉か中立位置とすれば3気筒となるので多少は燃費向上になると思いますが、"大きく貢献する"かと言えるかは不明です。踏み込めば普通のエンジンと同じですから。 搭載する上では、製造技術やコストも必要ですが、一番問題になるのは気筒休止させることによって発生する振動の問題です。三菱が普及しなかった原因は、この振動の押さえ込みが不十分だったためだと思います。 また、気筒休止によって得られるメリットを考えると、今後は気筒休止エンジンより「ハイブリッドエンジン」の方が普及する要素が多いのではないでしょうか。

D70
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。そうです。たしかMIVEC-MDっていう名称だったと思います。乗ったことは無いんですが振動が大きかったとは。確かに快適性と燃費をどっちもとるのは難しそうですね。参考になりました。ありがとうございました。

  • hkhkhk
  • ベストアンサー率43% (144/333)
回答No.2

こんにちは ホンダのインスパイアが採用していますね。パワーの必要ない巡航時にV6の 片バンクを休止させるシステムです。 実際にどの程度の効果があるのかはわかりませんが、コストに比例するだけの 効果があれば、採用車種は増えていくのではないかと思います。 また、少々意味合いが変わってきますが、トヨタのセンチュリーは、V12エ ンジンの片バンクに支障が起きても、残りの片バンクで走り続けることができ るように設計されています。

D70
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。インスパイアの効果の実証がされてないという段階でしょうか。是非ホンダにはがんばって欲しいなと思います。参考になりました。ありがとうございました。

noname#10873
noname#10873
回答No.1

今の車でも採用されていますよ。ただ、三菱ではなくホンダですけど(国産車では) 現行インスパイアーがそうですね、V6ですがパワーが必要とされない時(巡航時等)では片バンクが休止して3気筒運転となります。

D70
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。国産だとインスパイアくらいなんですね。ホンダのHPも見てみました。 三菱は諦めちゃったんでしょうか。さびしい気もします。参考になりました。ありがとうございました。

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