若い会社で、若い人が多い会社は無理そうです。
30歳です。昭和からあるIT企業勤務です。
昨日、日テレで「うちの夫は仕事ができない」というドラマがスタートしたようです。
主人公の勤めるオフィスは今風で、メンバーや課長も若いです。
私の勤務しているオフィスは、築10年なので比較的新しいです。
しかし地方の自社ビルのため、いる人間はいつも同じですし、社歴が長いため社員の平均年齢も高いです。
私のフロアは、30歳である私が一番若いです。(しかもダントツ)
他のフロアには新人や若手も少しはいますが、ほとんどがオジさんです。
要は、IT企業といっても前世代の事務ソフトを改修し続ける業務が主な屋台骨となっているため、本当に今時のIT開発(スマホとかWebとか)がやりたい人には魅力的でなく、辞めてしまう人が多いです。
私は、やりたい仕事があって学生時代を過ごしてきたわけではなく、「偏差値の高い大学に入り、有名な会社に入れれば、人生安泰」と教わってきた人間です。
今の会社に入れたのも、当時の採用担当がおじいちゃんで、大学ブランドだけで人を選ぶような人だったからだと思っています。
正直「俺はこんな手法で、こんなシステムを作りたい!」みたいな熱い気持ちはなく、無難に言われたことをやって毎月の給料をもらい、自分の趣味が独りでできればいいや~くらいの気持ちのようです。
もちろん、もう少し若い頃は、少しでも技術を覚えられればと思ってプログラミングの参考書を買ったり、家で開発ソフトをインストールして本に書いてあるのを再現したりとかもやっていたつもりだったのですが、ちょっと無理でした。
でも昔だったら、確かに親の言うように大学ブランドがあれば就職に有利で、会社では上の言う事を嫌々でも耐え抜けるような人が評価されていたんですよね?
そういう時代遅れの価値観を植え付けられてきた人は、今の社会では居場所がないでしょうか?
入社2年目の若手が「俺の彼女、服飾の専門学校卒業してファッションの仕事してるんすよ。俺が就活の時のスーツも彼女に用意してもらいまして」などの話を聞いていると、世界が違いすぎると感じました。
私の両親はサザエさんのように、父は会社、母は専業主婦という昭和の家庭でした。
しかも恋愛結婚ではなく、世間体を気にして「仕方なく結婚」という感じだったのでしょう。
また、当社を辞めた私のすぐ上の先輩は別の若いIT企業に入り、自社の新規サービスをSNSで告知していましたが、「こんなもんウチの会社ではやらないだろうし、僕なんてこんなんとても作れんし、こういう会社にも入れないだろうな」
と思いました。
タイトルの話に戻りますが、要するに公務員のような、安定志向の人間なんです。
自分から何かを生み出したいとか思わない。
既にある業務を、上から言われて、毎日淡々とこなして給料が貰えれば良いやと思っている人間なんです。
こういう人は、ドラマに出てくるような若いメンバーで、若いベンチャー企業なんて入れないですよね。
綺麗で、色々な会社の人が入っている都内のオフィスビルで若いメンバーと働き、業務が終われば隣の会社と合コンみたいな、それくらいの人物じゃないと駄目でしょうか。
(ちなみに前クールの土曜日テレドラマ、「僕、運命の人です」がそんな感じでした)
昭和の価値観を植え付けられ、もう30歳です。
駄目だと気付いても、もう手遅れでしょうか。
今まで通り、淡々と業務をこなして何を生み出すわけでもないつまらない人間として、本当にオジさん、お爺さんになるまで、彼女0人で孤独に生きて行くしかないのでしょうか。
ご意見よろしくお願いします。