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方(かた)の使い方
こんにちは。 このごろ、職場でこんな業務連絡が回ってくるのですが。 「(なんとかの件につきましては)周知方お願い致します。」 「(なんとかの件につきましては)出席方お願い致します。」 これは 「周知して下さいますようお願い致します」 「出席して下さいますようお願い致します」 という意味だと思います。 意味はわかるのですが、ちょっぴり気になるのです。 「方」という字を、こんなふうに使ってもいいのでしたっけ? これは江戸時代か何かの使い回しの名残りでしょうか? どなたか、この「方」の妥当性について、或は由来について、 教えてください。 どうぞ宜しくご回答「方」お願い致します。
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はじめまして。 ご質問1: <これは~という意味だと思います。> ご質問にある解釈で結構です。 この「方」は動詞の連用形、サ変動詞の語幹について「それをすること」という、名詞句として使われています。 ご質問2: <「方」という字を、こんなふうに使ってもいいのでしたっけ?> 1.古くから使われていた語法なので、使っていけない、ということはありません。 2.ただ、現代ではあまり使わない表現だと思います。 ご質問3: <これは江戸時代か何かの使い回しの名残りでしょうか?> 1.この語法は既に鎌倉時代には使われていたようです。 例: 「御取計ひ方願ひ上げ候」 =「お取計らいいただくようお願い申し上げます」 2.この用法は元々は古語の「方」=「方法」「手段」からきています。これが、動詞の連用形について「~の仕方」という使われ方をするようになりました。 例: 話し方=「話す方法」 4.動詞が「方法」のニュアンスと相俟って 「~し方」 →「~するやり方で」 →「~するように」 と副詞句的に流れて訳されてきたのが、この語法になります。 5.例えば英語でa way「方法」「やり方」という名詞が、in a way「やり方で」「~のように」という副詞句に使われる用法と同様です。 以上ご参考までに。
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- shinsho4
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次のURLの「二の(5)の(ウ)」に意味がでています。 質問者さんのおっしゃる通りの意味です。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%AB%A4%BF&kind=jn&mode=1&base=1&row=7 >「方」という字を、こんなふうに使ってもいいのでしたっけ? 辞書に出ている用法ですから、OKです。 しかし、今ではチョッと古くさい言い方でしょうね。 質問者さんの「周知して下さいますようお願い致します」の方がいいと思います。 >これは江戸時代か何かの使い回しの名残りでしょうか? 特段のことはなにもありません。戦前から役所や企業で使われている普通の言い方です。 URLに出ていた用例の「撃ち方やめ」は軍隊で使われていた言い方です。 「銃を撃つのを止めろ」という命令です。 「方(かた)」という言い方は、もうチョッと古臭いと思います。
お礼
「撃ち―やめ」「依頼―お願いします」 なるほど、ちゃんとありますね。 方にもこんなにあるのですね。知りませんでした。 私はなんとなく、~する担当の人たち、の意味で使われたのが、 拡大して変化したのかと思っていました。「事務方」とかいいますよね。 >チョッと古くさい ですよねぇ。でも、周りの若い人たちが使い始めたので、 ほんとにいいの??という感じでいつも読んでます。 迅速なご回答とURL、ありがとうございました。
お礼
方→~の仕方→~するように なるほど、わかりやすいです。 自分の中になにか小さな誤解があったようです。これから使ってみようか、となるには、まだ少し気が引けますが、、。 文末に使った時に、スペースをかせげるのはいいですね。 ありがとうございました。