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カタカナ語に変えたら差別感は消える?

1.今日の新聞に、精神医学の「人格障害」という用語が、「パーソナリティ障害」に改められた、と出ていました。 「人格障害」では、その人の人格を否定してしまうような印象があるから、ということのようです。 2.肉体トレーニング器具に、昔から「ダンベルdumbbell」というものがあります。 昔は「鉄唖鈴」と書いていましたが、それから「鉄亜鈴」になり、最近は「ダンベル」という人が多いようです。 質問1.カタカナ語に変えたら、差別的な意味合いが薄れると考えて変えたのでしょうか。 質問2.英語圏の国の人々は「dumb」などの言葉を「平気で」使っていますか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ucok
  • ベストアンサー率37% (4288/11421)
回答No.1

まず、質問1については、その新聞社に問い合わせるのがベストでしょう。新聞社は掲載した記事について、読者からの質問を受け付け、それについて調べて答えてくれますので。 さて、差別用語というか、放送禁止用語というのものは、どうやって決まってくるかというと、たいていの場合、「この用語を、たびたび差別意識とともに使われた人々は、この用語を耳にするだけでも不快になるので、別の用語を使うことで、視聴者を快適に過ごさせよう」という狙いで決まります。 なので、推測ですが、「“人格障害”って用語は、聞いてて不愉快だよね」という読者が世の中に多い、あるいは多そうなのでしょう。その背景として、用語とは関係なしに、昨今は「それって、あたしの全人格を否定してるってこと?」とか「俺の人格そのものを否定する気だな」という言い回しが一般的によく聞かれるので、それで「人格障害」と聞くと、そうしたセリフまで連想してしまう、ということがあるのでしょう。 反面、「パーソナリティ障害」と言われても、用語自体が耳慣れないくらいなので、否定的な体験を思い出す人が少ないのでしょう。現実には「person-ality」に障害があると言っているのだから「人格」に障害があるのと、なんら本質的な意味は変わりませんよね。 質問2.ですが、「dumb」という単語自体は英語圏でも放送禁止用語ではありません。「バカ」という意味で頻繁に使われます。ただし、「聾唖」という意味では禁止の傾向にあり、代わりに「mute」が使われます。「バカ」と「聾唖」を結び付けないためでしょう。 そして「dumbbell」はもともと「音の出ないベル」という意味で生まれた言葉です。ただし、私の知る限り、今のところ「dumbbell」という単語にクレームを付ける人は目立っていないようです。ベルがバカだろうが音無しだろうが、どうでもいいからでしょうか。ちなみに、鉄亜鈴のことは「weight」などと呼ばれることも多いです。

noname#65456
質問者

お礼

わかりやすいご回答ありがとうございます。

その他の回答 (2)

noname#125540
noname#125540
回答No.3

1のほうだけ。 日本人が持つ語感の問題ですから、パーソナリティのほうが重くない感じなんじゃないでしょうか。 ただし精神医学のプロが定めたなら、「カタカナのほうが格好いいから」だけではなく、内容のことも考えているんだろうなと思います。 personality は、 性格、個性、人格、人柄、独特な雰囲気◆特に、他人との接し方にについて http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87#.E5.90.8D.E7.A7.B0 だそうなので、人格だとカバーできない意味合いもあるのでしょう。 (実際、パーソナリティ障害ってそういうものだと思います) ちなみに英語で、personality disorder ですね。 なお、 精神分裂病→統合失調症 抑うつ神経症→気分障害 など、日本語から日本語に変更したケースもあります。 前者はイメージの問題があったようですが、後者は研究が進んで違う面が出てきたので変えたらしいです(後者は実際にはまだ使ってるかもしれません。前者は使わないです)

noname#65456
質問者

お礼

ありがとうございました。

回答No.2

アメリカに住んで40年目の終わりに近づきました。 私なりに書いてみますね。 質問1.カタカナ語に変えたら、差別的な意味合いが薄れると考えて変えたのでしょうか。 カタカナ語に変えると言うよりも、別の表現に変える、という事だと思いますよ。 カタカナ式に表現しなくたって良いわけですが現状からすれば「変えやすい」方法でしょうね。 この表現自体を変える、差別的に感じることを減らすために(ucokさんのおっしゃっている事です)、と言う事はこちらでもおきています。 retardedと言う表現をmentally challengedとかhandicappedをchallengedと言う風にですね。 はじめはよかったでしょう。 challenged、良い表現を考えたものです。 しかし今ではどうでしょう。 同じ事です。 なぜなら、違う表現(慣れていない表現)で,それもイメージ的にそれまで良いとされてきた単語を選んで、作り使っていれば、結局は同じ事を言っていると感じるようになるわけです。 なぜなら、表現とは単語の意味ではない、という事だからなのです。 だからこそ複合名詞と呼ばれるものでも、単語のもともとの意味がまったく感じられない表現なんかがそうですね。 hot-dogなんて典型的なものです。 つまり、retardedがmentally handicappedにかわり、それに慣れてしまってきて同じじゃんかと言う気持ちに気がつきmentally challengedにしたわけですが、結局、mentally handicappedと同じ道を進んでいるわけです。 ですから、パーソナリティー障害と名前を変えたって、「定義は残る」わけですし、これが使われる状況はまったく前と同じだと言うことが、表現を変えた新聞でもその記事を見ればわかる事になるでしょう。 ただ、その場限りでも、視聴者に否定的なフィーリングを起こさせないようには貢献すると思います。 質問2.英語圏の国の人々は「dumb」などの言葉を「平気で」使っていますか。 You are dumb、お前はバカだ、と「平気で」言ってもおかしくない時にはちゃんと使いますよ。 日本でも同じではありませんか? 友達に説得できない時に問題なく使えても、なんと記できない上司やお客さんにこれを言ったらどうなるかくらいは分かっている事ですね。 使われているから使うのではなく、使われる状況があれば使う、使ってもおかしくない状況であれば使われる、と言う事なのです。 Mentally handicappedと言う表現に差別感をかじるからといって、障害者のために入り口・出口に近いところに駐車できるように、法律で決められた場所を作り、その場所にはそれをはっきり分からせるために標識にはHandicapと言う表現は100%問題なく使われているわけです。そして、罰金の額も書かれているところが多いですね。 dumbbellと言う表現には確かにdumbと言う単語が混じっていますね。 しかしだからといってdumbと言う単語の意味合いを感じることはまずないでしょう。 しかし、この単語をdumbと言う表現の代わりにも使われるわけですから、100%dumbと言う単語の意味を無視しているとは言えないでしょうが、鉄アレイのことを言っているのであれば、dumbと言う単語の意味合いを感じることはない、と言う事です。 バカ力 バカ正直 馬鹿でかい バカ騒ぎ おばかさん など別に不快を感じさせる程度はかなり低いですよね。 また日本語での使い方として本意を感じてもらえない恋人に向かって「バカ」と言うときにはまったく違うフィーリングを出していますね。 言い換えると、文字通りの意味合いが出ていると感じるものではない、と言う事なのです。 参考になりましたでしょうか。 分かりにくいところがありましたらどんどん突っ込んでまた書いてくださいね。

noname#65456
質問者

お礼

わかりやすいご回答ありがとうございます。 結局、古くなって、垢がついて、どうにもならなくなったシャツを捨てて、新しいのと取り替えるように、言葉も取り替えるわけですね。どうせまた垢がつくが、いっときはそれでしのげるということでしょう。 アメリカにも同じようなことがあるということですか。 お言葉に甘えましてもう一度質問させてください。 1.challengeは「挑戦する」という意味だと思っていました。これがchallengedで「障害のある」になったのは、どういうことですか。 英語が下手な私にはピンときません。 こんな感じ?「挑戦された」→「試練を課された」→「障害のある」 2.dumbbellがアホ、バカ、マヌケのような意味に使われているようですが、どうしてそうなったのでしょうか。 こんな感じ?「振っても鳴らない」→「鈍感」→「ばか」

noname#65456
質問者

補足

>You are dumb、お前はバカだ、 dumbはダンマリで「唖=しゃべれない」と覚えていましたが、アメリカではその意味は薄いのですか。

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