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焼入れについて
炭素鋼の焼入れをしようと思っているのですが 冷却に使う水や油はどのようなものを使用すればよいのでしょうか? 水は水道水でいいのでしょうか?また油はどのようなものが使われているのでしょうか? 冷却に使用さいれる他の液体もあるのでしょうか? またそれについてオススメの本などないでしょうか?
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小規模鉄工所や昔の刀鍛冶などでは焼入れに水を使っているのをTVなどで見たことがあると思います。 日本刀にような高度の焼きいれ技術でも水を使います。 素人なら水で十分です。 油などは、鋼材に粘りをつけるとか、硬度を上げるとか厳しい条件が付くときです。
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私は、直径10以下のドリルロッドと呼ばれている鋼材で、 Dビットや中ぐりバイトなどを作って使っていますが、 焼入れや焼き戻しのときには水道水にジュッと突っ込んでいて 水質なんか全く気にしたことはありません。 ただ炭素鋼の焼入れをしようと思っているというだけでなく、 もう少し状況の説明をつけたほうが回答してもらいやすいのではないでしょうか。
>またそれについてオススメの本などないでしょうか? 無いと思うよ。 硫黄成分の多い石炭、コークスなどは使わない。 木炭、酸素アセチレン、酸素、プロパンなどの器具を用意する。 カセットバーナーでも代用できる。 余熱 全体的にムラ無く加熱。(反り、強度ムラが出来る) 加熱 紫色になり、熱が逃げるのが分かるまで加熱。 焼き入れ温度まで色で識別して冷却。 (硬く、粘りがあり割れない温度) 水の場合、水蒸気が焼き入れ材と冷却材の間にあるので実質不向き。 小物の場合流水でもバケツの水でも問題無い。 大型材の場合、 冷却以前に余熱からして素人が加工出来ないと考えるべき。 焼入れ材の場合、さびは中まで進入しないので水は問題ない。 鋳物の場合、加熱や加水は厳禁。 内部との温度差を出来る限り作らないよう、油の方が良い。 つまり、相当考えなければ良い鋼になる事自体が難しい。