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暫定税率でのガソリン価格不自然な変動
先月、特定道路財源の期限切れで価格が下がりましたよね?その時ガソリンスタンドは一斉に「現在のガソリンは暫定税率期限切れになる前の在庫のため、報道されているようにリッターあたり25円すぐは安くできません」みたいな貼り紙をだしていました。私の住んでいる兵庫県(西のほう)では25円安くなっているスタンドはあまり見かけないまま、5月を迎えました。 一番疑問に思っているのが、5月から各ガソリンスタンドは一斉に同じぐらい値上げしましたよね?4月仕入れたものなら税率安い在庫じゃないのですか???下げるのは徐々にで底までさげず、上げるのは一気で天井までみたいな感じがして、報道の裏をとってスタンドがうまいこと儲けを出したような気がしてなりません。 どなたか分かりやすく教えて下さい。よろしくお願いします<m(__)m>
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本当に仕入れ価格の通りに売るのであったら、4月になっても暫定税率のかかった(価格の高い)在庫があるうちは値下げをせずに売り、5月になって暫定税率が再度発効しても安い在庫のあるうちは即座に値上げしないのがある意味「正しい姿」です。 そういう点からすると、今回の暫定税率切れ騒動を利用して、スタンド側が上手いこと儲けたという質問者さんの指摘はあながち間違っていないと思います。 ただし、正しい姿といっても全てその通りにならないのが「商売」の難しさです。 ガソリンスタンドは、今は価格の過当競争と利幅の少なさでかなり厳しい経営状況にある店が大半ですから、自分の店だけが周囲の店と違った値付けをして、かえって赤字を増やしてしまうのは絶対に避けたいと思うのが商売人の性(さが)。 下げたくなかったけど、周囲の店の状況を見て泣く泣く赤字覚悟で下げたという店も全国にかなりあったみたいです。 現に、私の家の近くのガソリンスタンドは暫定税率切れとなる4月になった途端に一斉に値下げしました。 5月に値上げする時も皆同時で、おかげで4月30日は給油待ちの車が大渋滞を巻き起こしていました(渋滞に巻き込まれたバスが、普段15分で着くところを1時間30分かかったそうです)。 ということで、全国のガソリンスタンドが質問者さんの近隣のスタンドと同様の事をして「上手いこと儲けた」という訳でもないようです。 もっとも、石油業界、特に石油精製会社(出光とか日石ですね)がこのような価格変動の際に「値上げは素早く、値下げは渋る」という行動を取るのは今に始まったことではないのです。 原油価格は今は上がる一方ですが、昔は中東で紛争とかがあった場合はよく価格の変動が起こってました(いわゆるオイルショックというヤツですね)。 こういった時に原油価格が値上がりすると、元売り各社は(安い時に仕入れた原油で作った製品であるにも関わらず)「原油が値上がりしたから」という理由で即座に値上げしてました。 逆に、不安材料が取り除かれて原油価格が下がってきた時には、「高い時に仕入れた原油で作った製品なので値下げは出来ない」と堂々と値下げを渋っていたのですよ。 まあ、こういうのは昔からある業界体質みたいなものなのかも知れませんねえ…。
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- trajaa
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こういう考え方も 4月を迎える前、皆さんどうやら4月になればガソリンが安くなりそうだ。と言うことでギリギリまでガソリンスタンドで給油するのを控えてましたよね? つまり、スタンドのガソリン在庫はなかなか減らない。 一方4月末には、来月になれば値上がりする。 とのことで、僅か数リットルでもと皆さん行列してまで給油しました。 つまり、スタンドのガソリン在庫はどんどん減る。 実際に、4月末頃タンクローリーはフル回転との報道もされてました。 と言うことで、残念ながら値下げは徐々に、値上げは一気にという状態になったのでは? まあ、便乗派もいたでしょうけど
- outerlimit
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第1次オイルショックの際 千載一遇のチャンス と のたまわった業界ですから 値上げのチャンスを上手に使っただけでしょう ひところは ガソリンの方が良い成分を使っているから ガソリンと軽油の値差は 税金の差より大きいと高言していたのが、 いつの間にか ガソリンと軽油の値差は 税金の差より少なくなっています 質問しても 回答してくれません
- kalze
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ご懸念通りのスタンドも中にはあるかと思います。 元々ガソリンスタンドは競争も激しく原油価格の急騰分を価格に転嫁できなかったこともあり、経営状態がかなり厳しいところが多いですので、うまいことやって一息ついたところもあるかもしれません。 原油価格が昨年などで1バレル100ドルを超えるときは大台を突破ということで非常にマスコミ等でも扱われました。 でも最近も値上がり傾向のままです(実際に値上がりしています)。 このため、仕入れ値が上がっていますんで、その値上がり分全てが小売り価格に転嫁できなかったとしても、いくらかは含まれます そのため、仮に暫定税率分が25円あったとしても数円値上がり分があるとすれば暫定税率分との差し引きとなります。 そのようなこともあり、個別の事象以外は実際にどうか?ということはあまりはっきりとは言えないのではないかと。 仕入れ値が上がっていたけど、価格は据え置いて頑張ってやってきたけど、ちょうど耐えられなくなったということもありえますんで
「たまたま」質問者さんの近辺がガメツイスタンドばかりだったのでしょう。 4/1の期限切れ時には課税されている貯蓄ガソリンであっても値下げに踏み切ったスタンドも大勢ありました。 また5/1の復活後でも、ゴールデンウィーク中は値引きのまま価格を維持していたスタンドもありました。 このようにとにかく安売りに普請していたスタンドもあったわけです。
お礼
すごく分かりやすい答えありがとうございました!石油業界の体質なら近所のスタンドを恨んでもしかたないですね。 ただ最近は色々な物が値上がりしていて本当に必要な値上げなのかどうか見極める知識が必要だとつくづく感じました。