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仮定法 wishのthat節に関する質問です。
仮定法を再勉強しています。 以下のような問題に当たり、答えを見ても納得できないので質問させて頂きます。 It's my wish that she is saved.(彼女を救えたらなぁ。) の文章の誤りを直せという問題で、答えはis→beとなっています。 私の考えでは答えが原型のbeではなく過去形にしてwereと考えています。私の周りで議論してwould beが答えでwould が省略された形ではないかという意見がありますが、私自身判断できずに困っています。おわかりの方お助け下さい。
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はじめまして。 ご質問1: <答えはis→beとなっています。> それが正解です。 1.このbeは仮定法現在と呼ばれるものです。 2.仮定法現在は時制や人称に関係なく、動詞を原形のまま用いる用法です。 3.仮定法現在は、大きく以下の用法があります。 (1)祈願文、祈祷文に用いられる 例: God save the Queen! 「神よ女王を救いたまえ」→「女王陛下万歳」 (2)「命令」「提案」「必要」「要求」などを表すthat節で用いれる。Shouldが用いられることもある。 He suggested that it (should) be done by the evening. 「それは夕方までにするべきだと、提案した」 3.これらの用法は、「実際には実現していない内容」について言及しているのが特徴です。未来の不確定の内容なので、「仮定法現在」が用いられているのです。 4.Wishはそうした「不確定」の要素が強いため、仮定法現在とともに用いられます。 5.一方、hopeは実現の可能性あり、と「主観的に」判断しているため、直説法が使われるのです。 例: I hope you will succeed.「成功すると思う」 I wish you would succeed.「成功すればいいんだけど」 ご質問2: <私の考えでは答えが原型のbeではなく過去形にしてwereと考えています> いいえ、wereにはなりません。 1.このwereは「仮定法過去」になります。 2.仮定法過去は「現在の事実と反することを仮定する」場合に使われる時制です。 3.Wish+wereを使う場合は、「現在の事実に反すること」を願う場合に使われます。 例: I wish you were a man. 「君が男だったらいいのになあ」 実際は「君は男ではない」という事実が存在するのです。その事実に反することを仮に仮定するのが、この時制の用法になります。 4.ご質問文にwereを使うと、「実際彼女を救えればよかったのに」となり、「実は救えなかった」という事実が存在することになります。 5.従って、ここは未来の不確定のニュアンスを出す仮定法現在beが適切となるのです。 ご質問3: <would beが答えでwould が省略された形ではないかという意見があります> その考え方でも結構です。 1.この場合のwouldは、不確定のことを婉曲的に推量する働きがあります。 2.同じ用法の助動詞に、could、should、mightなどもあります。 3.上記の質問1-3-(2)で、仮定法現在の変わりに使われる、suggest+shouldのshouldも同じ用法になります。 4.文脈に応じてこれらの助動詞を使い分けることができ、ご質問文だとcouldも使えます。 例: It's my wish that she could be saved. 「彼女を救えることができると、いいのになあ」 以上ご参考までに。
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- taked4700
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>追加で質問です。直接法で使うならばthat以下の文は she will be savedとなるのでしょうか? ですから、話者がthat節の内容をどう捉えているかによります。実現可能であり、そうなるだろうと思っていれば直説法になるはずです。No.1で、辞書から引用した文も、a great wishとか、my only wish, an earnest wishのように、現実の可能性と願いとの落差が大きいと見える場合は、みな、直説法は使っていませんよね。 よく思うのですが、仮定法とか敬語法の問題、そして、冠詞の問題は、文脈がはっきりしないと、問題として解答が決まらないことが多く、不適当であるように感じます。現実に英語を使う時は、必ず、文脈のある中で使うわけですから、短文でこのような問題を問うのは無理があるのではと感じます。
お礼
追加にもお答え頂きありがとうございました。 確かに文脈が分からないとなんともいえませんね。
- taked4700
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It's my wish thatの場合は、過去形でも原形でも、または、直説法でも、使うようです。 多分、I wish のような、自分が切実に願うという感覚とはちょっと違って、自分の願いの内容は次のようなものだ、という、どちらかと言うと単に、願いの内容を事実として述べる感覚から、直説法で使うこともできるのだと思います。 WISDOMには、They express the wish that their children will do it when they get older. とか、My only wish is that he would visit his son.の例文が載っています。 GINIUSには、He expressed a great wish that he would become a pilot. I have an earnest wish that my daughter (should) be a pianist. の文があります。話者がthat節の内容をどの程度実現可能かと思っている程度により、時制が変わるのだと思います。
補足
ご丁寧な解説ありがとうございます。 いろんな使い方があるのですね。 追加で質問です。直接法で使うならばthat以下の文は she will be savedとなるのでしょうか?
お礼
お答え頂きましてありがとうございました。 解説を受けてすっきりしました。 仮定法現在というのは(仮定法過去、過去完了、未来は知ってましたが)存じませんでした。 No.1の方のご指摘のように前後の文がないと判断できないのが多いのですね。