- ベストアンサー
だてに安くはありません
いつもお世話になっている安売りスーパーSHOP99のテーマソングは、こういう文句で始まります。 SHOP99テーマソング http://www.shop99.co.jp/fan/song.html 今まで何気なく口ずさんでいたのですが、昨日ふと疑問が沸きました。 これって、キャッチコピーとして成立するのだろうか‥? ぜひ、ご意見をお聞かせください ( ^-^
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「伊達に~していない」という言い回しには、「影でそれなりの積み重ねをしてきた」の 含みがあると思います。 で、通常の言い回しでは、その「含み」は「肯定的」なイメージのものだと思います。 (「伊達にプロは名乗ってない」「長年主婦/主夫をやってきたのは伊達じゃない」など) さて、そこで、ご質問タイトルの「だてに安くはありません」の「安い」ですが・・・ この言い回しがキャッチコピーとして成り立つかどうかは、「安い」という言葉に対して、 受け手がどのような「含み」をイメージするか、に掛かっているものと思います。 つまり、客層となる人たちが「それだけコストダウンに励んでいる」とイメージするなら キャッチコピーたりえるでしょうが、「安かろう悪かろう」を連想する人たちだったら、 「それってつまり・・・だよね?」ということになってしまうように思います。 (「伊達に~」の言い回しの慣行からプラスイメージが先に立つか、「安い」という言葉の マイナスイメージが先に立つかで、成り立つかどうかが決まる、と) ですので、「言わんとすることはわかるけど、これをキャッチコピーにするのって、 ある意味冒険だよね」というのが私の感想です。
その他の回答 (4)
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
jo-zenです。補足での指摘に回答します。 >然るに商店の真心とは品質の良さに他なりませんが、「だてに安くはありません」がそれを表現するに相応しい言い回しなのだろうか‥ というのが質問の趣旨だったわけです。 ⇒国語的に考えれば、付加価値(商店の真心)が別にあるんだということを表現(暗に示す)するのであれば、「ただ安いわけではありません」とした方がふさわしいと感じます。 SHOP99は、東京・神奈川を中心とした店舗展開の会社のようなので、江戸っ子気質を示すために、あえて「だて」ということばを使っているのかな?地方人の私には、しっくりこないことばですが。 ただ、テーマソングなど歌になって、しょっちゅう聞いているとだんだん慣れてしまってそれが当たり前に感じてくるでしょうね。それも企業戦略ですね。
お礼
今回は上手く質問の意図をお伝えできず、申し訳ありませんでした。 しかし、jo-zen さんのご回答は良い意味でいつも私の意表をつき、視野を広げてくれます。それは質問の本旨とは別に大変参考になります。 どうもありがとうございました。
補足
再度のご回答ありがとうございます。 まことに申し訳ありません、今回は私の舌足らずのせいで、質問の意図がちゃんと伝わっていなかったようです。今更の感もありますが、何が疑問だったのかを改めてご説明します。 出発点はこうでした。 「だてに高くはない」は、「高いだけあってモノがよい」ということである。 ↓↓ だからその反対は‥ 「だてに安くはない」=「安いだけあってモノが悪い」 あれれ、これじゃ自虐的宣伝になりはしないだろうか‥ ( ^^;??? 以上が、質問投稿に至った所以です。 が・・・ 実は、この出発点自体が誤り?だったことに後で気付きました。 つまりは、次のように考えればよかったのです。 消費者にとっての「安い」とは、品質がよくかつ安いことに他ならない。たとえ低価格でも品質が値段相応に粗悪だったならば、それは「安かろう 悪かろう」に過ぎないのであって、本当の意味で安いとは言えない。単に値段が安いだけのものは「だてに安い」のである。 したがって「だてに安くはない」とは、「品質を伴った安さ」であることをPRしているわけで、コーポレート・スローガンとして立派に成り立っていたわけです(多分)。 それにしても・・・ この質問を投稿した際、私は誰もが私と同様の疑問を抱くと信じて疑いませんでした。だからサラっと書いてしまったのですが、結果的にそうでないことが皆さんのご回答からよく解りました。こういうコミュニティサイトでは専ら回答の的確さに目が行きがちですが、先ずは質問文自体がその趣旨を正確に伝える必要があるんだなぁと痛感しました。 ある意味、質問の趣旨を他者に的確に伝えることは、他者の回答に的確に答えることよりも数倍難しいと言えそうです。 曰く、質問者はつらいよ ( ^^;
- Samantabha
- ベストアンサー率61% (560/916)
SHOP99は近所にないので、ご質問のテーマソングは初めて見たのですが、特に変な感じは持ちませんでした。 「だて」の意味は、既に回答がありますが、「人目をひくように、派手に振舞うこと」とか「見えを張ること」「外見を飾ること」ということだと思います。 「だてに安くはありません」というのは、「ただ単に、いきがって安くしているんじゃないよ」「人目をひくためだけに安くしているんじゃないよ」という意味ですが、その裏に、「ただ安くしているだけじゃなく、できるだけいい品を頑張って安くしています」とか、貼付のURLで見た歌詞でいえば、「安いだけなら何でもいいということじゃなく、みなさんのことを想って品揃えしています」とかいうニュアンスが含まれた表現だと思うのです。 つまり、某スーパーのかつてのキャッチコピー(今もそうなのかな?)「いいものをどんどん安く」みたいな感じに、私は受け取りました。 ただ、歌詞だけを読むと、「あなたを想って」の部分が、「あなたのために、我々が品物を安くしてやっているんだ」と取れないこともなく、そうなると「ありがたく思え」という感じに捉えられてしまう場合もあると思いますが。 けれど、100円ショップやスーパーなどは、安いことが売りなのですから、「ただ安いだけじゃないんだよ」と言って、安いこと以外にも付加価値があることを表現するのは、キャッチコピーとしては普通のことのように思います。
お礼
純粋に国語的観点から捉えた場合、「だてに安くはない」がどういう意味になるのかというのが本質問の趣旨でした。質問の仕方が適切でなく申し訳ありません。でも、Samantabha さんがおっしゃることはまったくその通りだと思います。 丁寧なご回答をありがとうございました。
補足
> ただ、歌詞だけを読むと、「あなたを想って」の部分が、「あなたの > ために、我々が品物を安くしてやっているんだ」と取れないこともな > く‥ この辺はjo-zen さんが指摘されていることと同じですね。まあ、そういう受止め方もあるんでしょうけれど、私自身は今まで考えても見ませんでした。 > 「ただ安いだけじゃないんだよ」と言って、安いこと以外にも付加価 > 値があることを表現するのは、キャッチコピーとしては普通のことの > ように思います。 「あなたを想って キュッキュキュキュ♪」 と歌詞が続きますので、「単なる安売りの店ではなく真心込めて売っています」という意味なのは明らかです。 然るに商店の真心とは品質の良さに他なりませんが、「だてに安くはありません」がそれを表現するに相応しい言い回しなのだろうか‥ というのが質問の趣旨だったわけです。 ちょっと質問文の書き方が拙かったようですね ( ^^;
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
「たてに」は漢字で書けば「伊達に」で、「伊達」は (1) 意気や侠気をひけらかすこと。また、そのさま (2) 人目を引くはでな服装や振る舞いをすること。見栄を張ること。また、そのさま。 といった意味ですから、安売りスーパーSHOP99のテーマソングで、「だてに安くはありません」というのは、「安売りの意気をひけらかして「安く」してるよ」ということなると思います。お客さんのことを思って1円でも安く売るという企業理念はわかりますが、それをひけらかしているようで、押しつけがましい気がします。なんだか、「安く売っやってるんだから感謝しろ!」 と言われている感じです。個人的な感想ですが、そう捉えられること自体、キャッチコピーとしては失敗だと思います。
補足
いつもお世話になります。 > なんだか、「安く売っやってるんだから感謝しろ!」 と言われて > いる感じです。 うーん、そういう着眼点から来られましたか・・・ 我が国は資本主義社会ですので、企業が自社のセールスポイントを最大限にアピールしようとする姿勢は何等問題ないと思います。まあ、やり方によっては “鼻につく” 場合もあるわけですが、それは国語の議論とは別次元のお話でして‥ ( ^^;
成立する思います。 伊達に・・・かっこつけだけじゃないよ ということですよね。
お礼
明快なご回答をありがとうございます。 ただ、「だてに安くはない」ですから、「安さ」と「だて」の関係をお答えいただきたかったのです。
お礼
今回の質問では、はDexMachina さんだけが私の疑問点をほぼ正確に理解してくださっていたようです。その意味で、質問するという行為は回答以上に難しいなと感じました。 【以下余談】 時に、昨日ショップ99でステンレス製の穴明き包丁(側面に円形の穴が数個並んでいて、切った材料が包丁にくっつき難くくなっています)を買って来ました。これも99円(税込価格104円)です。近くの別のスーパーでは類似商品が千数百円もするので、もちろん私は大喜び♪ ところが・・・ 帰って早速使ってみたら、何だかおかしいぞ!? いえ、切れ味自体は問題ないのですが、刀身の鋼材が薄っぺらなため、それはそれはよく “しなる” のです! (笑) まあ、豆腐とかを切る分には支障はありませんが‥ 百円ショップでの買い物って、ある意味博打ですね ( ^^; でも、レタス(1個)やチンゲンサイ(2株)などを通年99円で提供してくれるので(品質は他のお店と変わりません)、本当に助かっているんですよ。 ご回答ありがとうございました。
補足
> で、通常の言い回しでは、その「含み」は「肯定的」なイメージのも > のだと思います。 おっしゃる通りですね。 「だてに~」という言い回しは、それが「高い」であろうと「安い」であろうと否定的な意味を持つ(つまり逆は肯定の意)のだという基本的な部分を、私は完全に見落としていました。 「だてに高くはない」=「高いだけあってモノがよい」 のひっくり返しで、 「だてに安くはない」=「安いだけあってモノがよくない」 と考えてしまったわけです。ある意味これは、次のような会話と似ていますね。 何かの手違いで全然沸いていないお風呂(水風呂)に入った人が、 「湯加減はいかがでしょうか?熱いですか?」と尋ねられて、 (“熱い” の反対は “熱くない” だから、えーと…) 「あ、熱くはありません!」 「そうですか、それは良かった♪」 会話は完全に成立しているのに、まったく意思は通じてません (笑) > 「言わんとすることはわかるけど、これをキャッチコピーにするのっ > て、ある意味冒険だよね」というのが私の感想です。 私のような発想をする人間も少なからず存在するという前提に立った場合、かなりの危険を伴うと考えざるを得ませんね。来店客から歌詞の意味を尋ねられた際に、すべての店員が迷わず即答出来るように、マニュアルを整備しておく必要はあると思います ( ^^