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救急医療
自分は将来救急医となって、人の役に立ちたいと考え、今まで3年間がむしゃらに勉強してきました。 しかしつい先日、ある大学病院の救急医療センターを見学する機会を得、救急医療に携わる多くの医師に話しを伺う事ができました。 そして視野が広がり、自分はどういった方向性で医学を見につけていけばよいのか考えるようになりました。 もし救急医となり力をつけるのであれば、どういった道が考えられますか?どこに研修に行くべきで、など、詳しい意見が聞かせていただけたらうれしい限りです。 医師の方も、医師でない方も、ご意見をいただけたら光栄です。
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- k177
- ベストアンサー率53% (61/114)
No5です。 外科系にしろ、内科系にしろ、呼吸・循環を中心とした全身管理の 知識は救急を行ううえで必須かと思います。麻酔科でのトレーニングは 全身管理の勉強には役に立つかと思います。そういう研修システムを とっている救命センターもあるのではないでしょうか。
- k177
- ベストアンサー率53% (61/114)
自分も救急医を目指してた時期がありました。 学生時代に日大の救命センターに見学に行ったことがあります。 1週間見学させていただきましたが、ある種のカルチャーショックを 受けた記憶があります。 救急といっても病院によってシステムはさまざまで、 救命センターと充分なスタッフがいて、病院内病院のような 形で初療から手術・退院まで自分たちで診るところもあれば 少ないスタッフで初療だけ行いほとんど専門科にまわしてしまう ER型の救急部などもあります。 数だけでみると充実した救命センターをもっているほうが少ない (多くが大学病院)と思います。多くの中規模の市中病院はER型 ではないでしょうか。学生で見学したいといえば どこの病院でも受け入れてもらえると思いますし、 百聞は一見にしかずです。ホームページで見学を受け入れてるような ところもあるかもしれませんし、学生のうちにいろんな病院を 見学されてみては如何でしょうか。人から聞いた話だとどうしても フィルターがかかってることが多いです。USMLEを目指してるなら、 海外の病院も見学されてみては如何でしょうか。 熱意があるうちに行動すべきです。正直うらやましく思います。 がんばってください。
- USB99
- ベストアンサー率53% (2222/4131)
各科の専門性の前に、救急という部門が別に設置してある必要があるのかという事が一番問題です。心筋梗塞は循環器医師の方がはるかに上手でしょうし、交通外傷も整形外科医師の方が有利でしょう。このように考えると、救急医療というのは隙間医療、中毒とか他科が扱っていないような所を専門にするしかないのかという疑問に突き当たります。 もちろん、外科系医師が一時救急部に配属になって手術する場合もあるでしょうが、集中治療専門という医師の存在意義はどこにあるのでしょうか?それを医師になってからじっくり考えればいいかと思います。 >特に循環器。透視なしでIABPとかやっちゃう先生います。 ワイヤが腎動脈に入って腎動脈を損傷して裁判になっている例があります。ワイヤが下に行ったり骨盤内での迷入は手の感触で分かりますが、腎動脈などに行ったのは手の感触では分かりません。
お礼
本当に遅くなりました!!すいません!! なるほど、自分は少しテレビや漫画のイメージにとらわれてしまっていた気がします。医師になってから実際に考えるのも確かですが、今のうちに深く考えておきたいと思います。ありがとうございました!!
- jun0422
- ベストアンサー率52% (102/193)
看護師です。 大学であの病院がいいよーとかいろいろ評判があると思います。 医局の関係で勧められるとか。 まずは3次救急の病院で前期研修。 1年目の4月から救急に配属になると大変ですが。 うちでは、4月から初療はさすがに無理なので、4月は救急病棟で早ければ5月から初療に行くって感じです。 救急病棟だと、朝は7時過ぎからカルテから情報収集して、夜は日付変わる頃までカルテ書き。 夜中でも電話あるし、日曜祭日なんてなし。 丸1日休むことはない…ことはないけど、無いに等しい。 ですが、救急での集中治療について勉強できるし、CV・ガンツ・バスキャス挿入・気切などなど処置はたくさんできます。 後期研修も3次救急病院で。 レジデントも8時前には来て患者さんの所を回り、夜はやっぱり10時位までいますねぇ。 やはり救急は外科医が多いですが、内科医も大事です。 ゼプシスショックの管理とか。 特に循環器。透視なしでIABPとかやっちゃう先生います。 心不全や腎不全の管理が循内・腎内の医者より上手くないと。
お礼
遅くなってすいません!実際の医療現場についてのご回答、とてもイメージがつきます!ありがとうございます! 自分の通っている大学の大学病院には3次救急があり、先日3泊4日の見学をしてきました! とてもハードなイメージは、間違いありませんでした…が、逆にやりがいのある仕事だと感じ、ますますやる気になりました! ありがとうございました!
- jinngoroo
- ベストアンサー率51% (144/279)
質問者さんはすでに医学部生なのでしょうか。それとも目指してる方? 私は元看護師です。専門的なことは医師のかたに任せたとして、私が感じてきた事を意見しますね。 現在の研修医制度は専門科だけでなく色々な診療科をローテーションするスーパーローテーになっていますよね。ただ最近はその中でもある程度内科系、外科系という具合に進路に応じたローテーションを組むようになっているはずです。救急を目指すなら外科系や救急方面の研修をまわってください。 救急は処置が多いです(手術、血管造影、内視鏡などなど・・)ただこれらはすぐに身につくものでもありません。 ある程度大きな規模の症例の多い病院で研修したほうがいいでしょう。 はじめは雑用程度しかさせてもらえないかもしれませんが、症例を実際診た経験は大きいと思います。 また一般の外来入院患者でなく、意識もなく、既往歴や時には名前すらわからない患者に適切な処置を行っていくのは本当に難しいと思います。外科的処置に目が行きがちですが、まずはしっかりとした診断能力が問われると思います。治療は様々な可能性から診断を下しそこから治療は始まるのですから。それらのスピードが必要ですね。 前の方も言ってましたが、体力はもちろん精神力(心肺停止、外傷で血だらけ、泣き叫ぶ家族を前に平常心を保てるか・・救急のドクターは熱い人が多いですから怒鳴られるなんて当たり前) 人間性(生死に頻繁に関わる、チームワークが大切なので一匹狼系の人は不向き) 判断力(救命の中でも専門があるので相談はできますが、医師は究極の場面では一人で判断しなくてはなりません) 最後はやっぱやる気でしょう。救急はかっこいい事ばかりではありません。がんばっても亡くなったり、さらには訴えられたり。 質問者さんが志を全うしていただけたら、多くの方が救われます。厳しいですが頑張ってください! 最後のおまけに・・心身ともに疲れる仕事です。 友人でも恋人でもやすらぎの得られる、励まして支えてくれる人がいるといいですね。ただし恋人は心の広い、仕事を理解してくれる人じゃないと長続きしませんよ
お礼
現在、都内の医学部3年生の身であります。自分の将来について悩んでいるうちに、イメージのわきやすい救急医療にとても興味をもちました。 医学自体にはとても楽しく、苦でなく励んでいます。 しかし、実際に先輩の話を聞くと、やっぱり机上の勉強とのギャップを感じ、不安になり、質問させていただきました。 前に看護師さんをなさっていたという方の貴重なご意見、大切にさせていただきたいと思います!! (最後のおまけのご意見、特にしっかり受け止めさせていただきます 笑) ありがとうございました!!
- 川原 文月(@bungetsu)
- ベストアンサー率51% (834/1628)
私は、病院の事務長を25年あまりしてきました。 そうした経験の中から言えることは、 (1)外科系が特に求められている。 (2)体力をつけること。勤務時間での交代はあるものの、極端に言えば、まさに24時間体制です。夜間などは一睡もできない場合がほとんどです。 (3)集中力を高めておくこと。緊急手術などでも、5~6時間以上もメスと格闘しなければならない時が多い。 (4)食べられる時に「たらふく」食べておく。不健康になるのは確かですが、夜間勤務で救急車が次々と来た場合、食べる時間さえありません。 (5)大学の医学部は、ほとんどの病院で救急外来を設置していますので、あるていど自信が付くまでは、大学の救急外来に所属して、腕を磨いた方がBetter。これを書いてはいけないかもしれませんが、日本医大や東京女子医大、順天堂医院、北里大学などが有名ですね。国際感覚を身につけるのであれば、聖路加国際病院なども・・・。 (6)やはり、「研修」となると、大手の病院が良いでしょう。初めはメスさえ持たせてもらえないかもしれませんが、いきなり、中小の病院でメスを握ったら、病院としても怖い。 (7)当然ですが、全科目について知識を高めること。 (8)教授や先輩の技術を盗む。 やはり、救急患者は、はっきり言ったら、特定の科を希望して搬送されるわけではありませんので、訴える症状は千差万別です。その時々で「素早い」判断と決断力を要します。 とにかく、経験が「もの」を言います。 頑張って下さい。
お礼
なるほど、自分でうやむやになっていた所を箇条書きにしてはっきり記していただいた印象です!!体験談はとてもありがたいです!!ありがとうございます!!
お礼
とても分かりやすい説明に、本当に感謝します!返事遅くなりました、すいません!! 現在3年生で、6年生の前期にクリニカルクラークシップと言うのがあり、その時に「日米医学医療交流財団」や「野口医学研究所」や「東京海上メディカルスクール」などの団体を通して、海外に短期留学をしようと考えています。おっしゃられる通り、それ以外にも学生の間で日本国内での病院でいろいろな科を見学させてもらい、視野を広げたいと考えています。 先日、K林大学の3次救急センターを、3泊4日で見学してきました。救急医療(僕の中ではER的なものです)がさらに興味深いものになりました。 ここに返事を書くまでの5日間、さらに視野が広がりました。というのは、アメリカの専門医制度について深く調べることができたからです。アメリカとしては海外からの学生を受け入れる余裕はなく、受け入れたくないらしいのですが、僕自身はとてもその中で生きたい、やっていきたいと考えるようになりました。それは、医療の制度の違いも、教育システムの違いも、文化の違いも全て考慮しての結論です。 アメリカの外科系の専門医まで、とても険しい道になると思いますが、命をかけて医師という仕事をしたいので、頑張りたいと思います。 ありがとうございました!!