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お金が消える?
どなたか教えてください サブプライム問題で世界のお金が消えた・損失が出たとニュースなどで聞きます。 お金が消えたのですか?それとも、損をした人からどこかに流れたのですか? (1)お金は消えず損した人→利益が出た人に流れただけ (2)実際に消えた どちらでしょうか?
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- gootttt
- ベストアンサー率61% (191/309)
簡単に言うと、経済全体で金の貸し借りが減少したのでお金が減ったのです。 以前の経済全体での財務状態 借金 1000兆 手持ちの現金1200兆 今の経済全体の財務状態 借金 500兆 手持ちの現金 700兆 こんな感じです。 当然、非常に単純化してある上、数字は適当です。 こないだまで銀行はお金を沢山貸してくれたわけです。それがサブプライムの焦げ付きが原因で銀行の貸し出しが慎重になったので借金がやりづらくなり、お金が回らなくなってきたわけです。 お金が一杯回っている時は経済が活性化されますが、このように手持ちの現金が少なくなると、企業は新しい投資を避け、起業家は資金を集めにくくなり、消費者はモノを買わなくなるので経済が停滞します。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
お金 というのを、紙幣などの目で見える「通貨」と考えるか通貨供給量で考えるかで変わる。 通常の経済学では、通貨流通量を持ってお金の量としているので、(2)実際にお金が消えたといえます。 通貨供給量は、平たく言えば「あの人はお金を持っている、返してくれる、貸してくれる力がある」と信用することによって増えます。 通常、「あの人」というのが金融機関でして、この行為を信用創造といいます。 なので 金融機関の信用が下がると、通貨供給量が減るので、お金の量が減ります。
- itanjin
- ベストアンサー率100% (1/1)
素朴な質問て、大事ですよね。 ここは現在経済の要の部分ですから、慎重に判りやすく回答しましょうね。 お金は誰が貸したのか、といえば殆ど銀行ですよね。直接貸したのも、銀行から銀行に貸したのも含めてね。銀行が本当に持っているお金は、実は貸出ているお金の8%くらいなのです。ではその他のお金はどうするのか、それが信用資金です。国が銀行に実際のお金が無くても、この割合までなら貸出してもいいよ、というお墨付きのお金です。ですから実際には殆ど無いお金なのです。つまり銀行というところは特別のところで、有りもしないお金を貸出して、実際に有るお金を利子を付けて返してもらうところなのです。これが信用経済です。 そうすると不良債権による損失は、元もと無かったお金が返却されなくなったのですから、消えてしまったと言っても間違いではないですよね。つまり、実際に消えたことになります。 では借りた人の側では利益が出たのでしょうか。いいえ、借りた人には返す義務はあるので借金として残ってしまうのです。つまり得する人は殆どいないということですね。でも銀行は貸出せる金額が減少してしまうので、儲からなくなってしまいます。また銀行からお金を借りて操業している企業は借入金が減少して、商売規模が拡大できなくなったり、減少したりしてしまいます。要するに景気の悪化ですね。これをみんなが心配しています。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
サブプライムの場合は、(2)でしょう。 過去を振り返れば、オランダのチューリップの件ですね。たとえば、チューリップの球根が1個50万でそれなりに売買されていれば、人々は「そんなに価値があるのか」と思うわけですが、ある人が50万で売ろうとしても売れなければ、「ほんとはそんなに価値があるものじゃあないのでは?」って思って相場崩壊して500円になったりするわけですね。 こういう場合、「マネーが消えた!」といってもいいと思います。 身近な例でいえば、一時15万円って値もついたテレカがあったようですが、現在では1/3くらいかも?(相場知らないのですけどね) で、サブプライムも「すごい価値ある儲かる」と思っていたけど、実際はクズ債権だったってことがばれて、世界の金融機関が、自社にあると思っていた資産が現実の価値はずっと小さいとわかり大慌てとなったのです。 該当する債権を売った営業マンとか企業は、違法行為だと認識される販売方法を長年に渡って行っていたことも被害が大きくなった原因でしたね。(赤信号、みんなで渡れば怖くない、ってやつね。) (1)のケースであれば、大損した人がいても、大儲けした人がいるので、市場全体としては、全く問題ありません。
- trajaa
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(3)債券・証券・企業の資産 それぞれの価値が下がった。 或いは、帳簿上の評価価値が下がった。 大雑把に表現すればこんな感じかと。 実際に、紙幣が消えたわけでも有りませんし。 取引の過程で、部分的に利益を出した方もいますが 総体的に見れば、みんなで損をした。