- ベストアンサー
要求分析/定義
今、研修で要求分析/定義の実習をしています。 コンピュータを全く使っていない売上業務に対して、コンピュータ導入するというもので、社長をお客として商談のような形式で行っています。 しかし、いきなりのことで何を聞けば良いかわからず、悩んでいます。どのように聞いていけばよろしいのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
システム構築で一番重要な部分です。要求分析、定義は。 システムを構築するのには、なんらかの目的、目標があります。 省力化なのか、リアルタイムに経営判断する指標なりを提供することなのか。何を目指すのかということです。 その課題を解決する方法の道筋をまず立てます。 例えば手書きの台帳のみで売上、請求を管理し、在庫は管理されてない、仕入も適当に発注している。そんなケースの場合に、販売管理システムを導入してみよう、これが筋道。 でも売上伝票や仕入伝票はどういう形式になるのか。当然細かいことをヒアリングしていきます。 場合によっては特殊事情があるかもしれません。 そういった内容をすべて聞き出してシステムの青写真を作ることが要求定義です。段階的に詳細化していく作業、そしてそれをコンピュータのシステムによって実現する方法を考えることです。 大きな流れをつかみ、それをもう少し小さなブロックに分けて、最後はプログラム単位まで落とす。最初から細かい内容をつめてもだめです。 まずは大きな流れ、売上伝票を入力する→在庫を引き落とす→売掛に計上する→締めのタイミングで請求書を発行するなどなど。 その後さらに詳細に入って伝票って誰がどんなタイミングで入力するの?入力は可能なのか? どんな管理項目が必要?入力ミスを防ぐにはなんらかのチェックが必要?もしくは自動的に表示がかかるようにしたらいいんじゃない?とか課題を実現するために徐々に肉付けしていくのです。 それらを顧客と確認しながら詰めていく作業が要求分析でそれを特定の書類にまとめあげたものを要求定義といいます。 この要求定義はすべての出発点になるのでここが後から揺らぐようだと後々大変です。 なのでここでは現時点で想定できうるすべてのことが網羅されている必要があります。 マクロからミクロへ、段階的に詳細化していく。そしてすべてを網羅させる。 一言でいえばこうなりますが、実際は定義する側がかなりの業務知識なりシステム経験が必要で、提案しながらリードしていく感じです。 顧客は素人なので聞かれないことは答えません。なのでいかに網羅させるかというのも重要ですね。
お礼
回答ありがとうございます。 今、現状を分析しているところです。 この後、機能やデータの要件を定義していきます。 四苦八苦しながら、頑張ります。