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原子吸光分析における吸光度
実験で原子吸光分析による、濃度測定の実験を行ったのですが、 吸光分析で吸光度が0.5以上の値は信用できないと先輩に聞きました。 なぜ?と質問しても理由まではわからないと言う答えで、分析化学の本などを調べましたが書かれているのは原理などばかりで、吸光度の信頼性などについては書かれていませんでした。 どなたかご存知の方教えてもらえませんでしょうか、宜しくお願いします。
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>質問しても理由まではわからない 指導教員に訊くのが一番ですが。 検量線の直線性の問題でしょう。分光光度計の吸光度は、どんな安物の機械でも同じですが、原子吸光の場合は、機器や測定日時によっても異なる相対的な値です。なにより、その検量線は直線ではなく、標準液の濃度を上げても、それほど上がません(「検量線が寝た」と表現します)。 すなわち、分光光度計でも、1.0を越すと、サンプルを希釈するのが教科書的です。これは、まさに検量線が寝るからです。同じ現象が、0.5以上で生じているのでは。 ちなみに、私の研究室では、直線ではなく、エクセルの散布図より2次式の回帰をして計算しています。
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- usokoku
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回答No.1
0.5という値は、経験値でしょう。私の内容では0.2です。 ランバートベールの式を一次式に近似してみてください。I1/I0が非線型であること、線形に近似できる範囲はどのくらいか、はわかるでしよう。 げんしきゅぅこうの場合には、変なところがありますので、数値的(作図法を含む)には説明が可能ですが、解析的にはきついぶぶんがあります。
質問者
お礼
とても参考になりました。ありがとうございました。 ランバートベールの式を少し考えてみようと思います。
お礼
「検量線が寝た」と言う表現は初めて聞きました。 とても参考になりました。ありがとうございました。