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硫化水素の実験は無害?
最近、硫化水素自殺で、周辺の住民が巻き添えになっている事件が増えてますね。 ところで、自分は高校の頃、化学の実験で硫化鉄に塩酸を加えて 硫化水素を発生させる実験を習ったことがあります。 その時、発生と同時に卵の腐ったようなにおいがして みんなで「うわ、くせっw」などと冗談交じりに騒いでいたものの 気分が悪くなった人は一人も出ずに無事に授業が終了しました。 このことから、自分の中には、「硫化水素はものすごく臭いけど 猛毒というほどではない」という認識があったのですが・・・ 先にも述べたとおり周辺住民にまで重傷者が出るのはどういうことかなと…。 高校の頃のあの実験は、本当にリスクがなかったんでしょうか…?
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大事なことがあります 硫化水素のにおいはある濃度・・15PPMくらい?になるとそれ以上濃くても感じる匂いはあまり変わらないってことです つまり匂いだけでは安全な濃度なのかそれ以上の危険な濃度なのかの区別がつかないので、硫化水素が匂う場合は人体に危険な濃度だと想定して行動や安全対策をします これ化学工場では常識
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- htms42
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高校で硫化水素を発生させる場合、 定性分析の単元での硫化物の沈殿の項でです。 硫化鉄に塩酸を加えて硫化水素を発生させます。 発生自体はドラフト内でやって硫化水素水の形で生徒に配ります。 それでも臭いは分かります。 硫化鉄を使うのは反応がゆっくりだからです。硫化鉄は酸とは反応しますが水には溶けません。必要量取れば反応を止めてしまうことも出来ます。硫化ナトリウムのような水によく溶ける物質を使えば一度に反応が進みます。
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反応速度をあえて遅くすることで発生する硫化水素の 物質量を制限していたのですね。それでもあれほどの匂いがするのですから驚きです。
- mojitto
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当然の話ですが、学生実験レベルで生命の危機に及ぶような実験はしません。 硫化水素は明らかに猛毒です。 しかし、学生実験では危険のないように濃度が調整されています。 その実験は、あくまで硫化水素の臭いを体験してもらうことが意図とされていると思いますが、腐卵臭がする程度ではまだ、安全な範囲内だと言えるでしょう
お礼
ニュースで周辺の人たちが「腐卵臭」と言っていなかったのが 気になってました。実験室ではまず最初に卵の匂いを思い浮かべたものですから。本当に有害な濃度になると腐乱臭どころではない刺激臭になるのかもしれませんね。 いずれにせよ、あんなひどい匂いの中で最後を遂げるなんてのは絶対いやです。硫化水素の実験を覚えている人なら、硫化水素で死のうなどとはまず思わないでしょうね・・・
- okormazd
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硫化水素を発生させるときは、ドラフト内でするか、実験室でドラフトを使わないときは、ファンをまわすなどして、換気をよくし、大量に発生しないようにしている。微量でも臭気が強いので、その存在はすぐわかる。突然高濃度を吸入したのでなければ、死ぬ気がなければその匂いで逃げ出すので死なない。 http://www.iamp.tohoku.ac.jp/~liquid/MURA/hitorigoto/gas-kiji/h2s.html ヒトの臭いの閾値は、0.0005~0.025ppm、明瞭に感知するのは0.06ppm、1~ 5ppmでは不快臭が強く、20ppm以上になると結膜炎や角膜障害、200~400ppm では眼・鼻・上気道に対する灼熱性疼痛(30分間ぐらい耐えられる)、400~ 700ppmでは30分~1時間暴露で肺水腫が起こり生命に危険、700ppm以上では頸動脈球(洞)を刺激し反射性の呼吸中枢麻痺で即死すると考えられている。急性毒性(LC50)は経気道で、ラット713ppm・1時間、マウス673ppm・1時間である。
お礼
確かに窓は全開にしていた記憶があります。実験室で1ppmだったとすると、体に異常が出る量の20分の1程度ですか・・・ それならばよっぽど長い時間吸い込まない限り安全だったということですね。
- 1582
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濃度、量が違う
お礼
もっともシンプルにいってしまえばそういうことなんでしょうね~。
お礼
なるほど・・・ 実験室でも事件の方でもにおいは大して変わらないけど 濃度は全然違うって事ですね。