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有機フッ素化合物について

有機フッ素化合物はいろんな特徴がありますが、そのなかで耐熱性についてお聞きしたいのですが、なぜ有機フッ素化合物はもえにくいのですか?教えてください

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noname#160321
noname#160321
回答No.1

燃えにくいのは、C-F結合が強いためです。あと燃えた後にフッ素がどこへ行ったらいいのか迷う…(笑 通常炭化水素の燃焼は水素がラジカルに引き抜かれて炭素ラジカルができ、それが酸素と反応してペルオキシラジカルを生じます。 これが他の水素を引き抜いてヒドロペルオキシドを作り、それが熱で分解し、HO・ラジカルとR-O・ラジカルができて…。 といった具合にラジカル連鎖反応が起きて炭素-炭素間が切れ、気体が生じそれがさらにラジカル反応を起こして炎になる。 フッ素化合物の場合C-F結合が472kJ/molとC-Hの値431kJ/molよりかなり大きいので、初めのラジカル生成がかなり不利です。 (上記の値はCH3-FとCH3-Hの値、化学便覧) さらに二酸化炭素ができるときの熱利得がフッ素化合物にはないので、発熱も続きません。 なお、弗素樹脂も熱分解しますので注意、テフロンは170℃で分解を開始します。

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