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探査機の太陽系到達
こんにちは。 wikipediaで太陽系の惑星について見てると水星への到達は とても難しいという記述がありました。 惑星によって探査機で到達するのが難しいのとか簡単な惑星 とかあるんですか?例えば火星は行きやすいとか海王星は大変とか そんなのあるのですか? またその理由は何なのか教えてください
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- debukuro
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水星は太陽に近いので水星が衛星を引き寄せる力よりも太陽がその衛星を奪い取る力の方が強いのです だから外部からの物体を水星の引力圏内に入れることが困難です 火星の公転周期は地球の約2.5倍、速さはやや遅い程度 秒速は地球29.8km、水星46.8km、火星24km、木星13km、海王星5.4km 速さの差が小さいほど近付きやすいことは明らかでしょう それに遠くの的ほど当てにくいということもありますね
- danboald
- ベストアンサー率27% (16/58)
たとえば今水星に向かっているメッセンジャーは太陽の周りを15周もして、複雑な軌道をとって進み、水星の周回軌道に入るまでに7年かかります。土星を探査中のカッシーニも同じように金星や地球でスイングバイしながら進み、土星周回軌道に入るまでに7年以上もかけました。 なぜそうなるかは、目標の惑星との相対速度が一致しないと周回軌道に入れず、探査機が惑星に接近しても一瞬で飛び去ってしまうことになるからです。水星については、遠心力に逆らうのもそうですが、水星がきわめて小さな惑星なので、当然重力も小さく、相対速度をかなりあわせないと周回軌道に入れないという事情もあるようです。 ちなみに今まっすぐ冥王星に向かっているニューホライズンズは、冥王星の周回軌道に入ることなく近くを飛び去るだけです。だから冥王星に接近して観測できる時間は極めて短いようです。それでも9年以上かけないと行けないほど冥王星は遠いのです。 だからカッシーニのような惑星を周回して詳しい探査をするような探査機を冥王星や海王星に送ろうとしたら、今の技術ではとんでもない時間をかける必要があるでしょう。
- kyo-mogu
- ベストアンサー率22% (3398/15358)
まず探査機にロケットエンジンが有りません。姿勢制御の燃料ぐらいしか有りません。では、どうするか? 惑星の重力を使って推進力を使います。 スイングバイという方法です。 簡単に言えば遠心力を使っていると思えばわかりやすいですね。 そういった状態ですので、一直線に行けない。スイングバイを効率よく使うには惑星の位置も重要です。 遠方へ長時間かけて行きます。当然、その間トラブル無しで行くのは困難です。そして管理する施設への維持費もかかります。 海王星だけとか冥王星だけとかのミッションより、途中の惑星探査をしていって成果をだしていかないと予算も取りにくいでしょうね。 水星へは遠心力と逆らう分けですから大変なんです。 http://www.jaxa.jp/projects/sat/bepi/index_j.html
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
まず単純にいって「遠いところに行くのは難しい」です. 冥王星なんかはニューホライズン計画がはじめてだったと思います. あとは惑星固有の問題もあって, 例えば水星は太陽に近いので「太陽に向いた面はとっても暑く, 太陽に向かない面はとっても寒い」ということが問題になります. 温度差で 200度とか 300度とかありますから. 金星だと「表面温度470度, 90気圧」という極限環境が問題です.
お礼
みなさん本当に参考になりました。 一人ひとりにお礼を言いたいのですが、まとめさせていただきます。 大変失礼かと思いますがお許しください。 詳しく説明してくださり、ありがとうございました。