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アナログ回路をプログラムで過渡解析する方法について

抵抗,コンデンサ,インダクタからなるアナログ受動回路をプログラミング,またはExcel等で簡単に過渡解析したいのですが,以前に,下記のような方法で簡単にできると聞いたことがあります.具体的にどのようにするのか教えて頂きたく,宜しくお願いします. 以前聞いた方法 (1)まず,アナログ回路をjω⇒sに置き換えて伝達式を解く. (ここまでは出来ます.) (2)次に,(1)で求めた式のsにz変換の近似式に置き換える.   ここをs= の どのような式に変換するのでしょうか? (3)さらに,zの式に置き換えたあと,どのように時間領域解析をするのでしょうか? 教えてください.

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  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.4

s->zへの変換(詳細はz変換の書籍などを見ていただくとして) 近似的には、 1. 双一次変換 s=2/T*(z-1)/(z+1) を使って、zの有理式(分子、分母がzの多項式)にできます。(Tはサンプリング周期) 2. その後、分子の多項式を分母で割る操作を行うと、 Σak*z(-k) の形の無限級数になります。 3. このakが時間間隔Tでの時間応答(ただし、近似)になっています。 もとのsの式が伝達関数の場合には、インパルス応答に対応します。 (詳細はz変換の書籍などを見ていただくとして) 4. 求めた時間応答がインパルス応答の場合には、入力信号unに対して 出力信号ynは yn=Σak*u(n-k) (だったかな?)の形で計算できます。 他の計算方法として、 a.伝達関数G(s)が計算できれば、s->d/dt として微分方程式の形で求める。 (この場合には、最初から、微分方程式の形で求める方が楽かもしれません) 微分方程式を、数値的に解く。 という手もあるかと思います。 a

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E4%B8%80%E6%AC%A1%E5%A4%89%E6%8F%9B
ossan1234
質問者

お礼

ご教示有難うございました.流れがとてもよくわかりました. 1~4の計算をプログラムで機械的に解く具体例があればよい のですが,どこかのサイトなどでご存知ないでしょうか?

その他の回答 (4)

  • tadys
  • ベストアンサー率40% (856/2135)
回答No.5

微分方程式を差分方程式に置き換えて解く方法があります。 コンデンサの場合Q=C*V ,dQ=C*i*dt, dV = 1/C*i*dt の関係が有ります。 5Vの電源から10kΩの抵抗で1uFのコンデンサを充電する場合、 抵抗に加わる電圧をRv 抵抗に流れる電流をRi コンデンサに加わる電圧をVc コンデンサに流れる電圧をVi コンデンサの初期電圧を0V、dt=1ms として 初期値としてVc[0]=0とします。 step1: Rv=5-Vc[0], Ri=(5-Vc[0])/10k とします。     dtの間 Riの電流が流れるとしてdt経過後のVcの変化は     dVc = 1/C*Ri*dt なのでこれを Vc[0]に加えます。     Vc[1] = Vc[0] + dVc step2: Rv=5-Vc[1], Ri=(5-Vc[1])/10k , dVc =1/C*Ri*dt     Vc[2] = Vc[1] * dVc 以下、必要なだけ繰り返せばよいです。 コイルの場合は dV = L*i/dt とします。 ほかの方法でも同じですが、部品数が大きくなると多元の連立方程式を解く 必要が出てくるので、spice等の回路シミュレータを使用するのが実際的です。

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3752147.html?ans_count_asc=20
  • acuna
  • ベストアンサー率14% (319/2259)
回答No.3

過渡応答に関して、計算どおりに行くかどうか、テキサツ・インスツルメンツや、リニアテクノロジー社のオペアンプ用のアナログスパイス(シミュレータ)でオシレータと受動回路を組んで、DC・AC検証するというのも、一案ですよ。 アナログIC作っている各メーカから、フリーでダウンロードできます。 昔は高かった。今も正規版はとっても高価です。 ラプラス変換は、ちゃんと勉強しましょう。きっと役に立ちます。

ossan1234
質問者

お礼

ご教示有難うございました. 一度,ダウンロードして,シミュレーションしてみたいと思います. ただ,汎用シミュレータだと,融通が利かない場合がありそうなので, 自分で作ってみたいと思っています. 何か良いプログラミング例(ソースコード,またはEXCELシート)など,あればよいのですが...

noname#101087
noname#101087
回答No.2

Lapras 変換なんてありません。 Laplace 変換でした。

noname#101087
noname#101087
回答No.1

>(1)まず,アナログ回路をjω⇒sに置き換えて伝達式を解く.(ここまでは出来ます.) >(2)次に,(1)で求めた式のsにz変換の近似式に置き換える. >  ここをs= の どのような式に変換するのでしょうか? >(3)さらに,zの式に置き換えたあと,どのように時間領域解析をするのでしょうか? 筋書きを把握しきれてないので、一人合点のコメントになりますけど..... 。 「過渡解析」とは、ステップ(あるいはインパルス)応答波形を算出することだとします。 (1)で求めた式(伝達関数)は s の実係数有理関数になるでしょうね。 まず、分母多項式の零点を求めて一次(実根)ないし二次(共役複素根)多項式の積に因数分解。 その結果から、伝達関数を部分分数に分解。 (つまり、EXCEL にて実係数多項式の零点を求めるシートを作る。たとえば複素形の Newton を書く。単根なら大したこと無いが、重根があると厄介) 部分分数の項ごとに Lapras 変換の公式を適用して応答波形(t)を計算し、総和を求める。 (これは機械的な適用で済みそう)  

ossan1234
質問者

お礼

ご教示有難うございました. その後の調査で,高速逆ラプラス変換(FILT法)で 簡単に解くことができることがわかりました. やってみます.