- ベストアンサー
プロの方教えてください。ショートスティで困っています。
今日、用事を済ませ家に戻ったら留守番電話が入っていました。 11日から母がショートスティに入っているのですが、その施設長からでした。 母は認知症で要介護3で、トイレ、食事、着替え、入浴はすべて自立です。 今お世話になっている施設は4件目になります。 今までの施設は、ご飯を食べさせて薬を飲ませ、数日ごとに入浴させて寝かせるだけで、完全に乳母捨て山状態で、迎えに行った帰りの車の中で「もう行きたくない」と泣かれたこともあり、あっちを試しこっちを試し、どこも見学に行ったときは不動産屋のように良いことを言いますが、実態は同じようなものでした。 今お世話になっているところは、良く手をかけてくださっているようで、帰宅後も落ち着いて過ごしていたので、安心していたのですが、留守電に何かあったのかとあわててかけてみると、「酷い帰宅願望で収まらないので、できれば帰したい。」といったニュアンスのお話でした。 今までも帰宅後に書かれている日誌のようなものを見ると、見学に行ったときの話と違い、実際には何もやっていないように感じていたのですが、それが当たっていたようで、仲の良いお仲間が今回は居ないために、昼間ず~~~っと所在ない時間を過ごさなければならなくて、強い帰宅願望になったようです。 つまり、施設の方が面倒を見たのではなく、世話になっているもの同士が面倒を見合っている状況がうまく回っていたのだけれど、今回はそれが出来なかったということです。 もちろん仲の良いお友達ができて、楽しく過ごせるならそれはすてきなことです。お互いに認知症ですから、同じは話が何回繰り返されてもげんなりすることもなく時間が経て行くでしょう。 でも、それは偶然の結果であって、普通はどうして過ごせばよいのか判らない認知症要介護者を預かっているわけですから、何でも良いからなにか出来るように、たとえばタオルを畳むとか、落語や漫才のDVDでも見せるとか、一桁の足し算をさせるとか、そんなちょっとした工夫で乳母捨て山脱出を図ることはできないものなのでしょうか? 家にずっと居れば、私がストレスで変になるし、主人や娘もいない時間を求めますので、ショートスティは必須です。でも乳母捨て山ですごさせるのは可哀想すぎて別の意味でストレスになります。 ショートスティの実態を教えてください。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
どこの施設も、ケアの質に大差はないと思いますよ。それは、これが今の日本の施設ケアの限界だからです。 ケアには入浴や排泄、食事といったADL(日常生活動作)のケアと、レクリエーションや話し相手など生きがいやQOL(生活の質)の向上につながるケアがありますが、現在の日本の施設ケアはADLのケアをすることで精一杯の施設が多く、QOL向上のケアまで十分に人や時間を割けないというのが実態です。 原因は介護報酬の安さと施設の人員配置基準の低さです。良いケアをしようとして職員を増やせば増やすほど、施設の経営を圧迫し、職員一人一人の給料を下げなければなりません。施設職員の給料は、ご存知の通りただでさえ安いのに、これ以上減らされたらたまったものではありません。 ケアの質は、職員一人一人の努力や工夫によるところも確かにありますが、多くは職員数によって左右されます。つまり、いくら一人一人の職員が頑張っても、スタッフの絶対数が少なければ決して良いケアは提供できないということです。 私はかつて、イギリスの障害者施設で有償ボランティアとして数ヶ月間働いた経験がありますが、そこで驚いたのは圧倒的な職員の多さでした。正直言って「こんなにいらないんじゃないの?」と思えるくらい職員が沢山いました。おまけに手のかかる入所者(自傷行為がある、歩行が不安定で転倒の危険がある、帰宅願望が強く施設を出て行こうとするなど)には、9:00~17:00まで一対一の介護職員がついていました。そして、レクリエーション活動などの日中活動を担当する選任のスタッフがいました。さらに私のような海外からの有償ボランティアが常時数名いて、職員の補助や入所者の話し相手、レクリエーション活動などを行っていました。とにかく人手が多いのです。はっきり言って、ケアの質は日本とは比べ物にならないくらい高いと感じました。 良いケアを提供するためには、まずは人手が必要です。そして人を雇うためにはお金が必要です。イギリスの消費税は17.5%です。税金や保険料は上がって欲しくないけど、良いケアを提供して欲しいというのは無理です。(当然、税金の無駄使いはやめたうえでの話ですが) 消費税は5%と安く、税金の無駄使いばかりやっている日本では、いくら現場の職員が頑張っても、良いケアを受けることはできないということに、多くの日本人がそろそろ気がつくべきです。今、医療崩壊が叫ばれていますが、そのうち介護現場も崩壊するでしょう。 現状で、より高いケアを希望するのであれば、ショートステイ+自費で雇った付き添いをつけるくらいの方法しかないのではないでしょうか。施設から「付き添いをつけてください」と要求することは違法ですが、家族がより高いケアを望んで、自らの意思とお金で付き添いを雇ってつけることは制度上問題ありません。
その他の回答 (7)
- yukikana2
- ベストアンサー率17% (44/252)
NO4です。 ふっと思ったので、再度…家族がいいショート先を求めるのは、もちろん本人の事を思っての事でしょう。が、それが本人を混乱させているという事はないでしょうか。先月はここにとまり、今月はここにとまりというのは、認知症の人にとっては、とってもしんどい状況です。その事が帰宅願望を強めているのかも(祖母も白内障で入院が必要なようです。心配です)今までで一番ましと思えた所に思い切って決めて、腹をくくって何度も利用してみたらどうでしょうか。介護職にとって大事なのは文字によって知る事ではなく、何度も会う事によって理解する事なんです。これは対人の仕事はみんなそうではないでしょうか。本人にとっても、介護する職員にとっても、継続利用がいいのではないでしょうか。
お礼
それほどせっかちではないので、一カ所に最低でもそれぞれ半年くらいはお世話になっていますし、第一本人が全く覚えていないので、変わっても変わったことが判らないです。 現在施設の前にお世話になっていたところは、ものすごく面倒見が良くて、それこそ抱きかかえるように面倒を見てくださったので帰宅願望が出なかったのですが、母が毎回見事に忘れているので面倒を見る方が苦笑いしていました。内心はがっくりでしょうね。 その施設は経営元が病院だったので、認知証より身体のリハビリが必要な人がメインで、その人達が入りきれないほど一杯になり、認知症だけれど五体満足の母は断られてしまったのです。
補足
皆様回答ありがとうございました。 皆様の回答のお陰で、元々シュートスティでは預かった要介護者を少しでも楽しく過ごさせてあげよう。という概念は存在していないのだということがわかりました。生きて無事返せれば良し!は本来あるべき姿で、そのように厚生労働省がシステムを作っているのだからどうしようもないということなのだと判ってきました。 今後は、自分のストレス+家族の忍耐力VS私の心の鬼のサイズ・・・行くも地獄戻るも地獄です。私は早死にしたいな。
- kabasan3
- ベストアンサー率50% (9/18)
字を間違えました。 ×選任→○専任
- kaigo2000
- ベストアンサー率31% (15/47)
介護の相談にのっているものです。 あちこちの老人ホームを取材したり 一人の在宅介護スタッフとして働いていたりしていますが、 どの介護サービスも「完璧」というわけではなく、 今、発展の途中のあるものだと思います。 それは、働く人たちの問題というよりも、 その環境(制度・給与水準など)に問題があるのではないかと思います。 いくつものショートスティをご利用されている、介護に本当に一生懸命なoobankobanさんなら、このことにもお気づきなのだと思います。 それらを、何とか組み合わせて継続しているのが、 在宅介護なのだと感じています。 介護をしている方はおそらく同じような悩みを持っているのではないかと思います。 oobankobanさんはそれを理解されていて、このような場をうまく活用されていらっしゃることは、よりよい介護のために大きな一歩なのだと思います。 これまでの回答にないもので、私に申し上げられることは、地域の介護者の会の活用という方法です。同じ地域の方であれば、特定の施設の話ができるのだと思います。 同じような環境でもよりよい介護をされている方には、よき仲間がいらっしゃいます。そんな仲間作りも少しずつされてみてはいかがでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 実は10日に介護者の会があったばかりでした。 そして、良い施設を知らないか?と介護の長い私が聞かれる立場でした。み~んな困っているのです。 結局、政治の問題ってことですよね。 母の為に月5万円ほどの介護料を払っています。ということは、母は月50万の介護費用を使っているってことになりますよね。 こんなにお金を使っているのに、ほっておかれる現実って変じゃないでしょうか。お金がもっとも必要な現場ではないどこかに回ってしまっているのではにかと疑ってしまいます。
- yukikana2
- ベストアンサー率17% (44/252)
すべて自立で介護度3って、ものすごいですねえ。問題行動がすごいって事ですよね。帰宅願望もそのひとつでしょうか。 現在は離職していますが、調査員や介護職の経験があります。認知症の専門棟でも3年半勤めていました。 タオルたたむとか、レクリエーションとかって、されてると思うんです。してましたから。ただそれって一日は無理ですね。ちょうど家族の行かれない時にされているかもしれません。 離職して、自分も認知症で介護度1の祖母の介護をしているから言えるのですが、ショートが必須であるなら、あんまり大きい事は求めてはいけないのではと思いました。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですか、お祖母様の介護をなさっているのですか。 昨年の調査の頃から、認知症の問題行動は大きくとらえてくれるようになり、要介護度3になりました。 体が元気な分、振り回される私の用事はどんどん増えていきますし、目の離せないことも増えてきました。 スティ先では、自分がどういう状態なのか判らないから、帰宅願望がでるのでしょうね。「なぜこんなところに押し込められなければならないの、私には私が建てた私の家があるのに」って思っているのだろうと想像してます。家を建てたことが母のアイデンティティーですから。 そして、自分の好きなことが何も出来ないのもストレスになって帰宅願望を大きくしているとも思います。 レクレーションは基本的にはなにも無いみたいです。過去の日誌をみるとごくたまに誕生会をやっているようですが、その日にいなければ何もないですね。まぁ、そういうものなのでしょう。 施設からは今日引き取って欲しいと言われたのですが、なんとか頼み込んで月曜日までは預かってもらうようにお願いし、予定を切り上げての帰宅を承知しました。 しかし、次回からどうすればよいのでしょうね。帰宅願望が認知症の症状なのは施設側も承知しているし処し方もご存じなのだと思っていたのですが、それも甘かったですかね。 6月には耐震工事で大工さんが入ることになっています。母のショートスティにスケジュールを合わせてもらったのに、家にいることになったら、大工さんは同じ質問を延々と受けることになり仕事になりません。 困りました。
- gt125
- ベストアンサー率43% (23/53)
ご自宅での介護、ご苦労様です。 さて、「乳母捨て山」を脱出させたいとのことですが、ショートステイ利用時の短期間では施設の職員は利用者の日常生活を把握するのでいっぱいで、何かの趣味活動を提供するなどといったことまでは対応しきれないことがほとんどです。 利用者のことはご家族が一番よく知っているので、ご家族からこういったことをさせてほしい・こういうことだったらできるといった情報提供をしてみてはどうでしょう? また、ご老人は環境が変わると混乱しやすく精神状態が不安定になりがちです。見学に行った時はご家族も側におり安心してしたものの、ショートステイで1人になった途端、不安になって「帰りたい」と思われる方が多いものです。これは施設の対応の影響だけではなく、認知症からくるものですので、施設の対応を疑うのはお門違いです。
お礼
回答ありがとうございます。 どの施設にも、最初の入所時には、母の情報を文書も付けて渡しています。一桁の算数ドリルも余るほどコピーして渡しています。 一番好きなのは、食べまくり(過食状態)なので、これは叶いませんし、次が散歩しながらゴミの収集なので(ショートに入っている間に貯め込んだゴミを処分します)これも叶いません。 植木をいじりも大好きですが(なので全部枯れました)これも叶いません。 後の叶いそうなことは、文書にして情報は渡すのですが、たとえばタオル畳みをさせてもらったとして、10分で終わってしまうので、残った時間のほうがず~~~っと長いですよね。 見学時は2回行きます。母のいる前では言えないこともあるのでまず私一人で行きます。そして良さそうだと思ったら母を連れて行き、施設の方と面接って感じですね。 まぁ、施設だって利用者が集まらなければやっていけないですから、行っても行かなくても同じかな、なんて今回はしみじみ思ってしまいました。最初から、「生きて無事に帰れば万歳と思ってくださいよ。」って言われたら、さすがに預けませんが、でもそれが実態ってことですよね。 自分も居たくないところに預けるのは、辛いし、私自分のストレスが有って、家族への思いが有って、帰宅願望にめげて帰したがる施設が有って、どうすればよいのでしょうね。
- rnjm4
- ベストアンサー率33% (55/165)
No1です。 認知症の方一人を、専門職が8時間勤務でケアすると、4人位必要との事。 認知症ケアの切札といわれているグループホームでも、9名の利用者さんに、介護職は昼間3人、夜間1人です。他のサービスや施設はまだ少ないです。 そういう意味で、切目ない24時間対応サービスはありません。 説明が不足かと思い、追加させていただきました。
- rnjm4
- ベストアンサー率33% (55/165)
お母様の介護、お疲れ様です。 私は在宅とグループホームでケアマネをしております。 お母様のケアマネさんとは相談されましたでしょうか。 さて今の一般的な現場の状況です。介護職は足りません。人員配置基準を何とかクリアできる状況です。 やっと慣れた頃に辞めていきます。 認知症については、医者でさえよく知らない状況です。介護職も勉強する機会なく働いている人もいます。認知症は点でなく面でのケアが必要です。介護保険サービスには、専門職が24時間365日ケアするサービスはありません。 それらを踏まえて。 私どもは、その方の好きな事や得意な事、苦手な事嫌いな事のアセスメントも重視します。慣れない中でご本人が、帰りたいのは当たり前。その中でも少しは気が楽になるために、好きな事得意な事が分かっていれば介護職も一緒楽しむ時間が作れます。逆に嫌いな事等分かっていれば、事前に避ける事ができます。 これらは普段身近な方が一番ご存じです。 もしよろしければ、質問者様が、介護職さんを労いながら、うちの母はこれがあれば笑顔になりますといった情報を伝えてみて下さい。良質な事業所なら喜んで飛び付くはずです。 本来なら私どもがする事。現状、なかなか進んでいなくてゴメンなさい。 介護職も利用者さんやご家族に育てられます。 長々とすみませんでした。お母様、皆様が安心して過ごすことができますよう。
お礼
回答ありがとうございます。 人手不足はありましょうね。正直私は母を診ていて絶対に介護職には就きたくないと思いますもの。 張り切って資格を取って職に就いても、気持ちが萎えて辞められる方は相当多いと思いますし、責任がある割には安い賃金にも首をかしげています。 どの施設も、最初の入所時には、母の情報を文書も付けて渡しています。一桁の算数ドリルも余るほどコピーして渡しています。 母のことを一番よく知っているのは私ですし、やはり優しくして欲しいな、可愛がって欲しいな、と思うので、出来る限りのことはしているつもりなのですが、ただ、施設も診てくださる方の能力というか、気持ちの入り方で対応が変わる実態は否めません。そして、入れ替わりの激しさも大問題です。 同じ施設を利用していて3回目くらいになると、最初の情報は何も伝わっていないような感じがします。渡してある資料等を引き継ぐ余裕もなく人が入れ替わってしまうのでしょうし、基本的にショートでは、預かった要介護者に楽しく過ごしてもらう発想は無きに等しいですよね。 私は、どんなことがあっても自分自身はショートのお世話にはなりたくないです。檻のように一定のスペースの中しか動くことも出来ず、外気に触れることも日の光を浴びることも出来ない所でで過ごすなら、生きていたくないです。だから母が帰りたがる気持ちもすごく判るのです。自分が居たくないところに預けている心苦しさは、消すことが出来ないです。 今回は、予定より早く引き取ることを家族に納得してもらいましたが、私の実母なので、主人に嫌な思いをさせることに気が重いです。 すでに定年を迎え、現在は嘱託で働いていますが秋にはそれも終わり、家にいるようになります。 長く家族のために頑張って働いてきた主人の老後が、認知症の母と過ごす日々かと思うとやりきれない思いです。 といって、施設が根を上げるほど帰宅したがる母を、無理やり預かってもらい続けるのも認知症が進むおそれもあって恐ろしいし、私はどうすればよいのでしょうね。
補足
書き忘れいました。 担当のケアマネさんは、ものすごく熱心な方で、私の意をくんで一生懸命捜してくださいます。そして、私と同じように謳い文句を過大評価してしまい、二人でがっかりの繰り返しです。
お礼
回答ありがとうございます。 人手を配していないことが最大の原因なのは、ものすごく判ります。 その程度の介護しか考えていないとうより、その考え方は介護される者を人間扱いしていないんだ。と言うことが解らない政治が問題ってことなのでしょう。介護の制度を考える人は、全員2泊3日でショートスティ体験入所をしてもらいたいものです。そして自分が将来入っても良いか考えて欲しいものです。 イギリスほど丁寧でなくても良いけど、いずれ自分が入ることになるかもしれないと思ったら、現状はぞっとする状況です。だから私自身が母を預けるのに苦悩しちゃうのです。 尚、ショートステイ+自費で雇った付き添いをつけるっていうのは、取り合えず経済的に無理ですが、物理的にも無理じゃないですか?施設で困っちゃわないでしょうかね。寝るところとか食事とか。