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生きている魚を「さかな」と呼ぶのは変では?
自然界で泳いでいる魚をテレビなどで平気で「さかな」と呼んでいることに違和感がします。そもそも、「さかな」は「酒菜」すなわち「酒のアテ」であり、食い物としての呼称です。まあ、料理屋の生簀で泳いでいる奴は「さかな」でもよいでしょうが、自然保護を訴えるようなテレビ番組で「さかな」と呼ぶのはおかしいなあと思っているのですが。「うお」と呼ぶべきでしょう。国語を専門とする方々は、これをどうお考えでしょうか。
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江戸時代までは意味が違っていたそうです. 海や川の中で泳いでいる生きているものを「うお」。 まな板の上に載ったり、料理されて皿などに盛られたものは「さかな」と区別されていたそうです。 水中で生きている「うお」を「魚」、「さかな」は「肴」という漢字で使い分けしていたとも。 その名残なのか「魚市場」は「うおいちば」、「魚河岸」を「うおがし」と呼び「さかな」とは言わないようです. http://blogs.yahoo.co.jp/gasoh2000/38257243.html
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- suunan
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つづきです。 「魚一般を「さかな」と呼ぶことは、既に言語として定着しているという状態になっているというご判断なのですね。」 私は普通に生活してますが、ウオという発音は 実生活でもニュースを含むテレビ番組でも 何十年も聞いていません。ウオの方が死語になりつつあります。 そもそも、子供のときに魚類のことをサカナとまず教わるのであって 語源は何かのついでにあとから知るものです。 また、魚という字を昔から正式にサカナと読むことからも、 昔から完全に定着していることは明らかです。
> 生きている魚類を「さかな」と発音することの違和感を問題にしてる > のです。 そうでしたか、失礼しました。 人間の場合でも死んだら法律上はもう人ではありません。でも、「人が死んでいます!」と110番通報した場合に、「死んだら人じゃない、死体と呼べ!」と注意する警察官は、少なくとも日本にはいないでしょうね (笑) それはともかく、違和感の有無は、生きている魚と死んだ魚を明確に異なるものと意識するかどうかによって変わって来ると思います。それを決定するのは、基本的に教育でしょう。水族館の水槽を前にして、親が子供に「ほ~ら、おさかなさんがいっぱいいるよぉ♪」と言った場合と、「わぁ、おさかなさんだ~♪」と喜ぶ我が子に対して「これは、“さかな”ではなく“ウオ”なのよ。それと、動物に“さん”を付けてはいけません!」と叱った場合とでは、その子供の意識はかなり違ったものになることが予想されます。 なお、下記もご参照下さい ( ^^ 魚(さかな) - 語源由来辞典 http://gogen-allguide.com/sa/sakana.html
お礼
生きているか、死んでいるかも重要ですが、「食い物」かそうでないかという観点も重要でして、「人間の場合も云々」というのはちょっと違うと思います。それにしても、「さかな」の語源を考えると、酒を呑まない子どもが「さかな」と呼ぶのは奇妙なのですが、言葉は変化するものなので、止むをえませんかねえ。
- garamond
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語源はお書きになった通りですが、すでに「うお」は書き言葉専用となり、話し言葉では「さかな」が定着しています。 水族館で子どもに「いろんな『うお』が泳いでいるね」と言われますか?
お礼
正しい大和言葉として「うお」と教える意義もあると思いますが…
酒のつまみ(酒菜)の意味の「さかな」は、「肴」と書きますが(「酒肴(しゅこう)」とも言います)、常用漢字から削られてしまったため、公用文では「さかな」としか書けません(ただし民間企業や個人が使うのは自由です)。 しかし、いわゆる魚類の「さかな」は、漢字で書いても仮名で書いても一向に差障りはありません。もし対応する漢字がある言葉はすべて漢字で表記しなければならないのであれば、「NHKみんなのうた」は誤りで、正しくは「NHKみんなの歌」と書かなければいけない。 ‥ということになってしまいます ( ^^
補足
私の質問の趣旨とお答えが食い違っております。「魚」という漢字を何と読むべきかという質問ではありません。生きている魚類を「さかな」と発音することの違和感を問題にしてるのです。
- suunan
- ベストアンサー率14% (224/1569)
その種の変遷は無数にあり定着しているので、 しかたないんですよ。 茶を飲まない方の器を茶碗と呼び 茶を飲むのは湯飲み茶碗です。 般若心経を聞いて退散した魔物を般若と呼んだり、 フランケンシュタイン博士が作った怪物を フランケンシュタインと呼ぶようなものです。
お礼
私には違和感がありますが、言語というものは変化することは分かっておりますが…。この質問は、私と同様に「おかしい」と感じている人々がいないのかなあ、と思って書いたのですが、魚一般を「さかな」と呼ぶことは、既に言語として定着しているという状態になっているというご判断なのですね。
お礼
「江戸時代まで」というご指摘で、問題の核心に迫ったような気がします。私は大阪府民ですが、江戸時代の「雑喉場(ざこば)魚市」は明らかに「うおいち」です。ところで、「うおつり」を「さかなつり」という地方もあるのですね。初めて知りました。