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運動エネルギーと速度

速度が2倍になると,運動エネルギーはその2乗で4倍になります. なので,10km/hのエネルギーを1とすると,20km/hでは4です. つまり,時速0km/hの物体を10km/hに加速させるのには,1のエネルギーが必要とすれば,10km/h→20km/hに加速するには3のエネルギーが必要? 同様に,20→30kmに加速するには5のエネルギーが必要で・・・・ というように,速度が早くなればなるほど,10km/h加速するのに必要なエネルギーが増えてしまうのですが,この考えは正しいのでしょうか? 速度は相対的なものですし,直感的に正しくない気がするのですが,よくわかりません.

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  • Tacosan
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回答No.3

(アインシュタインの) 相対論的に考えれば, 10km/h から 20km/h に加速するときのエネルギーと 20km/h から 30km/h に加速するときのエネルギーが違う (後者の方が大きい) のは当然です. あっち世界では, 運動エネルギーは「その速度で運動するための質量エネルギーの増分」となっています. で, 質量 (エネルギー) の増分は 10km/h → 20km/h よりも 20km/h → 30km/h のときの方が多いです. でもって, 慣性系を乗り換えるたびに速度の合成を行わなきゃならないので, 「乗り換えた慣性系では速度の増分が一定」であっても「もともとの慣性系では速度の増分が減っていく」ということになります>#2.

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  • 91091
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回答No.5

例えば、重力でも、手で押すでも、何らかの外力で、物体に力を作用させて、速度を得る場合を考えます。 速度を2倍にするには、2倍の時間力を作用させる必要があります。 1倍の速度になるまでに進む距離と2倍の速度になるまでに進む距離は1:4になります。(進む距離=1/2×加速度×時間の2乗) エネルギーの定義は、力×距離ですから、同じ力を加え続けて、4倍の距離を作用させれば、エネルギーは4倍必要ということになります。 自動車では、空気抵抗や、摩擦を抜きにして考えます。 要はタイヤの回転速度で、自動車の走行速度が決まり、エネルギーはすべてタイヤの回転速度に変換されると考えます。 タイヤの慣性モーメントだけを考慮し、タイヤの回転速度を2倍にするには、1倍のときの4倍のエネルギーを加える必要があります。 同じトルクを4倍の角度分加え続けなければならないからです。 自転車でも、どんなに空気抵抗のない場合でも、早く回っているものをさらに早くまわそうとすると、とにかくたくさん回転させなければ、2倍の速度にならないのです。 ロケットは、小物体を噴射することによって、反作用により推力を得ます。 自ら、質量を減らしながら、推力を得ているので、慣性系の移し変えはややこしいことになります。 実は、ロケットの場合、噴射した分の物体と本体を含めた重心の速度は止まったままです。エネルギーは、噴射物体分と本体分に振り分けられます。慣性系を移して考えると、結局なにを計算しているのかわからなくなってしまいます。

回答No.4

ひとつの物体だけを考えると、速度 V の座標系では物体を速度 0 から v に加速するのに必要なエネルギーは (1/2)mv^2 で、同じ現象を速度 0 の座標系で見ると、速度 V から V+v に加速されているので、必要なエネルギーは (1/2)m((V+v)^2-V^2) = (1/2)m(v^2+2Vv) となり、mVv のエネルギーがどこからか湧いてきてしまいます。 この矛盾を解消するには「作用反作用の法則」が必要です。 つまり、m を v だけ加速するには反作用質量 M を (m/M)v だけ逆向きに加速する必要があるのです。 すると、速度 v の座標系で必要なエネルギーは、 (1/2)mv^2+(1/2)(m^2/M)v^2 速度 0 の座標系で必要なエネルギーは、 (1/2)m((V+v)^2-V^2)+(1/2)M((V-(m/M)v)^2-V^2) = (1/2)m(v^2+2Vv)+(1/2)((m^2/M)v^2-2mVv) = (1/2)mv^2+(1/2)(m^2/M)v^2 と、どちらも等しくなります。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

こんにちは。 結論から申しまして、正しいです。 私自身も若かりし頃、似たような「パラドックス」にはまりました。 1. 時速0km/hの物体を10km/hに加速させるのに,1のエネルギーを使う 2. 次に、物体が進む方向に10km/hを足した慣性系で考える すると、その物体は止まって見える。 つまり、10km/hの物体は相対速度0km/h 3. これを、相対速度20km/h(相対速度10km)に加速するには、1のエネルギー ・・・・・あれれ? となってしまったわけです。 以上の考え方はまずいので、考え直します。 重力加速度gのもとで、ある高さ(ゼロとする)から物体を自由落下させることを考えます。 物体が距離hだけ落下した状態を考えると、 位置エネルギーは、-mgh、 エネルギー保存則より運動エネルギーはmgh 一方、時刻をtと置けば、 速度vは v=gt、 距離hは、 h=∫vdt = 1/2・gt^2  = 1/2・g・(v/g)^2  = 1/2・v^2/g よって、運動エネルギーmghは、 mgh = mg・1/2・v^2/g = 1/2・mv^2 (そのとき位置エネルギーは、-mgh) 何を言いたいかといえば、 やっぱり、エネルギー(mgh)と v^2 は、比例関係にあるので、 vを1倍、2倍、3倍にするには、 通算で、1、3、5、7・・・・・のエネルギーが必要だということです。

  • chiezo2005
  • ベストアンサー率41% (634/1537)
回答No.1

その通りです。 だから,自動車のエンジンのパワーが増えても最高速度は対して上がらないのはそのためです。 時速100キロだすためには50馬力もあれば十分ですが200キロをだすためには 200馬力近いパワーがいりますよね。