MRSA感染では緑色の便にはなりません。
・MRSAに感染することによるもの
皮膚軟部組織感染症、膿痂疹、フルンケル、カルブンケル、蜂窩織炎などの種々の皮膚化膿症
血行性に伝播し、敗血症、骨髄炎、関節炎、髄膜炎、心内膜炎、臓器膿瘍など
・MRSAが産生する毒素による症状
食品中で本菌により産生するエンテロトキシンの作用で毒素性食中毒を起こす。下痢、腹痛、嘔吐などの胃腸症状。
胃腸炎、毒素性ショック症候群、皮膚剥奪症候群
・ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群 staphylococcal scalded skin syndrome(SSSS)
本菌の産生する表皮剥脱毒素により、皮膚の発赤、浮腫、表皮剥脱が起き、全身火傷様の状態となる。
いずれにしても症状を発症するとかなり重篤な状態になります。
便が緑色になるのは、新生児期、抗生剤内服時などでみられますが、人工栄養児でもよくみられますし、母乳栄養児でも時にみられます。
また、緑色の野菜をはじめ、色素を多く含んだ食物を採ることによって自然に便が緑色になることが多く、異常というわけではありません。
(液状などでは腸炎とかが考えられますがwww)
MRSAで緑色の便が出たという場合、
治療に使われた抗生剤によるものと考えられます。