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トランジスタのコレクタ接地について

表記の接地については、電流増幅作用がある電圧増幅作用はないとなっているのですが、なぜ電圧増幅作用がないのでしょうか。よく入力インピーダンスは高く、出力インピーダンスが低いともなっていますが、これが関係するのでしょうか? ただ、このインピーダンスの違いのため電圧増幅がないというだけではよくわかりません。 すみませんが電圧増幅がない理由、原理について教えてください。

みんなの回答

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.3

参考程度に トランジスターの電流増幅率をβとでもして、エミッター側の 抵抗をReとすると ベース電流はIbは、ベースに加わる電圧Ebとベースからみた 入力インピーダンスZで決まりますね。 ベース側からの入力インピーダンスZbは、 Zb=(1+β)Re ですからベース電流はIbは Ib=Eb/Z =Eb/(1+β)Re・・(1) エミッター電流Ieは、Ie=(1+β)Ib・・(2) エミッター電圧Eeは、Ee=Re*Ie   ・・(3) (1)、(2)、(3)から Ee=Eb でエミッター側では電圧増幅度は常に1なんですね。 つまり、電流帰還型の増幅器になるんですね。 一方、コレクター電圧Ec,コレクター抵抗をRcとすると Ec=β*Ib*Rc=Eb*(β/1+β)*Rc/Re ≒Eb*(Rc/Re) :電圧増幅度=(Rc/Re)になるわけですね。 上記はバイアス条件下での交流解析ですがバイアス計算やエミッター 直接接地の場合はベース・エミッター間の閾値をベース電圧から さし引いて計算します。また、エミッター直接接地の場合には 電圧増幅度(Rc/Re)中のReは流れる電流に よって変化しますね。 上記とは逆にエミッター側からベース側をみるとベース側のインピーダンスが[1/(1+β)]になるという特徴もよく使いますね。これは電流ドライブともいいますね。

  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1960/7602)
回答No.2

簡単に考えてみましょう。 コレクタ接地ではベースに入力してエミッタから電圧を取り出します。 トランジスタのエミッタ-ベース電圧は大体0.6V程度(実際には0.4~0.7V)で動作範囲ではほとんど変化しません。 ですから、ベース電圧から0.6V下がった電圧がエミッタ電圧になるので電圧の増幅はできるはずがありません。

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.1

コレクター接地って、エミッタフォロワーとも呼ばれていますね。 以下のURL参照 http://www-nh.scphys.kyoto-u.ac.jp/~enyo/kougi/elec/node25.html 私の理解した範囲で感覚的にいうと、エミッター側で電流を取り出すと、エミッターの電圧が下がりますよね。そうするとベース・エミッター間電圧が高くなります。それで、コレクター電流が増えます。 その増分でエミッタの電圧が上がると、コレクター電流が減る。 でもって、図のアース-エミッタ間電圧はほぼ元に戻り、エミッターから取り出せる電流は増える。 で、電圧は変わらず(実際は、出力は入力より若干低くなる)、電流が取れるってことで、出力側のインピーダンスは低くなる。 こんなところでしょうか?