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ダ・カーポした後のかっこの繰り返し
ダ・カーポして曲の最初に戻ってから、かっこのついた繰り返し記号は無視して演奏する方が一般的でしょうか。また、ダル・セーニョの場合はかっこのついた繰り返し記号はどうするのがよいのでしょうか。どなたかお願いします。
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原則として譜面どおりに演奏すべきです。もちろん、演奏家の解釈でいいのですが。「原則として無視」はヘンです。 「2回目は無視する」ことにすると、作曲者が「2回目も反復して欲しい」と思ったときに、譜の書きようがありません。 「2回目は無視して欲しい」場合には、ほとんど明示的に記入されています。
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- Ishiwara
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#2です。 > そういう指示を、以前指揮者から受けることがあった 指揮者の指示は「当然そうだ」なのか「指揮者の解釈」なのか不明の場合があります。ここでは後者だと思います。それに「慣習」もあります。交響曲などでは、演奏会では反復しないが、録音では反復する、などといった慣習もありますから。 > 「2回めの繰り返しは無視する」という明示的記入については記憶にありません 私の説明不足でした。ここで「明示的記入」とは、特別な用語などのことではありません。リピートカッコ、ダルセニョ、to Coda などの通常の方法によって反復を回避することを指しています。反復を回避する方法があるのですから、明示されていなければ「反復する」のがデフォルトの解釈(優先解釈)、という意味で申し上げました。
お礼
Ishikawaさま、たいへん丁寧に説明していただき、ありがとうございます。
補足
Ishiwaraさま、名前を間違えてしまい、ご無礼いたしました。
- tie2478
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基本的にダ・カーポ(以下「D.C.」)によって再び現れるかっこは無視します。 「D.C.」は曲の再現部としてふたたび最初の楽譜を演奏するときによく使われるので、「D.C.」の後も再びかっこを繰り返すとあまりにしつこいと思います。(ただし曲の解釈の仕方や、『「「D.C.」後も繰り返す」等の表記がある』によっては変わります。) ただし『そのかっこが「1番かっこ」「2・3番かっこ」に分かれていて、しかも「2・3番かっこ」のなかに「コーダ記号」と「D.C.」がある』などの書き方をしてたら少しややこしくなることがあります。 今言った場合だと、 1. リピートのはじめ。 2. 最初に「1番かっこ」に入る。 3. リピートで戻る。 4. 「2・3番かっこ」に入る。 5. 「D.C.」によって最初に戻る。 6. 再びリピートのはじめに。 7. かっこに入るのは3回目なので「2・3番かっこ」にはいる。 8. 「コーダ記号」によってコーダにとぶ。 9. おわり。 …となります。 上の例の[7]のように、何回目だからというのをおさえてたらこのへんはたぶん分かると思います。 ちなみにダル・セーニョでも同様です。
お礼
どうもありがとうございました。自分で調べてみても「慣例上~することが多い」との記述を1つ見つけただけでしたので不安でしたが、これではっきりしました。
お礼
どうもありがとうございます。私個人としては、伝統に従って?これまでは繰り返しを無視してきました。そういう曲があったり、そういう指示を、以前指揮者から受けることがあったことが、その理由です。しかし、きちんと習った、あるいは本に書いてあることとして認識したことではありません。 確かに、作曲者が「2回目も繰り返してほしいのに譜の書きようがない」と思うのも大切な事実ですね。「2回めの繰り返しは無視する」という明示的記入については記憶にありませんでしたので、早速確認してみます。
補足
知人から、中学の音楽の教科書の記述についてアドバイスをうけました。「翼を下さい」という曲の中に、このケースがあり、その曲ではダ・カーポしてもどった後もまず1番かっこに入って繰り返した後に2番かっこに入るそうです。ということは、義務教育の現場では「もどった後も反復する」という扱いになっていることがわかりました。