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seeに「理解する」の意味がある理由
通常、「理解」は極めて意識的な行動だと考えられ、seeは「見える」lookは「見る」watchは「見つめる」の様に、「見る」という行動の意識の程度はsee<look<watchの順であると思います。ここで、seeが「見て理解する」を意味するとしたら、seeよりも意識的行動である他の2語にも「見て理解する」の意味があってもいいように思います。しかしlookとwatchは「理解する」を意味しません。何故でしょうか? わかる方がいらっしゃいましたら教えてください。私は英語が大変苦手なので、比較的簡単な言葉で説明して頂けると幸いです。よろしくお願いします。
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lookやwatchと違って、seeには、「(大きなもの・自分の周りにあるものが)自然に目に入る」の意味があります。 そして、seeが理解するの意味で使われる時、その内容は抽象的なものがほとんどであると思います。具体的なものと組み合わさると、「具体的に何かが見えた」の意味になってしまうからです。 さらに、「理解する」の意味のseeが対象とするものは、I see what you mean. のように、「意味がわかる」とか、I saw what was happening behind the scene.の「背後の動きが分かる」のように、一種の想像力を伴った理解、つまり、心に情景を描いて理解するというようなものなのです。 いわゆるロジックを理解する時にも使うことがありますが、論理的な理解という時にはseeよりもunderstand が使われる傾向が強いはずです。 つまり、seeは、頭の中に映像がまるで現実に何かが起こるところが見えるように描かれ、それによって理解する、という意味になるのだと思います。 なお、このように、感覚が頭(心)の中に映像を描き出すために、現実に見たものであっても、映像それ自体は現実のことではないので、動詞が原形になるわけです。I saw him play the guitar. watch,look は、仰る通り、見ようとする行為、努力に意味の焦点があり、頭の中に映像化される方には焦点がないので、「理解する」の意味にならなかったのでしょう。
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- taked4700
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No.5のtaked4700です。一部、訂正します。 冒頭部分です。 lookやwatchと違って、seeには、「(大きなもの・自分の周りにあるものが)一種の物語として、自然に目に入る」、「情景・場面の全体が目に映る」の意味があります。 なお、 >基本的な語の意味はその使用頻度に比例して多様化していく について、 使用頻度に応じて多様化するのは確かですが、それには結構明確な細かい傾向があります。 まず、具体的な行為が抽象的なものとして意味が発展することです。これの例が今回のseeです。 また、前置詞と組み合わさって意味が発展していくこともあります。これにも具体的と抽象的の区別があり、I will see to it.:「それを気にかけておくよ。」は抽象的な意味合いですが、He caught at the bar.:「彼は棒をつかもうとした。」は具体的な動作です。 このような具体と抽象の区別をしないと、文法の理解が却って難しくなるように思います。
- ucok
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そもそも「『理解』は極めて意識的な行動」なのでしょうか。私は意識的だとは全然思えません。「理解しようとする」「考える」などが意識的なのであって、理解しようとしたり考えたりすることによって、結果的に、気がつくと、無意識のうちに「あ、理解できた」という状態になるのだと思います。だからこそ、他のご回答にもあるように「ああ、見えた、見えた」となるのでしょう。 ただ、一方で、「see」には意思的な意味がたくさん含まれます。「I've been seeing somebody.(私は誰かに定期的に会っている。→お付き合いしている人がいるの)」「I'm going to see a doctor.→私は医師に会いに行く。→医者に見てもらいに行くんだ)」などなど。あまり突き詰めて考えないほうがいいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私の「理解」という言葉に対する「理解」が足りなかったということですね。言語は本当に難しいです。 よくわからなくなってきたので、突き詰めて考えない方がいいかもしれませんね。
- tomosuke07
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seeは目を通して頭に入ってくる。認識するというところが意味の焦点です。 lookは目を向けるが基本です。 watchは注意・集中して目を向けるというニュアンスです。 こういう基本的な意味を使い分けるのって難しいですよね~学校で習うのは「見る」だけですから 大西泰斗/ポールマクベイ著の「ハートで感じる英文法」や「ネイティブスピーカーの英語力」研究社という本を見てはどうでしょうか?本屋で立ち読みしてもいいです。紀伊国屋とか大きい本屋にはあると思います。 英語がかなり面白く感じるようになりますよ。私が受験時代求めていた本でしたから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 英語のみならず全ての言語にいえることですが、微妙な意味の差異を伝えることは、重要であるが故に難しいですよね。 知識は失われない財産ですから、本を買うのもいいかもしれませんね。今度本屋に立ち寄ろうと思います。
- wind-sky-wind
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see というのは「見る」という意味の第一の基本語です。 「目で知覚する」という最も基本的な語であるため, そこから「(目で人を見ることから始めて)人と会う」「見物する」「調べる」などさまざまな意味が生じ,さらには 「目で見たことを脳が判断して~だとわかる」という意味にもなります。 see が「わかる」の意味になるのは主に that 節,疑問詞節の場合です。 文的なものを「見る」ということはありえず,see の後に文がくれば 「見たことから判断した内容」だということになります。 同様に hear, listen を比べてみると, 「耳で知覚する」ことを表す基本語である hear は後に that 節がくると, 「聞いたことにより知っている」という意味が生じます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 基本的な語の意味はその使用頻度に比例して多様化していくんですね。 やはり文法的な事象を考ることが必要なようですね。 少し文法を学ぼうと思います。
- sanori
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こんばんは。 see が「理解する」の意味に使われたのがいつからなのか、あるいは、どういう背景だったのかについての歴史を知る人は、日本にも欧米にもいないと思います。 意識的行動の look と watch とは違い、see は can などの可能を表す言葉とのセットにしなくても、「見える」という意味で使われます。 日本語でも「見える」「見えた!」は、「わかる」「わかった!」の意味で使われます。 似たフィーリングなのでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 言葉の意味はフィーリングで捉えるしかないですね。 言語は非常に感覚的であり、その意味も次第に変化していくので、完全に理解することは不可能かもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 具体的な言葉は、暗喩のような意味の発展をしていく事によって、抽象的な意味を表すようになる、と言う事ですよね。 No5、No6のtaked4700さんのご説明で、私の疑問は解決されたと思います。 ありがとうございました。