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蛍光測定のカメラについて
LIF(レーザー誘起蛍光法)による温度測定に関する質問です。 蛍光画像を撮影する際に、グレースケールカメラよりRGBカラー3CCDカメラを使用した方が温度分布の精度が高いと聞いたことがあるのですが、なぜ3CCDカメラの方が精度が高いのでしょうか。 返信よろしくお願い致します。
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こんばんは。 3CCDの場合には、プリズムなどを使って分光を行います。ただし、その分だけエネルギー損失が大きいので、あくまでも資料用画像として抽出するのが一般的です。 グレースケールカメラの場合には、分光やフィルターを使っていないので、直接エネルギーを取り込むことができるはずです。問題は、リニアリティの問題だと思います。 3CCDの場合には、リニアリティを各CCDで補正ができます。それに対して、グレースケールの場合には、弱いエネルギーの光子を捕獲しずらい点があるのかも知れません。 ちなみに、高精度の実験などの場合には、超低温冷却したグレースケールカメラで測定することが多いです。人工衛星の「あかり」など・・。 そんな訳で、普通に使う場合には必要ない、しかし映画やTVなどで色温度を合わせるような画像撮影をする時には、3CCDカメラ。天文学分野などでは、超低温冷却型のグレースケールカメラが使われているからでしょう。 では。
お礼
大変詳しい説明ありがとうございました。 問題解決しました。