- 締切済み
アミノ酸置換による突然変異について
アミノ酸を勉強していて、鎌状赤血球症では、アミノ酸置換(グルタミン酸がバリンに置き換わる)ことが原因だということは、理解しました。 疑問なのは、何故、置き換わる相手が、バリンなんですか?似ている構造式を持つアミノ酸はたくさんあるのに、なにか理由があるのでしょうか?他のアミノ酸は置き換われないのですか? もし、置き換われるなら、どんなアミノ酸がありますか? ご存知の方、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- ga111
- ベストアンサー率26% (247/916)
これは進化論的な考察も必要なので、答えは不可能の部分があります。メジャーな考えとしては、たまたまマラリアの発症を抑えるために都合が良かったのがその変異で、次第に遺伝的に固定されたということです。 >鎌状赤血球遺伝子を持つ者は、日本にはほとんど見られないが、マラリアが比較的多く発症するアフリカにはかなり見られる。これは鎌状赤血球が短時間で溶血してしまうため,マラリア原虫が増殖できず、マラリアの発症を抑えるためである。 >鎌状赤血球の遺伝子とマラリアの流行には深い関係がある。つまり、その遺伝形質自体は保有者の生存に不利であるが、マラリア蔓延の元ではその遺伝子をヘテロに持つものは自然選択において有利に働くため、総体としてこの遺伝子が有利に働くために存続するものと考えられている。
- nayu-nayu
- ベストアンサー率25% (967/3805)
手元に資料があったら、β-グロビン遺伝子に注目して下さい。 AがTに一カ所、置き換わっているだけです。 後は、コドン表を使って考えます。 この遺伝子から転写されて出来たmRNAがバリンに対応します。
お礼
早速の解答、ありがとうございます! Wikipediaで、コドン表を見ると、状況によっては、DNAの並び違いで、バリン以外のアミノ酸も起こりえる・・・と、考えてもいいのでしょうか?
お礼
なるほど!勉強になります。ご意見、ありがとうございます。