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スナバ回路
同期整流コンバータに、ノイズの低減や素子の保護という目的で、 スナバ回路を付けるらしいのですが、原理がよくわかりません。 というより、スナバ回路が無いときのノイズの発生メカニズムから 理解できないので、教えてください。 とりあえず、下側のMOSFET(LMOS)について考えました。 調べた限りでは、LMOSがオフした際のVdsの急上昇を 抑えてノイズを低減および、素子の保護・・・ いまいちよくわかりませんでした。 そこでLMOSがオンからオフになる過程を考えてみました。 (1)LMOSがオン LMOS->インダクタ->負荷->LMOS の電流ループが考えられます。 (2)LMOSがオフ LMOSの寄生ダイオードを通して電流が流れ続けますので、 LMOSのVdsは、Vf以上は大きくならないと思います。 (3)UMOSがオン LMOSのVdsには、電源電圧が加わる。 このとき、LMOSのVds間にの容量により、ごく短い時間 ショートされるので、大きな電流が流れる。 寄生ダイオードのリカバリ電流も流れる。 恐らく、(3)の時にノイズが発生すると思うのですが、 ノイズ発生のメカニズムがわかりません。 さらに、LMOSのDS間にRCスナバ回路を入れるとなぜ、 Vds間の電圧急上昇を抑えられるのかがわかりません。 よろしくお願いします。
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- anachrockt
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同期整流コンバータは,これがわかりやすいでしょう. http://focus.ti.com/lit/ml/slup206/slup206.pdf 電源の教科書(日本語のはこれしか出ていません)だと, 第7章に説明があり,RCスナバの式とグラフが載っています. http://www.amazon.co.jp/dp/4339005932
- KEN_2
- ベストアンサー率59% (930/1576)
まず、ノイズ発生のメカニズムを簡単に説明します。 ◎直流回路に流れるスイッチの(SW)オン・オフ動作時電流変化を考えると 1.抵抗負荷の場合: オン;抵抗値に制限された電流が流れる オフ;電流が流れない *急激な電流変化は無いので過電圧・高調波成分は発生しない。 2.インダクタの場合: オン;一時遅れの電流がインダクタの内部抵抗に制限されて流れる オフ;電流が流れ続けようとしてインダクタに溜まった電荷を放出する *依ってSW側にインダクタからの電流で逆起電力の過大電圧が発生する。 短時間の変化なので急峻な波形となり、高調波成分を多数含んでいる。 ◎ノイズ低減・素子の保護 1.ツェナーダイオードで電源電圧より高い電圧で導通させ過電圧をクランプさせる。 2.RCスナバ回路を入れ高調波成分をショートして減衰させる。 Cでインダクタで発生した過大電圧成分をショートさせる。 ◎RCスナバ回路の概念 1.通常インダクタで発生した過大電圧成分をショートしてするが、Cとインダクタの間を流れ続けて減衰しない。 2.このCとインダクタの間にRを挿入して減衰させる。 3.通常RCスナバ回路は C;0.01μFから0.1μF、R;200Ωから330Ωが使われる。