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オフェンスとディフェンス
様々な格闘技において初歩的レベル同士の対戦では技術が低くて 決め手にかけるのは分かりますが、トップクラスの対戦でも攻撃の 技術より防御の技術が上回って、柔道なら一本、レスリングならフォール、ボクシング等ならKOと いったクリティカルな決着が少なくなって、判定が多くなる傾向が あるように思います。 どうしてディフェンスがオフェンスを上回っていくのでしょうか?
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すばらしいところに気がつきましたね。これってスポーツで強くなるコツみたいなものですよね。 まず、レベルが高くなると勝負どころが分かってきます。つまり、相手が狙っていることが分かってきますので、当然その部分は警戒します。なので、ディフェンスが向上してくるわけです。 では、ディフェンス無視してガンガン攻撃力をつけたら、どうなるか? 派手な勝ち方は増えるかもしれませんが、勝率はガクッと下がります。 当然、レベルが高ければ勝率重視ですよね。 K-1が出来た当初はほとんどKO決着でしたが、最近はKO率が下がっていますよね。ノーガードでキックをまともにもらうようなシーンはずいぶん減りましたからね。大会を重ねるごとにディフェンス技術が向上してきている証拠です。 また精神力も重要です。 ボクシングの世界戦ではKO率が50%を切ってくるのは、ディフェンス力+精神力が高いからです。同じ選手がやってもタイトルがかかっているかどうかでKO負けするかどうか変わってきます。タイトルがかかると本当にダウンはしません。モチベーションの差ですね。 高いレベルにあると注目度合いも選手の持っているプライドも違いますので、精神力の差につながるのですよね。 逆を言うと、強くなりたければ、単にパワーをつけるのではなく、相手が何をやりたいか、何をやろうとしているかを考え、クリティカルな攻撃を受けないように相手を詰めていく、というのが本当に強い戦い方ということですね。
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- mouryou
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個人的には初心時の差と熟達時の差はさほどには無いと思います。初心者同士でもノックアウトなり一本をとるというのは意外と大変ですよ。考えられるとすると、攻撃力(かりにパンチ力)は訓練してもあまりのびないけど、防御は経験することによって穴が無くなるからなんではないでしょうかね。また攻撃するほうも経験があると不用意に前に出たりする事はなくなりますしね。ノックアウトが出来るのは大抵技量差がある場合が多いですから。ちなみにボクシングでは体重が増すごとにパンチ力が増しますが、打たれ強さはさほど増さないので偶発のノックアウトが多くなるそうです。なのでヘビー級に近くなるほどノックアウト率は高くなり、ミニマム級に近づくほどノックアウト率は低くなるそうです。