- ベストアンサー
宅地造成の基準
家を建てるために購入した土地の造成を、節約のため自分で出来ないかと思っています。 建設関係の仕事をしているので、盛土や小さい擁壁などは出来そうですが、造成のことはさっぱりわかりません。 もとが畑なので、「表土を剥ぎ取って良質土と入替え、周りを擁壁で囲う」程度はわかるのですが、ただ、どこまで造ればよいのか基準がわかりません。土は何cm以上入れればよいのか?擁壁の高さはどれだけあればよいのか?桝が必要なのか?ひょっとして資格や届けが必要なのか? どなたか教えていただけないでしょうか。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
地盤の高さは、道路よりも高くします。基本的に、宅内の表面排水が道路に流出できるよう、排水勾配(2%程度)を確保します。 擁壁は前面地盤から造成地盤までの高低差に根入れを加えたものが構造物としての高さとなります。根入れは基礎地盤の土質によって異なります。「宅地造成等規制法施行令」における石積擁壁の基準を準用するのが一般的です。このとき、前面高さが2mを越えると建築確認申請が必要となります。擁壁にプレキャスト製品を使う場合は、国土交通大臣の認定を受けたものを使うことが前提となります。尚、擁壁を設置する場合は必ず背面排水を確保してください。又、必要に応じて前面側に側溝を設置する場合があります。 桝というのは雨水桝のことでしょうか? 原則的にはあった方が良いですが、道路側溝の有無にも依ります。 もともと畑ということなので、そのままでは建築物を作ることは出来ないでしょう。地盤改良が必要だと思いますが、通常は置換か安定処理工法となります。地盤改良の範囲は、建物の基礎の範囲が基本ですが、支持地盤まで深い場合は分散荷重により安定させる方法と取るのが普通なので、改良深さに応じて改良範囲も広くなります。 改良深さは、現地盤の土質データと建築物の必要地耐力およびその基礎の寸法などが判らないと算出できません。 表土剥ぎ取りは通常30cm程度ですが、庭土として使うのであれば、剥ぎ取った後どこかに仮置きしておいて、盛土をした後庭となる箇所に撒き均せばよいと思います。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 「宅地造成等規制法施行令」を見てみました。 ・・・正直、法律は難しくてよくわかりませんでしたが、擁壁をするには安定計算をしなければならない。練積ブロック擁壁ならば計算はいらない。土砂の流出する恐れの無い場合桝は必要ない。安定計算は難しそうなので無理ですが、50cm程度地盤を上げるのに(根入れ深さ35cmを含め85cmか?)練積ブロック擁壁というのも大げさですか? これだけ、いろいろ決められているからには、やはり役所への計画段階での申請から、出来たものに対する検査などもあるのでしょうか。 そもそも、会社ではない個人が出来るものなのか・・・ ちょっとわからないのですが、地盤改良と造成は別ではないのですか? もし、一緒にするとなれば、これは素人にはちょっと手が出せないかと・・・。 なにはともあれ、何もわからぬ素人に回答していただきありがとうございました。