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分散剤について
粉体操作の実験をしました。沈降法で、セメント試料を分散剤を溶かした溶液に入れました。この実験での分散剤のメカニズムというと、どんな風に書けばいいのでしょう?分散剤がどういうものかなどの基本的な事は調べました。メカニズムと言われると書き方がわかりません。
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化工実験ですかね。もう少し状況を書いて頂くとありがたいのではありますが・・・ 多分シャバシャバな水の中に分散剤(溶かすという表現からイオン性の物質でしょうか)を入れて希薄なセメント粒子の沈降速度を計測されたのでしょうね。 でしたら、分散剤の効果は粒子表面の電荷調整による反撥を利用した分散効果でしょう。樹脂タイプの分散剤であれば、粒子表面に吸着した樹脂分子同士の物理的反撥での凝集防止効果ということもあります。 ま、実際に沈降速度が遅くなったのでしょうから、粒子表面の電荷に注目してレポートを書かれればよろしいかと。
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メカニズムは.セメント粒子表面のゼーター電位を変更しているだけです。DLVO理論をコロイドの関係で探してください(言葉では説明不能)。 セメンの場合には.末端がCaでCa2+溶出により.凝集するのですが.分散剤の種類には CA2+の溶出を押える型の分散剤 Ca2+-H+の界面2重層のH+を減らす分散剤 別の化学ぶしつを使って表面に新規膜を作成し.膜によるゼーター電位を構築する場合 等がありますが.さて.入れた分散剤は何ですか.分散剤によっていろいろ変わりますから(界面化学反応あたりを追跡してみてください)。
分散材=粘性低下材だそうですから、「通常の水で溶いたセメントとどう反応して、何をする」かを書けばよろしいのではないでしょうか? 推論になりますが、 ●ミキサー車から、複雑な形状の壁面等に流し込むために分散材が用いられる。これが用途ですね。 ●セメントの粘性を、どう言う反応(分子レベルの化学反応なのかな?)で低下させるか。これがメカニズムだと思います。 ●特殊な硬化剤と併用して(そう言う使い方ができると推定して)、従来不可能と言われる用途に用いる例を挙げる。これが応用ですね。 等を、詳しく調べられればよろしいと思いますが。 「フジベトン」で物を固める…そう言う古い時代のは除けて置いた方がいいと思います。 六本木ヒルズ等の最新建築技法を検索されるとヒントがあるかも知れません。頑張ってください。