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人生とは、病人の一人一人が寝台を変えたいという欲望に取り憑かれている一個の病院である
「人生とは、病人の一人一人が寝台を変えたいという欲望に取り憑かれている一個の病院である」 byボードレール という格言の意味がよくわかりません。 人生とは苦しいということ? ないものねだりということ? 何を意味するのか教えてください。 よろしくお願いします。
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ご存知とは思いますが、これは「どこへでも此世の外へ」(『巴里の憂鬱』より)という詩の冒頭の部分で、この後「ある者はせめて暖炉の前へ行きたいと思い、ある者は窓の傍へ行けば病気が治ると信じている」と続きます。 ですからご推察の通り、「人間とは皆多かれ少なかれ病んで苦しんでいる存在であり、どこか他に今より少しでも楽になれる環境・状況があるはずだと考えて探し求めてしまうものだ」ということだと思います。 さらにこの詩は「では一体どんな場所なら幸せになれるのだ?」という自問自答の末、「どこでもいい、この世の外でさえあるならば!」と結ばれています。そこまで考えるならば、「病院にいる限り(=生きている限り)どんな所へ行っても苦しむのだから、そんなことをしても無駄なのだが」という絶望まで含まれていると思われます。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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格言や至言というのは、法令と同じで、その方のや立法者がどう考えたかということを詮索することも重要ですが、或る程度自由に自分で理解することも必要でしょうね。 人生は自分のいろんな癖や病を治癒させるために入ってきた病院だと思い、それならベッドということばで表現している、環境や条件ばかりを問題にしないで、もっとも適当と、神と魂ときめた場所と条件環境で、しっかり経験と自己訓練を、自己教育していけばいい、というのも一面の考えですね。 それをあまりにほったらかせて、不満やあらぬ希望を持つようになっているのが、どうも人間達の通弊だなという、至言ととってみてはいかがでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。
ベッドを変えたって何も変わりはしないのに‥ 「人生をより良いものにするためには、自分自身が変わる必要性があるんだ」と言いたかったのではないかと思います ( ^^
お礼
なるほど!大変参考になりました。ご回答ありがとうございます。
お礼
マイナス思考な文章だったんですね!大変参考になりました。ご回答ありがとうございます。