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マンション・戸建て 建築の善し悪しの見分け方
新築マンションが、昨今、目を疑うような安価で出ていますね。 同じ予算としても、これだけ下がれば、広いマンションが買えそうですが、 m2単価が下がっているということは、目に見えないところで、 安普請になっているものなんでしょうか? 戸建てであれば、なおいいのですが、買った人の中からは、 数年で不具合が出てくる等の話も聞かれます。 私は今、まだ本気で買おうと思っているのではないのですが、 《ド素人にもわかる、建築のポイント》ってありませんでしょうか? 表面はどれもこれも美しく仕上げてある訳ですし、 素人は素人なりの、好みや使い勝手で判断すればいいと思うのですが、 建築そのものは……大事なところなのに、何もわからないんですね。 マンション・戸建て、どちらのアドバイスでも、 ありがたく拝聴したいと思います。よろしくお願いいたします。
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建築関係の仕事をしているものですが、結論から言えば素人でもわかるポイントって言うのはいっぱい有って 書ききれないのですけど、 一番手っ取り早いのは、そのマンションを施工した業者が信頼できる所かどうかってことが重要だと思います。 建築屋が信頼できる所だったら、ある程度は信頼してもよいのではないかと思います、 (まれに、大手でも手抜きをする下請けを使っている所も有りますけど) あと、完成後で建設中の工事現場を見れないようなマンションだったら、注意ポイントとしては 1. 基礎部分の施工がしっかりしているかを見る。 (防水処理、耐震構造,配管の処理等確認する) 2. 水平がきっちり取れているかを確認する。 (水準器が無ければ、ビー球なんかを廊下とか部屋の中に静かに置き動かないかを見る) 実際にこれをやられると、きちんと施工しているつもりでもドキッとしますよ。 3. スケール(3.5~7m位の巻尺)でとにかく寸法をあたってみる。 部屋の図面だけだと、イメージが湧いてこないですけど、実際にスケールを当てて図面などに 寸法を記入していくと、あとから見たときにイメージが湧きやすいですよ。 4. 防腐処理等の確認 (これは実際に現物を見ても、よくわからないと思いますので資料等の提示を求める。 これに応じないような会社だったら、信用しない事) 5. アフターサービスの確認 定期補修や、クレーム処理の対応などを確認する。 6. ホルムアルデヒドのような環境ホルモンの確認 接着剤等の材質を確認する 7. 見れるようであれば、屋根裏等を見させてもらう 電気工事の配線等が確認できます、配線が雑な所はあまりよい施工で無いと思ったほうが良いと思います 以上、もっとたくさん有るのですが、本当に簡単な所だけですけど書いておきました。 建物がよいかどうか判断するのに一番よいのは本当は、大工さんのような建築関係の人に見てもらうのがいいと思いますよ。 最後になりますが、最後はやはり自分の好みや、周りの環境、隣近所の環境などさまざまな条件があると思いますので、 100点満点のところは無いって言う事を頭の隅に入れておいて、どれだけ自分の理想に近いかってところを探すようにしたほうがよいと思います。 以上、少しでも参考になれば幸いです。
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- JIMI
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建築設計に携わる者です。 住宅の良し悪しを見分けるひとつの手法を提案いたします。 「品確法」に基づく「住宅の性能表示」を行っている物件を選ぶ、という方法です。 昨年4月より「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」が施行されました。この法律の目的は、消費者が安心して良質な住宅を取得でき、住宅生産者などが共通ルールのもとでより良質な住宅供給を実現できる市場の条件整備を目的としています。 この法律は「住宅の性能表示制度(任意)」と「瑕疵担保期間(保障期間)10年の義務化」の2本柱を掲げることで、住宅の品質確保と消費者保護を図ることに重点をおいてます。 具体的に「住宅の性能表示」とは、建設大臣が定めた住宅の性能表示項目に対し第3者機関が審査した結果を示したもので、内容としては、耐震性能ではどのくらいの地震で被害がどのくらいになるかとか、耐火性能で耐火時間がどのくらいあるか、そのほかにも遮音性能やシックハウス対策など住宅のあらゆる性能についての記述が素人の方にも分かるような表現で表示されています。また、図面とおりに施工が行われているかどうかについてもこの第三者機関が現場で検査します。 仮にこの性能表示通りでなかったり、瑕疵保証期間内に不具合が生じて、業者と紛争になったとしても、品確法に基づく紛争仲裁機構が整備されており、格安の値段(1万円程度)で弁護士、一級建築士が仲裁に当たってくれます。 しかし、この「住宅の性能表示」は任意であり、内容が整備されたのも最近ですので「性能表示」をしている物件は現状ではまだまだすくないですが、消費者のニーズにこたえるために、これから表示する物件が増えていくことでしょう。 http://www.f-hinkaku.gr.jp/jyumoku/index.html
お礼
ていねいなご回答を、ありがとうございました!! 住宅建築の分野にも、共通ルールによる表示ができつつあるのですね。 その読み方に慣れ、用語が理解できてくると、比較しやすくなりそうです。 まずは表示の有無を、気にかけるようにすればいいですね。 そのうえで、あとは価格や他の要素、さまざま考えて、最後は選択になる訳ですね。 本当にありがとうございました!
私も昨年マンションを購入し、現在入居の日を待っている一般人です。 私の場合は時間のゆるす限り、手当たり次第モデルルームを訪れ、何でも疑問と思うことをきいてみました。そのうちに、自分が欲しいと思う家の条件や、飾り物をとった本体の姿が少しはわかるようになったと思います。 でもやはり、平面図や展開図、仕様書などの書類から、3次元の実物を構造から内装まで把握するのは難しいものです。 私もマンション購入に際し、現在までに、知人友人、専門家に話を聞き、okwebにも何度も訪れて拝見し、納得したり、自信を持ったりしてきました。 その中で、建築知識のない人にも、専門的なことをわかりやすく解説しているということで、建築士の方から紹介された参考本を一冊ご紹介します。 購入に、直接お役に立てるかどうかわかりませんが、ド素人からは脱却できるかもしれません。 楜沢成明著 「マンションを長持ちさせる100章 〈改訂版〉」
お礼
購入者という同じ立場(というか先輩ですが)からのアドバイス、ありがとうございました! 何度でもモデルルームへ足を運び、聞くべきことを聞き…という積み重ねなのですね。 URLも見せてもらいましたが、目次を見ているだけでも、これは!と思うような本ですね。ぜひ読んで見たいと思います。 ありがたいアドバイスでした。お礼申し上げます。
残念ながら、素人にはなかなか分かりにくいものです。マンションは、遮音性の問題や近所の人の問題も重要です。「住宅の正しい買い方」といった本もでています。
お礼
真っ先にお返事、ありがとうございました。 確かに努力を怠ってはいけませんね。本屋も覗いてみます。 ありがとうございました。
お礼
見ず知らずの私に、こんなにたくさん教えてくださって、ありがとうございました!! “実際にこれをやられると、きちんと施工しているつもりでもドキッとしますよ”なんて、ツボまで教えていただいたようで、まこと勉強になりました!(笑) 実は“施工がしっかりしているかどうか見る”等ということすら、ドのつく素人には難しいのですが、これから考え始める時の、大きなきっかけになったと思います。 本当にありがとうございました。