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演奏会の発表での「?」
先日、とある合唱団の演奏会を見に行ってきて、すっごく感動しました。 その時、ふと疑問に思ったことがありました。 それは、楽譜を持ってやっている部分と、暗譜している部分があったわけです。 そこで、皆さんに、お聞きしたいのですが、発表会で、楽譜を持って行う場合と、暗譜して行う場合において、それぞれの利点と欠点について教えてください。 よろしくお願いします。
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●譜面ありの場合....... よほどの曲や場合でないかぎり、ステージに上がる頃には、練習を重ねてきた結果、譜面がなくても暗譜で完全に歌えるまでになっているものです。 長所1:とは言いながらも、譜面があれば突然の歌詞のド忘れにもなんとかなりますし、フレーズ飛ばしなどにも、歌っている部分の譜面の上下左右の五線譜の位置だとかページが変わるあたり......といった、そんな感覚でも防止も出来ます。 長所2:これが実際には多いのですが、ダルセーニョだとかフェルマータなどの記号を見落とさないようにということ。蛍光ペンなんかで印をつけて、元に戻るところやゆっくり情感を込めて歌う場所を忘れないようにする、譜面はそうした意味で大切なメモなのです。 長所3:ことに、ここはスタッカートで強調するよ.....とか、ここは急遽8分休符に変えるよ、大切なところだから間違えるなよ......などと、急な変更に間違いなく対処するには譜面というメモはとても役に立ちます。 長所4:譜面カバーが揃っていると全体的に統一感が得られます。コスチュームがひとりひとり違っていても、譜面カバーが揃っていると、もうそれだけでチームの雰囲気が高まります。 短所1:譜面があると、ステージの上という場所柄の照れ隠しの気持もあってか、とかく譜面に目を向けがちになります。その結果、顔も口も下を向き気味になりやすく、しかも胸の筋肉もゆるんだ状態になってしまいますから、声がこもったり、覇気や活気といったものに欠けるといったことになりがちです。 短所2:とかく指揮者や伴奏者の細かい指示を見逃しがちになりやすいものです。 ●譜面なしの場合....... 譜面なしの場合の長所短所は譜面ありの場合とまさに逆になります。 長所1:譜面カバーがないと顔も口も目線もすべて観客席の方に向けられますし、背筋が伸びて胸の筋肉にも余裕が出来ますから、声の通りが良くなりますし、よく伸びるからしっかりした声で歌うことが出来ます。 長所2:しかも、観客との一体感を得やすくなります。譜面がありませんから身体を左右に揺らしたり肩を組んだり、小さなドリル風に互いに位置を変えたりと演出の幅が広がります。こうしたことで観客の心を掴みやすいとも言えます。 短所1:いくら暗譜で歌えるからと言っても、よほど完成度が高くないかぎりやはり譜面を見られるというのは助かります。ことに突然の変更や指示などはいざ歌い出してしまうととかく忘れやすいもの、まして直前の変更ともなると、譜面がないととても不安になります。
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#2です。お礼ありがとうございました。 ......ところで、発表会で、どちらか一方を行うのと、両方を行うのとでは、それぞれの利点と欠点って、どんな感じなのでしょうか....... まず譜面あり.......、これはもう何度も経験してきた、長所といえば一番安心な方法なのだけれど、短所はなんといっても観客席とはどこか疎遠なステージになりやすいこと。 でもまあ、譜面があるような合唱といえば、どことなく荘重....というか、フォーマルなというか、どこかあらたまった感じがするように思います。ですから主に正確さを要求されるクラシック系、たとえば第九交響曲の歓喜の合唱だとか、シューマンの作品などといった感じでしょうか。 譜面なし、これはこれでとても素敵なステージになります。なによりも観客席との一体感が生まれて、それがとても楽しいものです。正確さももちろん大切だけれど、なによりも軽快で明るくて楽しい.....といった雰囲気を作りやすいでしょう。クラシックならフォスターの作品だとかロシア民謡、ポップスならディズニーソングから季節柄クリスマスソングなどと。何曲も歌詞を正確に覚えるのって結構大変なんですけれどね。 問題はその両方をひとつのステージで......という方法、ウ~ん、譜面あり、譜面無し、それぞれの経験はあるのですが、ひとつのステージで両方という経験がないのです。ですから、このご質問についてはもうご質問者様と同じこと、想像してみるしかありません。 譜面あり、譜面なし、もちろんどちらもいいものです。でも、同じステージで、この曲は譜面あり、この曲は譜面なし......といった歌い方って実際にどうなんでしょう。練習さえ重ねていれば、曲によって歌い分けることなどは技術的にはなにも心配はないのですが、心配なのは雰囲気作りのこと。つまり、聴く側から見たらどうかしら......ということなんです。 ずらりと全員が揃った譜面カバーを手に、そして、そこから響き出る正確で深みのある歌声.....、いいなあと思っていたら、次の曲は突然譜面なしの明るい歌声、表情も豊かで快活で、ああこれも素敵......と思っていたら、あらら、またもや譜面の世界に心も目線も戻ってしまって、また格調高い重々しい歌声に帰っちゃった.....といった感じ。 良く言えば曲ごとに雰囲気の切り換えがはっきりしていて、演出が上手く行けばそんなのも素敵でしょうが、悪くすると、なんだか雰囲気が曲ごとに出たり入ったり???みたいになりはしないかと、それがとても心配なのですが.......。 ご質問者様は実際に両方というステージをご覧になってとても素敵だったとのこと、むしろご感想をもっと聞きたいぐらいです。これじゃあご回答になっていませんね。
お礼
再び回答いただきまして、ありがとうございます。 すっごく勉強になりました。 「これじゃあご回答になっていませんね。」って、それは、ちゃんとした回答になってますよ(^_^) その時の感想をもっと聞きたいそうですか……。 そうですね……、衣装もステージごとに変わっていたり、譜持ちのところと暗譜のところとで、遜色がなかったです。 素敵だったのは、そういうところです。
- bari_saku
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【譜持ち】 ○音符や歌詞をど忘れしても安全 ×どうしても楽譜に気を取られる(練習不足だとかじりついてしまう)ので、周囲が見えなくなり、アンサンブルが乱れる原因になることがある 【暗譜】 ○演奏そのものに集中でき、アクシデントや急なテンポの変更等があっても、臨機応変に対応できる ×音符や歌詞を忘れたらアウト
お礼
コンパクトな説明で、勉強になりました。 回答いただきまして、ありがとうございました。
補足
お礼を打ってふと思ったのですが、発表会で、どちらか一方を行うのと、両方を行うのとの利点と欠点って、どんなことがあるのでしょうか?
お礼
回答いただきまして、まことにありがとうございました。 より詳しい説明で、より理解を深めることができました。 私って、忘れっぽいから、譜面がないと不安になってしまいそうです。 ところで、発表会で、どちらか一方を行うのと、両方を行うのとでは、それぞれの利点と欠点って、どんな感じなのでしょうか?