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国際と日本経済の将来
こんにちは。 国債、というものの額の大きさに驚き、詳細と将来について 皆さんのご意見を聞きたいと思い質問させていただきました。 私はかなり物事を楽観視する性格で、また経済の仕組みにもうとい者です。 国債は今までずっとやってきたんだから、案外このまま回り続けるのでは? と適当に考える反面、あまりにも数字が大きく、国家予算の半分が国債、、、 などという状況で、さらに国際が増えるようなことでは近い将来 身動き取れなくなるのは当然、と心配になります。 このような状況がどんどん進んでいくなら今後は何がありえるのか? 1.国債の徳政令 2.すさまじいインフレ 3.案外このまま国債が何十年、百年も増え続ける 4.その他(戦争?) 皆さんはこの中のどれだと思われますか? またそのような状態になるのに、どれぐらいの時間が残されていると想像しますか? もちろん政治経済が良い報告に転換して持ち直してくれると良いのですが。
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国債の増加をこれ以上そのままにしておけば、日本の通貨である『円』の国際的な信用が低下し、国民全員が大損するので、ある程度のインフレと増税で対処するほかありません。 日本は、バブル期まで国民の貯蓄性向が高く、収入を貯金に回すことが多かったので、多くの工業製品を生産するのに比べて製品の消費が少なく、輸出を原動力に国家経済の成長を達成していました。 そのため、アメリカから国内消費を増やすようにという圧力がかかり、貯めたまま使わない国民の貯蓄を国債の形で日本政府が借金し、国内で道路を作るなどして、国が消費を行ったのです。 ところが、現在では日本の貯蓄率は欧米の平均以下ですから、今までと同じように国債を増やすと、国債を買う人が足りなくなり、国債の利子を急激に上げないと国債を買ってくれる人が居なくなります。 国債の利子は、国民の税金で支払っていますから、今のような低利子の時代なら利子を払っても、使える税収が残っていますが、もし国債の利子が6%以上などということになったら、800兆円を越える国債の利子の支払いに、日本人の払った税金全部を使っても足りないことになり、日本国全体が「夕張市」以上の財政破綻となります。 つまり、国民の貯蓄性向が欧米並み以下となった現在では、3の選択肢を取れば、日本国中目も当てられなくなります。 いずれ増税とインフレで解消しなければならないのはあきらかで、その状態に持っていくのが早ければ早いほど、増税とインフレの影響は小さくて済みます。 尚、インフレについては、食料・エネルギーの価格上昇が顕著なので、政府がインフレ誘導しなくても、来年度からかなり大きな数字となって現れてくるでしょう。 <蛇足> これ以下は、回答ではありませんので、無視していただいて結構です。 他の人のコメントについて、議論するのはこのサイトでは禁止されているのですが、多分議論にならないと思われるので、言及します。 No.1の方は、情報収集力や情報分析・判断力にも優れた方で、この方のコメントについてはいつも感心させられ、参考にさせていただくのですが、国債発行についてだけは、「バブル期まで日本の国債発行がない」という、記憶違いをしておられます。バブル期には税収が激増したため、「国債発行額の増加が止まり、やや減少した」だけで、10兆円程度の国債発行は行われており、累積残高も増加しています。 <バブル期の国債残高> バブル期を、東京株式市場の日経平均最高値38,915円(1989年12月29日)からみて1989年までとすると、1987年11月から1989年6月までの竹下内閣の時期が、バブル最盛期と言えるでしょう。 竹下内閣成立以前から、日本の赤字国債は増加していて、累積赤字額が数年で二倍になり、行財政改革の必要性が叫ばれていました。 http://www3.plala.or.jp/hkyoji/pflecnote/ch9.htm ところが、バブル経済で税収が激増し、行財政改革をなにもしないのに、赤字国債の発行額が減少したため、当時の大蔵省(今はなくなってしまいましたね。)以下政府官僚は、財政の健全化が達成できたとして、『行財政改革完了』と宣言し、竹下内閣は、「ふるさと創生資金」1兆円のバラまきを行いました。 バブル崩壊で、政府の無駄遣い体質が変わらないままに、税収が元の額以上に減り、赤字国債残高が再び増加の一途をたどることとなりました。 http://www.h4.dion.ne.jp/~syj/money/kokusai_jinkou.htm 上記、URLの表を見てもらえれば分かりますが、バブル最盛期の1989年10月の国債残高は、211兆1722億円で、 1985年、国債残高は160兆円以上です。 http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/221.html もう一つの情報ソースでは(No.1の方の情報ソースと思います。)では、 1985年、国債残高は130兆円以上となっています。 この差30兆円について、両者の数字の根拠が分からないので、断言できませんが、両サイトともに冷静な経済分析を行っているので、外国為替特別会計などの国債という負債に対して直接の債権が存在する場合に、国債残高として参入しているか否かの単なる集計上の考え方の差であろうと思われます。
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- tepitepi
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2が正解かと。 根拠は、今の日本国債を購入している人たちの信用がどれだけ持続するかだと思います。大半を購入している銀行は、政府から断れないのが実情でしょう。 こんなことがいつまでも続くわけがありません。これ以上の国債を誰が購入するのでしょうか? インフレが先では無く、日本の円が暴落するのが先でしょう。 その後、信用を失った円では海外から何も買えずインフレが発生するでしょう。 しかし、いつくるか、また規模がどれくらいかは誰も予測は付かないと思います。 ですので、今まで通りの生活をされるのが良いかと。心配しても始まらないですよ。そんなに心配なら、金の現物を購入されるとか対抗策をとられるのが良いかと思います。
- freeman_Oc
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一番近いのは3番でしょうか。 徳政令や超インフレは論外です。南米の小国ならばともかく、日本のような責任ある大国が そんな極端な手段に出ることは無いでしょう。 日本の政治の体質上、極端な増税・歳出削減は望めないため、ウン十年、100年とはいかないまでも 今後しばらくはGDP比債務を均衡させるに留まる状況が続くものと思われます。 4の方の回答でいくつか気になった点があるので反論させていただきます。 貯蓄率の低下についてですが、あなたは何故これほどの巨額な債務が出来上がったがご存知でしょうか? 答えは国民の貯蓄過剰です。オーバーバンキングによりカネが一箇所に滞留し 経済が上手く回らなくなってしまったことがこの財政赤字の要因です。 金利6パーセントとおっしゃいますが、それほど金利が上がる状況であれば、当然 名目成長率も欧米並みの、4~5パーセント程度になっているはずです。 よく悲観論者の主張で見られるのが、日本経済の将来を予測する際 金利は「よそが大体こんなもんだから」ということで4~6パーセントと設定しながら 成長率に関しては「高くて3パー、低けりゃ2パー弱」と日本基準に設定している点です。 日本の名目成長率が極端に低いのは日本がデフレだからで、実質成長率は欧米諸国と変わりません。 名目成長がこんな低水準で推移する状況であれば、当然金利は低いまま推移するでしょうし 金利が上がるような状況であれば、実質的な成長力が欧米と変わらない以上 欧米並みの(日本基準では)高い成長を続けるでしょう。 あと、4の方をはじめ、よく勘違いしている方がいらっしゃるのですが、財政破綻を回避するためには 必ずしも額を減らす必要はありません。ドーマーの定理における発散条件は、あくまで「GDP比債務の増加」です。 いくら借金が増えても、それにあわせて経済が成長していれば発散とは言いません。
お礼
大変お礼が遅れ申し訳ありません。 しばらくネット環境が整わない状況でした。 私は経済の知識にうといこともあり、軽い気持ちで質問したのですが 皆様の知識と見解は、ある意味衝撃的でした。 こういった意見が述べられるのは金融の仕事に就かれている方か 経済学者のような学問として追求している方だと思っていましたが 「一般人」という肩書きが見受けられます。 このままの経済状況が続いていくのでは?というのは何となく私も 思っていましたが、今回の質問をきっかけに、アンテナの向きを ちょっと変えて勉強を始めてみたいと思うようになりました。 詳細な情報ありがとうございました。
- Donotrely
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5.大増税 を追加したとして、 3.及び5.でしょう。
お礼
こんにちは。 大増税、、増えることあっても減ることはありえないんでしょうか? アメリカで一時期暮らしていたころ、消費税がバカみたいに高くて うっとうしかったのですが、日本もこんなふうに8%9%とあがって いくと大変ですよね・・・
- igaguri_ml
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3がおそらく正しいです。 日本経済が成長するにつれて国債発行残高も増え続けるでしょう。 景気がよくなっても、残高が増え続ける可能性がありますが、 十分に景気が良くなれば残高の名目GDP比は減ることになります。 実際にそうなれば何の問題もない。 問題はこのままデフレを放置しておくことによって 国債発行残高の名目GDP比が発散してしまう危険性があることです。 デフレを止めるためには日銀が利下げする必要があります。 利下げでも足りなければデフレを止めるために 可能なあらゆることをする必要がある。 しかし現時点では馬鹿な庶民だけではなく、 金融機関に勤めている人たちまで経済に関して無知なせいで 日銀が利上げしてくれることを望んでいたりします。 このままではどんどん経済的なリスクが高まってしまいます。
お礼
こんにちは。 増えるにしても、増え幅やGDP比が下がればいいですね。 まだ直接の被害が見えてこないだけに、危機感を持つ人は 少ないでしょうね・・・気づいたときは遅すぎた、になりそうです。 情報ありがとうございました。
- mat983
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そもそもバブルの時代まで国債の発行はありません。 ここ15年の事です。 経済が活性化し順調に企業が収益を上げれば間違いなく減ります。 また、インフレになれば返済はかなり軽くなります。 従って1~4は該当しないと思います。 長いスパンで見れば何とかなる範囲です。
お礼
こんにちは。 まだ、何とかなる範囲なんですね。 経済の活性化に期待したいところです。 仕事柄、経済や企業調査を行っている方たちと 接することが多いのですが、あまり明るいニュースは聞こえてこず どうなんだろうな?と思ったのが始まりでした。
お礼
大変お礼が遅れ申し訳ありません。 しばらくネット環境が整わない状況でした。 私は経済の知識にうといこともあり、軽い気持ちで質問したのですが 皆様の知識と見解は、ある意味衝撃的でした。 こういった意見が述べられるのは金融の仕事に就かれている方か 経済学者のような学問として追求している方だと思っていましたが 「一般人」という肩書きが見受けられます。 リンクしていただいた数値を見ると現実味が沸いて、非常に 興味深くご意見を読ませていただきました。 増税、インフレ、どういった形で起こるのか、私が生きている間に 起こり得るのか、これからはもう少し注意して経済情報を 見聞きしたいと思います。 詳細な情報ありがとうございました。