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文系大学院生の就職について
現在大学3年(2009年卒)の者です。 数日前、学内で開かれた大学院の試験を受け、修士号を1年でとれる(見方によっては『早期卒業』とか『飛び入学・卒業』ともとれます)と言うプラグラムに合格しました。 本当は進学をしたいのですが、疑問に思っている点がいくつかあります。以下の内容について、とくに院生の方々にいくつか質問があります。 (1)文系の院生は理系のそれとは違って、学士の方と対等はおろか例え新卒であっても年をとっているので不利であり、有利にはならない。というのは本当でしょうか? (2)上記に係り東大・京大など一流の院以外は蚊帳の外と言った扱いを受ける。と聞きますが、実際はどのような感じなのでしょうか? なお、大学の知名度だけで判断すれば、偏差値は別として全国的に名前は通っていると思われます。 (3)団塊世代が退職する期間が2009年ごろまでということで、進学をするとこの時期を過ぎてしまい、就職口がなくなるのではないかということについて。ここで内定をとらないとまた氷河期に突入→正社員になれない状態に陥ってしまうことはありうるのでしょうか? (4)文系だと研究内容によっては研究者以外の道は閉ざされたも同然、と言うのは本当でしょうか?(博士は現時点では考えていません) これ以外にも、何かありましたらご教授ください。 ちなみに研究予定の内容は都市計画や政策に関係するものです。 ただ、研究内容を将来の職業に必ずしもつなげる必要はない、と考えております。 また、費用面については来年9月まで猶予があるので今回は考えないものとさせていただきます。 それから、来年の4月で院の授業をとらなければならないので、これまでに考えなければなりません。 以上長文となりましたが、よろしくお願いいたします。
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>(1)文系の院生は・・・不利であり、有利にはならない。 本当です。 理由は、「文系院生の採用実績が少ない企業が多いから」です。 短時間の面接で採用の可否を決めるわけですから、そういう要素(前例がない)が大きく影響するんだろうと思います。 >(2)一流の院以外は蚊帳の外と言った扱いを受ける。と聞きますが、 いや、説明会の予約とか一次面接ぐらいなら大丈夫だと思いますよ。 ただ、1次面接を受けることが目的ではないわけですから、「内定獲得」を考えれば、文系修士は厳しいということです。 >(3) そういう社会状況の変化というのは仕方ないものとして自分の人生設計を行なうべきだと思います。 つまり、「希望の進路への就職活動を優先するのか?」「たった1年の修士への進学を優先するのか?」という問題に対して先に答えを出すべきで、、誰にも分かりようのない今後の企業の採用数についてあれこれ考える意味なんてないのでは、ってことです。 >(4)文系だと研究内容によっては研究者以外の道は閉ざされたも同然、と言うのは本当でしょうか? つまり、「文系修士の場合は、一般企業の総合職へ就職できるチャンスがほとんどないのか?」ということでしょうか。 それならば、(1)の理由でそのとおりです。 >研究内容を将来の職業に必ずしもつなげる必要はない、と考えております。 修士で就職活動を行なうと、 「君の研究をどのようにウチの企業で活かせると考えているの?」という質問が必ずきます。 つまり、修士の学生は、自分の研究とリンクをさせて企業に対する志望動機を話すことから、基本的に逃げられないのです。 もちろん、全然専門外であっても希望の企業へ就職を決めている方もいると思います。が、そういう方にはそれ相応の「コミュニケーション能力」が備わっていると考えてください。 それを自分が持っているかどうかを見極めてください。 >来年の4月で院の授業をとらなければならないので、これまでに考えなければなりません。 はっきり言って、、ishibashi_tさんが「どんな大学に在籍しているのか?」「どんな進路を考えているのか?」すらわかりませんから、「院に行ってもいいだろう。」とも「就職した方がいいだろう。」とも言えません。 これが、例えば「早稲田の法学部の学生で、商社に就職したいと思っています。」とかだったら、 『たったの1年なら院に行く意味が無いよ。就職した方がいいんじゃない。』と言えるのですが。
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- harepanda
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哲学修士で企業への就職活動をしたものです。一橋なので、東大・京大との差はないと思います。 私の場合は就職氷河期に当たっているので、それを差し引いて考えてください。が、やはり、文系修士の企業への就職は楽ではありません。しかも専攻が哲学だったので、「そんなヘナチョコが、ビジネスの役にたつのか」と露骨に役員に言われたこともあります。 数十件回って、自分を評価してくれたのは、ただ1社のみ。人事部長との会話は今でも良く覚えている、内容の濃いものでした。彼が私を強力に推薦してくれました。裏話を後で聞いたのですが、ある役員も、「こいつは絶対に取れ」と指示を出したらしいです。 しかし、会社は1年で経営に行き詰まりました。人事部長は同業他社の大手からの出向だったのですが、自分が採用した人間を50%はクビにしなくてはならないという状況の中で、必死になってグループ企業内に再就職枠を確保してくれました。私にも1件、紹介をいただいたのですが、せっかくの英語力を生かした会社に会社に勤めたいとお断りし、外資系同業他社の日本法人設立に参加することにしました。 それから数年後、気がついたら人事部長は別の会社の人事部長に移っており、私はサービス開発部にいるという立場になりました。私の会社のサービスの一部として、人事部長の会社に部材の購入を発注できることになり、やっと恩返しが出来たと挨拶に行ったときは、いたく喜んでくれたものです。 文系修士の企業への就職が厳しいのは、私の例を見ればおわかりいただけると思います(まあ、私が原理主義的にすぎて、組織を壊してしまうのではないかという懸念を持たれても仕方がない部分もあるのですが)。ただ、外資系への転職の時は、一橋修士総代の肩書きは強烈に効きました。 > (1)文系の院生は理系のそれとは違って、学士の方と対等はおろか例え新卒であっても年をとっているので不利であり、有利にはならない。というのは本当でしょうか? 年齢は2年なら問題になりません。浪人や留年の経験者もいるわけですから。 > (2)上記に係り東大・京大など一流の院以外は蚊帳の外と言った扱いを受ける。と聞きますが、実際はどのような感じなのでしょうか? なお、大学の知名度だけで判断すれば、偏差値は別として全国的に名前は通っていると思われます。 有名大学であっても、おそらく無駄です。私の例でお分かりいただけると思います。ただし、私のようにゴリゴリの原理主義者でなければ、多少はやりやすいかもしれません。 > (3)団塊世代が退職する期間が2009年ごろまでということで、進学をするとこの時期を過ぎてしまい、就職口がなくなるのではないかということについて。ここで内定をとらないとまた氷河期に突入→正社員になれない状態に陥ってしまうことはありうるのでしょうか? ありうると思います。世界経済の先行きが怪しくなってきましたので。 > (4)文系だと研究内容によっては研究者以外の道は閉ざされたも同然、と言うのは本当でしょうか?(博士は現時点では考えていません) 本当です。これについては私は非常に大きな不満があります。文部科学省が修士の枠を増やす一方で、大学での職を増やしていないから、私のような人間が生まれるのです。私が企業就職を決めた理由のひとつに、「どこをとっても、自分より上だ!」という非常に知性の高い先輩がいて、最初にお会いした学部1年生の時から、覚えている限りずっとポスドクだったという理由があります。「あの人ですら、大学に職がないのか。ならば仕方がない。修士論文では、悔いを残さないようがんばって、あとは1民間人になろう」と思いました。 ご参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございました。 就職情報サイトなどを見ると「文系院生積極採用」と言う会社が少なく、それどころか採らないという企業もあり学部卒よりも非常に厳しいように思えて来ました。 これから就職活動をメインに進めていくことにしますが、進学も捨て切れません。もし進学をした場合は研究を一生懸命やろうと思っています。(修士で就職活動する場合は条件が合えば学部卒扱いも覚悟しています)
- cobe
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1) →有利にはならないと思いますが、不利でもないです 2) →業務に関係ない限り意味がないというのはその通りです。 3) →確かに今は究極の売り手市場であることは間違いありませんが、実力のある人なら普通に就職できるでしょう。 4) なのでこれといった研究成果の無い新卒と同じラインで戦うことになるんだと思いますよ。 全体的に、就職活動を肩書きだけで乗り切ろうというふしが見えます。そのスタンスだと仮に学歴が輝かしいものであったとしても、就職活動は難しいですよ。
お礼
回答ありがとうございました。 学部の時にちゃんとした文章を書かず、プレゼンなどもやったこともなく、強力な武器になる資格も無いので、かなり厳しい点はありますが、就職活動も行うことにしました。ただ、いい時期に就職したいと思う気持ちもありますが、進学の夢も捨てきれないので非常に悩みどころです。
お礼
回答ありがとうございました。 知り合いに修士で就職した人がいたのですが、その方は理系でした。やはり文系だと厳しいみたいですね。 今後は就職活動を中心とすることにしましたが、どうしても研究したいと言う点についてあきらめきれません。もし進学した場合は研究以外でも学部生以上の能力を身につけ、違いをアピールして行きたいと思います。