現代における男性の娼夫は、
たいがいはゲイの男相手ですが、
古代においてもそれはいえます。
ローマでは共和制・帝政の両方の時代において
男性の娼夫もいましたが、
地中海世界では男色はポピュラーだったんで
たいがいは両方を相手にしました。
ローマ世界だと剣闘士が有名ですが
彼らもローマの貴婦人に買われて閨房の相手を
つとめることがありました。
観客は好みをスターを買えたわけです。
歴史全般において、女性が男性を買うということが
少ないのは、そもそもお金を持った女性が
少なかったからに他なりません。
繁栄を誇ったころのローマ帝国のように
一族の富で安穏にくらせたローマ人貴婦人のような立場は
世界史的にみると希です。
ローマ人は宗教的束縛もほとんどうけていなかったんで
現在人なみに自由でかっぱつでしたからね。
現代において、ほとんどの国では売春は男女を問わず違法です。
ただ違法だからといってもなくならないのがこの産業です。
一般に、男性の娼夫はゲイ用だといいましたが、
女性用の場合はエスコートクラブとかそっち系ですね。
モデルクラスのイケメンが女性をお金でデートにつれていくというのが
表向きのあれですが、実際はお金をはらって売春を行うのが普通です。
俳優の卵や若手モデルみたいなのがやっているようですね。
これらは金持ちの女性、だいたいは年配の女性向けといいでしょう。
女性は男を援助してつなぎ止めたりして、仕事以外でも会おうとしたり・・と
ま、ドラマであるような展開になるんじゃないかな。しらんけど。
アメリカには普通にそういうところがありますが、
性病全盛の現代でそういうのにまで手を出すのはどうかと思いますが。
基本的には現代ではどこの国にも違法な売春クラブはあるというのが実態ですね。手を出すと犯罪ですが。
売春が合法な国はオランダなどごく一部だけです。