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靖国問題
なんだかバカみたいに思われるかもしれませんが、知らないので質問します。 靖国神社を首相が訪問するとなぜ問題なんでしょう？
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11のものです。 「戦人」を祭っているからではありません。 入門的な問題としてみると、「政教分離」がキーワードです。憲法上政府は宗教施設にお金を出すことはできません(第89条)。そして、死者のために神社に参詣するには、常識的には宗教行為ですから、公費を使って行うべきではないと主張する人々がいるのです。戦後40年くらいは自民党もそう解釈していたわけですが、中曽根首相が「祀ってもらえなかったら国のために死んでくれる人はいない」というような言い方をして公式に参拝しようとして問題になったわけです。逆に言えば、図書館に行って1985年当時の新聞の縮刷版や雑誌を見れば論点や経緯がよくわかると思います。 ついでに書くと、靖国神社ももともとは、戊辰戦争の死者が明治新政府にたたらないように作られた神社だということからもわかるように国の為に死んだ人を祀るというのは、日本の歴史では割と最近始まったことです。 東アジアの国々については、「前の戦争の指導者だったA級戦犯まで祭られている施設に参拝すること」への反発です。言い換えると一般の戦人に関しては言及していません。指導者の罪だけを問うていることは、自分の国に攻めてこられ、住居を焼かれ、食料を奪われた国々にしては冷静ではないかと思います。 ちなみに、東京裁判への反発が強くてあまり指摘されていませんが、戦前の日本政府や軍の高官はとんでもない馬鹿な決定をしていて、そのつけを一般兵士が払っています。軍高官の馬鹿さ加減については 堀 栄三著 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167274027/qid=1032445156/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-1014722-3307531 戸部 良一著 失敗の本質―日本軍組織論的研究http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122018331/qid=1032444858/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-1014722-3307531 が一読に値します。両方とも文庫本です。これらを読むと、自分の無能や面子のために馬鹿な決定をして結果として膨大な人命を失うことになった軍指導部を、東京裁判とは別に、きちんと断罪することが、本来行うべき作業だったと思います。 政府の外交施策の馬鹿さ加減をまとめた本でいい本はしりませんが、参考URLのページを見ると、最近はやりの自由主義史観＝日本は悪くなかった史観の本が当てにならないことがよくわかるという意味で入門にいいかと思います。暇なときにでもどうぞ。 ☆おまけ： 自民党と公明党が連立を組むことが決まった当時いくつか報道されたのですが、神社系の宗教団体などは公明党が自民党と連立を組むことに反対しています、その反発をかわすための靖国公式参拝という側面は（公式に報道されることはないにせよ）否定できないものだと思います。個人的にはそのような党利党略に故人を使うことはいかがかと思いますが…。 ☆もひとつおまけ： 靖国神社は必ずしも「戦人」を祀っているわけでもありません。戦死した人は祀っていますが、戦場で病気になって死んだ人は、本来祀れないけれども特別に祀るという扱いです。
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- 8manjinjin
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問題であると考える主な人々は、信仰的な理由に基づくグループと、左翼的な信念を持った人々のグループに、大まかに分類できます。 両者とも、首相の参拝は政教分離の原則に抵触すると判断しています。 これは、法律を文脈のまま厳守すべきだという、いわば、法律に縛られた考えだと思います。 法律は、生活の便利の為に運用するもので、人間生活を束縛するものではありません。 一国の首相が、自国の伝統的な信仰や慣習に基づいて行動することは全く問題無い事だと思います。 また、信仰的な理由を挙げる人々は、宗教的人格権を侵害されるとも訴えています。 宗教によっては、その原理的な考えとして他の宗教を否定するものもあります。しかし、自分の信仰を拡大解釈してでも、他の宗教の存在を認め、平和が実現することを祈るのことがトレンドとなっています。これができず、力によって他の宗教を圧しようとするのが、イスラム過激派等の暴力集団であり、数多くの宗教戦争であった訳です。 自分が信仰を持つとき、他の信仰を持つ人を認めるという姿勢が、必要ではないでしょうか。 長々と書きましたが、上記の理由から問題なし！と、私は思います
- Singollo
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#11の方に横槍ですが、日蓮正宗は神道ではないので、神社本庁にいい顔をしても、公明党は喜ばないと思います また、神社本庁と遺族会が、数十年にわたって国民に洗脳を仕掛けたというのも荒唐無稽だと思います
- DreaMMaster
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法律的には政教分離に違反するからとだと言えます。 政教分離に違反するかどうかは法律家ではないので私には判断できません。しかし、自民党政府が靖国公式参拝に「違憲の疑いがある」と昭和60年まではしていたということは、忘れてはならないことだと思います。 また、千鳥ヶ淵というややこしいトラブルのない施設があるにもかかわらず、靖国だけに行くことを見ると何らかの下心があるのでは、と推測することは自然なことです。まぁ、国立の施設の千鳥ヶ淵に行くより、神社に行ったほうが神道関係の票や金につながりますね。公明党と連立を組んでいる以上、神社本庁にもいい顔をする必要があるのでしょう。それに、遺族会や戦友会の人たちの票も集まるでしょう。自分たちの家族、あるいは自分たちがやったことが本当は悪かったという認識に耐えられるほど強い人は少なく、あれはデマだ、作り事だと考えたいのは人情ですから。 この視点からすると、なぜ、政教分離の恐れがない千鳥ヶ淵が戦没者追悼の公式施設ではないのか、という疑問が当然出てくるはずです。そして、答えは、神社本庁と遺族会の圧力でその方針がつぶされた、というものです。政教分離の恐れのない施設を作ろうという動きをつぶしておいて、戦争のために無くなられた方の追悼には靖国しかない、とか、前の戦争は悪くなかった、とかいう洗脳を国民にしかけ続けて幾十年たったのが現状なわけです。 さて、別の視点です。「国のために死んだ人は追悼しなければならない、追悼してもらえなければ誰が国のために死ぬだろう」という言い方がよくされますが、危険な言葉です。「靖国に祭ってやるから死んで来い」ということにつながりかねないからです。実際、前の戦争では「君たちは神だ。」と次々特攻隊を送り出しながら、ちょっと危なくなると敵前逃亡してしまった将軍がいました。あるいは、「食料を送れないからあちこちの島の兵隊は飢え死にするほかないが、それでも降伏を認めるわけにいかない。飢え死にしてもらおう。」というのが軍の方針でした。言い換えると、「靖国に入れてやるから」と言って政府高官の都合や面子で殺されてしまった人々がいるという先の戦争の記憶の残っている人々も反対運動をしているわけです。
第二次大戦当時、日本は生き残るために必死だったのです。幕末から今までの歴史書をひもとけばそれがよく分かります。生き残るために国を改革し、強化せねばならなかった。そしてついにアメリカに負けてしまったのです。それまでの過程で国を守るために亡くなった方の多くは靖国神社に祭られることを望んだのです。そして国を守ろうとしてなくなった方はあそこにいらっしゃるのです。だからまったく「問題」ではありません。むしろ、問題にする方が「問題」です。マスコミの「情報」は受け取っても「主張」に耳を貸さないことです。これが現代で正気でいられる唯一の道だと思います。
- SCNK
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なんら問題ありません。これは内政問題で、他国が介入すべき問題ではありません。 日本へ間接侵略を目指す周辺諸国が、日本人を籠絡して、間接侵略の道筋を開こうとする心理戦プロパガンダに他ならないでしょう。これは敵の謀略です。
１、本来勝者しか奉らないところに勝者でない人を奉るのもおかしい。 ２、国家神道の復活への危惧、懸念など。（極めて天皇と結びつきが強い） ３、靖国神社といえども一つの宗教法人。 （余談、石原都知事は確か霊友会の信者。霊友会は戦争当時、軍部に加担。） もっとも私人として参拝するなら、なんら問題ないはずです。公人としては（それも開き直り、何が悪い態度よろしく）問題ありです。 一番よいのは（ちょっと勉強不足で申し訳ないですが）国営か非国営で宗教色のない、薄いところが一番望ましいのではないかと思います。 それは日本人として、お国のために戦い尊い命を亡くされた方への感謝、追善回向の思いはあります。 また東京裁判が果たして正しかったのかどうかもここでは避けます。 当時の日本人の（特に軍部）驕り、慢心（たまたまそれまで戦争に勝ってきたから）哲学なし、宗教に依存し過ぎ・・・などが狂った、間違った戦争を引き起こしたように解釈しています。 昭和天皇も悲運、罪とも思います。まったく責任がないかといえばそうともいえないでしょう。当時の軍部に都合のよいように使われた感じありますが。 今、思えばアメリカのような大国まで相手にすることは、まともに考えたらしないはずです。 日本は神の国（天皇）だといい当時は宗教弾圧が徹底していたし、天皇を神と崇拝しないと治安維持法違反・不敬罪で投獄された時代でした。 同じく戦犯で裁かれた国がどうなっているのか調べてみるのもよいかと思います。 内閣法制局（長官）の見解はどうなのでしょうか？
- north073
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以前に別の方のご質問に、法律上の問題点について答えたことがあります。 ご参考まで。
政教分離に関してですが、すでに何度も裁判されていて、靖国参拝が政権分離に反するという判決がおりたことはないはずです。 まあ、これが問題になりだしたのも朝日新聞が中国とかに煽ったのが始まりです。 話はそれますが、従軍慰安婦も作り話を本としてだしたのがはじまりです。 日本人はどんな犯罪者であっても神とみますよね？（死ぬと星になるといわれるのもそのため） しかし、他の国の人たちはそうは見ないから問題になってるのでしょう。文化の違いですね。 また戦後責任の裁判は、とても公平といえるものではありませんでした。日本は敗戦国ですので、冤罪が多くあるといえます。 名前は忘れましたが、一人の裁判官が全員の無罪を主張しましたがだめでした。 戦争責任は、日本だけでなく戦争に参加したすべての国にあると思うのですが
- ccbcichiro
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太平洋戦争をはじめたＡ級戦犯が神として奉ってある靖国神社に、日本の総理大臣がお参りするのは、戦争を引き起こしたという反省が足りない!と朝日新聞が中国・韓国にわざわざ言ってあげたのがはじまりです．中国・韓国が怒りだしたから、靖国参拝は止めましょう、と日本の政治家も言ってます． この問題が騒がれたのは中曽根総理あたりからです．それまで日本の首相は普通に参拝して、中国や韓国、当然日本国民もそれに対してはなにも問題視していませんでした．中国人・韓国人はそれまで「ヤスクニ」という言葉さえもしらなかったらしいです. 太平洋戦争を日本がはじめるように仕向けたのは米国ルーズベルト大統領です．石油を禁輸してあおりまくりました．なので米国は東京裁判で1000人以上を戦犯で処刑して、戦争をはじめたのを彼らのせいにしました．
- Singollo
- ベストアンサー率28% (834/2935)
靖国神社にA級戦犯も合祀されているため、戦勝国(特に日本に占領されていた国々)から『我々が東京裁判で折角、大悪人のレッテルを貼った人間を神として祀るとは何事か』という反発を招いている点もあると思います
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補足
む、むずかしくてよくわかりませんが、要するに靖国神社は戦人を祭ってある場所で、中国など戦人にえらい目にあわされた国が「そいつらを祭るとは何ごとか」と言っている。 入門的な解釈はこんなところでいいんでしょうか？