インターホンと電話の違いは、外部との通話か、建物内(もしくは敷地内)の通話かです。技術的には、昔の電電公社を経由した通話か、自分たちで作った機器の内部での通話かという違いです。
電話の場合は、旧電電公社の作った基準に合わせる必要がありますが、インターホンはありません。どんなに大量のデータを送ってもインターホンは電話料金なんてかかりませんから、気軽にテレビ電話にできます。インターホンの中で数量的に最も需要が多いのが、住宅のドアホンですから、インターホンといえばドアホンを思い浮かべても当然です。
ボスが受話器を持たずに話しているのは「ハンズフリー」という機能です。ハンズフリーは特別の回路が必要な割には、ハウリングを防ぐために音質が劣化してしまいますので、電話では普及しませんが、ボスの使うインターホンの場合、この劣化した音声を聞くのは、ボスの秘書だけですから、問題ありません。
また、秘書の声が直接聞こえて、ボスがその機器を触らすに答えている場合は「自動応答機能」というのが付いています。一番の高機能です。
次が、秘書の声がするのですが、ボスがしゃべる時には、機械のボタンを押す場合は「音声呼び」という機能がついてます。
一番低機能なのが、呼び出し音がして、ボスが機械のボタンを押してしゃべるタイプです。
このインターホンの機能は、ビジネスホン(内線+外線ってことになる)でも取り入れることが出来ますので、電話のほかに、インターホンの機械を置かずに、1台の電話機で済ますこともできます。電話機にハンズフリーのオプションをつければもちろん、受話器を取らなくていいです。自動応答のオプションをつければ、触らなくて通話できます。
別置きの場合が多いのは、ビルを作る時の設計が、インターホンと電話設備は別項目で積算される場合が多いからです。
お礼
なるほど、内部での通話機能を持ったものの総称という事ですかね。 ドアホンは、あくまでもインターホンの一つでしたか。 いわゆる「ボス」が使っているのにはハンズフリーという名前がついてるんですか。ハウリング防止で音質劣化するというのも興味深いですね。スパイ映画とかでチェックしてみます(自動応答機能とか音声呼びとかも面白いですね。勉強になります) 電話機で併用できるのなら、今では、イメージする、ああいった映画の場面も古臭いんでしょうね。 いや、大変、丁寧に教えていただいてありがとうございました。