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議会が「二院制であるべき必要性」について教えてください。
二つの議会の意見が同じになれば、不要であるし、違えば邪魔である。こうした考え方から、一院制をとる国もあるなかでどうして日本は二院制であるべきなのか知りたいです。 ご存知のかた、いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
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まず、二院制であるべき理由、あるいは一院制であるべき理由というものはありません。一院がいいか二院がいいか、どちらを是とするかという国民の選択次第です。 現憲法で二院制を取っている理由としては、憲法制定時の議論で戦前の貴族院のイメージが尾を引いていたことがあります。つまり、衆議院だけにしたらどうなるか分からない(戦前の大政翼賛会のようになってとんでもない法律を作りかねないという懸念)、歯止め役として良識ある議員によって構成する第二院が必要であるということ。しかし、その理念は良しとしても、議員選挙の方法に工夫が足りなかったため(良識ある議員を選ぶのに適した方法は何かという点の検討を欠いた)、衆参ともに大組織(政党)に根を持たない議員は出てこれなくなった。戦後暫くは、“良識ある議員集団”として文化人を中心とした緑風会という議員組織があったが、そもそも全国一本の選挙区で選出する仕組みだったこともあり、とても良識ある文化人が選挙運動など出来るはずなかった。国民も生活が安定するとともに、「文化」より「カネ・経済」をということになり(知的水準の低下?)、結局緑風会は数回の選挙を重ねるうちに消滅してしまった。 2院制の国では、下院(衆)と上院(参)の議員選挙法、権限をキチッと区別している例が多い(同じという国は思いつかない)。例えば、 英国:下院は日本と大同小異(完全小選挙区制であるが)、上院(貴族院)は女王陛下の(首相の助言のもとに)任命した貴族からなる。 米国:下院は完全小選挙区制、上院は(人口の大小に関係なく)各州2名を選出。 ドイツ:下院は小選挙区・比例代表制を組み合わせた選挙、上院は各州選出議員。
- mat983
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http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20040305/index2.htm 今の衆参では二院にする意味が感じられませんが、 このサイトにわかりやすく書かれています。 参考にして下さい。